見出し画像

20050522 純正なごやん

 web上のページを自動的に名古屋弁へ変換するページ$${^{*1}}$$を作った。かなり前から作ってみたいと思っていたのだが、作るのをすっかり忘れていた。作りたいと思っていたのは、まともな名古屋弁の変換器がなかったからである。「ない」を「にゃあ」に換え、語尾に「がや」「ぎゃあ」を付けただけでは名古屋弁にならない。名古屋人が納得できる変換器が欲しいと思っていた。

 数年前にこういった方言変換器$${^{*2}}$$が流行ったらしい。名古屋弁変換器も多く作られて、消えていったようだ。

 変換プログラムを一から作るのは大変そうなので、既存のプログラムを拝借することにした。簡単なプログラムが公開されているところを探したところ、あるにはあったが、既に閉鎖されていた。そういう場合はインターネットアーカイブ$${^{*3}}$$が威力を発揮する。URLさえ分かっていればプログラムを手に入れられる。あった$${^{*4}}$$。

 このプログラムは博多弁の辞書を使っているので、それを名古屋弁の辞書$${^{*5}}$$にすれば名古屋弁変換器になる。早速、名古屋弁の辞書を作ってみた。結構作るのが大変であった。動詞の活用に合わせて語句を揃えておかないと言葉が不自然になる。五段活用、上一段活用、下一段活用、カ変、ラ変に合わせて辞書を作っていったが、数が多すぎるので適当なところで諦めた。名詞は色々ありすぎるので変換させるのは止めた。他の品詞もよく使う名古屋弁を代表するもの$${^{*6}}$$だけにして他は割愛した。

 プログラムを動かしてみると何とか名古屋弁らしく読める。ところどころしか変換されていないので、一見すると何も変わってないようだが、読み進めるとビシッと決まっているところが出てきてなかなか良い。ただ、どういうわけか長い文章のページは全く変換してくれない。雑記草などは単語数が多くて駄目である。プログラムを見直せば解決できるだろうが、内容は800行もあるので断念した。

 変換して面白いのは、日記$${^{*7}}$$や顧客の声$${^{*8}}$$など話し言葉に近い文章である。

 勝手に文章を変換して表示することは著作権に抵触$${^{*9}}$$しないだろうか。web上には自動翻訳サイト$${^{*10}}$$が存在しているので、多分、問題ないだろう。

 それではお楽しみ下さい$${^{*11}}$$。

*1 Google 検索: 名古屋弁 変換
*2 Google 検索: 方言 変換
*3 20041226 インターネットアーカイブ(5)
*4 Tongco2/替え玉一丁
*5 PART1★近頃の名古屋弁辞書
*6 ノンネイティブの名古屋弁講座
*7 小泉内閣メールマガジン
*8 放送大学 > 学生・卒業生の声
*9 20030715 リンクの制限(2)
*10 Yahoo! JAPAN - 社会科学 > 言語学 > 翻訳と通訳 > 自動翻訳サービス
*11 なごや弁純正変換『純正なごやん』

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?