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世界が終わるまでは、君が好きだと叫びたい

今日のわたしはどことなくフランシスコ・ザビエルに似ているので鏡を見てショックを受ける。
いろんなことを失敗し続け、許してアーメン言うてたら似てきてしまったのかもしれん、いや、それやったらイエス・キリストに似なおかしない?
宣教師に似るとかある?今こそ許してアーメン。

自分を取り巻く森羅万象に絶望、少しでもなんとか浮上せよ自分、と思い映画館でスラムダンク鑑賞。
スラムダンクのテレビアニメは主題歌の印象しかなく、しっかり見た記憶はないのだが、コミックスは何十回読んだだろう、山王戦なんて試合の流れやセリフ全部覚えてる、今回映画を見てスポーツに興味はない自分でもあの漫画が己の血となり肉となっていることを実感、でも、それなのに、それだからか、最初から最後まで泣きっぱなし。
湘北も山王も、キャラクターたちの命が躍動していて眩しくて眩しくて。
しかし劇場でアホほど泣いていたのはわたしだけのような気がした。
すぐに弟に感動報告、それは君の感受性がゆきすぎてるんちゃうかと言われ、まあそうかも、とは思うが、しかし。しかしながらですよ。
原作に思い入れのある方は是非まだでしたら今すぐいろんなことほっぽりだして、走って見に行ってほしい。
わたしに言われなくても、という気もするが。えらそうに、ほんますんません。でもそれほどまでに。
スラムダンクのセリフを引用して言ってくる奴はうすら寒くて嫌いやなあって思ってるけど今日だけは言わせてよ、大好きです。と。

上映後、肉うどん食す。
うどんくわえながらまた泣いてる状態、もうこれはやっぱり自分の情緒のせいかもしれん、と思いつつも井上雄彦先生と同時代を生きていること誇りに思います、本当にありがとうございます、心めっちゃ蘇生。
近い未来をどうにかとりあえず生きる、そのために目の前のことを着実に、と褌を締めなおす。動くぞ。

鑑賞後興奮冷めやらぬまま、友人と合流してコーヒー。
少しの間だったがじゃんじゃん喋り一瞬のうちに解散。
帰りのバスの中でパンフレット読みながらまた涙。
やっぱどうかしてる。

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