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20000530 ふぐに毒あり

 世の中は 澄むと濁るで大違い 福に得あり ふぐに毒あり

という狂歌$${^{*1}}$$がある。「福」が濁ると「ふぐ」、「得」が濁ると「毒」とうまい具合に出来ている。「とく」は「得」でも「徳」でも意味からするとどちらでもいいであろう。

 ポアソン分布$${^{*2}}$$というのがある。物理学者であり数学者でもあったPoisson$${^{*3}}$$に因んだ名前である。

 poissonというのはフランス語で魚という意味である。だからポアソン分布は「魚の分布」である、という冗談を毎年繰り返している大学の先生がいるかもしれない。実際ここ$${^{*4}}$$ではポアソン分布を使って魚の漁獲量を推定している。

 poissonから「s」を一つ取るとpoison$${^{*5}}$$になる。poisonはフランス語で毒である。「魚」から「s」を取ると「毒」になる。何となく上の狂歌と似ている。

*1 川柳狂歌の部屋
*2 4 ポアソン分布とその応用
*3 Simeon Denis Poisson
*4 大西洋メバチの資源量指数の推定
*5 DIOR official website

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