CRM事業・支援会社からWeb制作会社に転職した話
私はフリーランスになるまでに
という経歴を歩んでいますが、今やっているBtoBマーケティングは、2社目のCRMの事業・支援会社での経験がベースになっています。その話は前回書いたので、今回は、なぜそこからWeb制作会社に転職したのかを説明します。
制作進行の修行を積みたかった
CRMの事業・支援会社に在籍していた頃、「企画はできても制作進行ができない」という課題に何度かぶつかりました。
例えば、「リード獲得のためオウンドメディアを作る」という企画を立てたことがあります。ペルソナや対策キーワードの設定などはできたのですが、Web制作やディレクションの知識が無いため、「CMSは何が最適なのか」「実装工数をどのように見積もれば良いのか」「スケジュールをどう引けば良いのか」などが分かりませんでした。そのあたりが曖昧だとエンジニアに対する指示も上手くできないので、結局オウンドメディアが立ち上げに至りませんでした。
実現できない企画は絵に描いた餅なので、企画だけできても意味がありません。このまま企画力だけを上げても厳しいと感じたので、Web制作会社にディレクターとして転職して制作進行の修行を積もうと考えました。
事業会社から制作会社に転職する人は少数派ですが、今考えると、この選択は正しかったと思います。BtoBマーケティングにおいて、LPやサイトやメルマガなどコンテンツ制作は避けて通れませんし、コンテンツ制作をやるからには制作進行が必須になるからです。また、最近始めた採用支援においても、採用サイト構築や社員インタビュー記事の作成などで制作進行が関わってきます。制作進行の基礎体力があってこそ、BtoBマーケティングや採用などの応用が活きるのですね。
クリエイティブ業界に行きたくなった
BtoBマーケティングの話から逸れるので前回書きませんでしたが、実はCRMの事業・支援会社では、新プロダクトのロゴ制作、既存プロダクトのロゴリニューアル、コーポレートサイトのリニューアルなどの仕事もしていました(私の部署が自社マーケティングやWebサイトの管理などをしていたので、その延長でそういう仕事も回ってきたのです)。私が要件定義や他部署とのすりあわせなどをやり、デザイナーに作ってもらうという役割分担です。
そういうクリエイティブやブランディング寄りの仕事をするうちに、だんだんマーケティングよりクリエイティブのほうに興味が行き始め、Web制作会社やブランディング系の会社に転職しようと考えました。あと、入社から3年近くBtoBマーケティングに携わって飽きが来ていたので、違う道に行きたいという思いもあった気がします。
その結果として2018年4月にWeb制作会社に転職し、Webディレクターとして活動しますが、2019年4月にはフリーランスとして独立しました。
(※)Web制作会社に在籍した1年間で、自分にはクリエイティブやブランディングの仕事があっていないと痛感したので、フリーランスになる際にまたBtoBマーケティングに戻りました。
私のフリーランスの仕事については下記の記事をご覧ください。
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