「社長・CEO直下」は採用のアピールポイントになるのか

「社長直下で働ける」「CEO直轄の部署に配属」などと「社長・CEO直下」をアピールポイントにしている求人をたまに見かけますが、これを書いても候補者にはほとんど刺さっていないのではないでしょうか。

社長直下によって候補者が得られるメリットは「トップダウンでスピードが速い」「社長と一緒に仕事できるので視野が広がる」とかが挙げられますが、中には外出や会議続きでチャットのレスが非常に遅い社長もいますし、創業者なだけでリーダーシップやマネジメントスキルには欠ける社長もいます。気まぐれに指示を出すだけで「何を考えているのか分からない」と疎まれる社長もいますね。

結局はピンキリなので、社長直下自体が魅力的なわけではなく、優秀な社長直下で働けるなら魅力的というだけです。社会人経験が長い人、特に経営に近いポジションで仕事をしてきたハイレイヤーな人ならそれは承知の上でしょうから、「社長直下」と聞いて魅力的に感じるのは大学生かジュニアぐらいです。つまり、ビジネス経験の浅い若年層をターゲットにするならアピールポイントになりえますが、経験者や即戦力ターゲットの中途採用では無理でしょう。

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