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20031223 全方向赤の点滅信号の危険性

 近所に自動車一台がやっと走れる道幅の十字路がある。住宅密集地の十字路なので左右の見通しが悪い。その十字路の交差点の真上には点滅式の信号が設置してある。普通の三灯式ではなく、一灯しかない信号機$${^{*1}}$$である。

 通常は片方が赤の点滅ならもう片方は黄色の点滅であるが、その近所の信号は両方とも赤の点滅なのである。

 これでは危なっかしくて仕方がない。この交差点に初めて侵入する人は問題ない。どちらも一時停止なので、出会い頭で衝突することはない。しかしこの交差点の信号がどちらも赤の点滅$${^{*2}}$$であると知っている人の中には「相手が一時停止をしてくれる」という期待を持ちながら交差点へ侵入することはないだろうか。

 実際、私は相手が完全に一時停止することを期待しながら、こちらも一時停止するものの、つい先に交差点に侵入してしまう。

 自動車は走ることが目的であるので、優先順位を付けてやらないと、それぞれの思惑で判断してしまいどちらも同時に走り出してしまう危険性がある。常に全方向赤の点滅設定というのは、「『どちらも止まる』のだから安全だろう」という単純な思いこみのような気がしてならない。

*1 「街」発信元尾張名古屋 一灯点滅式交通信号機(岩倉市大山寺)- meieki photo viewer
*2 道路交通法施行令

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