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先送りゼロの先の先にあるもの【ユタカジン】

こんにちは!
タスクシュート認定トレーナーの"ぞの(@z02n05)"です。

書籍「先送りゼロ」が出版されて、世の中に、ちょっとした先送りゼロブームが起こっていますね。
X(旧Twitter)を見ると、タイムラインで「#先送り0」を見かけない日はありません(← もしかしたら僕だけ?)。

先送りゼロは、タスクシュートを使う上でも、豊かな時間を過ごすためにも、基本中の基本です。
まずは、先送りゼロを目指すことが、自分らしい時間の使い方を実現するためのファーストステップになるでしょう。

しかし一方で、僕自身は、「先送りゼロへのこだわりは必要だけれど、本当に大切なのは、そこじゃない」と考えています。
実際にタスクシュートを使うときは、だいたい毎日、先送りゼロとなっていますが、そんなに先送りゼロを意識しているわけでありません。

言ってることが意味わからんと思われるかもしれません。

なのでこの記事では、僕なりの「先送りゼロ」に対する考えをお話ししていきます。
先送りゼロに疲弊している方、懐疑的な方に、特に読んでもらいたい内容です。
どうぞ、ご覧ください。


この記事は、タスクシュート協会が運営するnoteマガジン「ユタカジン」への寄稿記事です。
「ユタカジン」は、 タスクシュート協会に関わる人が、ありとあらゆる角度からタスクシュートに関連する記事を投稿しています。
「自分らしい時間的豊かさ」にまつわる記事ばかりなので、ぜひフォローをお願いします。


先送りゼロの基本ルールのおさらい

書籍「先送りゼロ」では、先送りゼロの基本ルールとして、この3つをあげています。

1日の初めに今日やることを決める
1日の終わりにその中で先送りした数を数える
1分でも手をつけたら「先送り」とはしない

先送り0(ゼロ)―「今日もできなかった」から抜け出す[1日3分!]最強時間術

たぶん書籍を読まれた方は、この3つに絞って、時間術をスタートしているかと思います。

タスクシュート認定トレーナーである僕としても、これから時間術を始めるにあたって、この3つから始めることは、大賛成です。
いきなりタスクシュートの機能をすべて使い始めるのは、かなり難易度が高いことなので、挫折の原因になってしまうからです。

そして、先送りゼロが習慣になってきた人は、必ずなにか効果を感じていると思います。
ちょっとだけでも立ち止まって、"今の自分"と"今までの自分"を振り返ってみてください。

先送りゼロの先にある効果

僕の場合は、この5つの効果をよく感じます。

  • やりたいことが進む

  • 見通しが立つ

  • 見積もりの精度が上がる

  • 「めんどくさい」がなくなる

  • 自分への信頼度が高まる

もちろん人によって、効果の感じ方は様々なので、このように感じていなくても問題ありません。
しかし、これからも先送りゼロを続けていくに値する効果を見つけられるのではないでしょうか。

先送りゼロ先の先にあるもの

ここからが、この記事の本題です。
先送りゼロにこだわることは、とても効果があるし重要なことだということには、すごく賛成です。
一方で僕は、先送りゼロについて、本音では、このように思っています。

「先送りゼロへのこだわりは必要だけれど、本当に大切なのは、そこじゃない」

何が言いたいのかというと、あなたが望んでいるのは、先送りゼロを達成している状態ではなくて、豊かな時間の使い方だと味わえている感覚なのではないでしょうか。

具体的には、眠るまであと1時間の予定なのに、30ものルーチンタスクが残っているとしましょう。
1分着手を駆使したら、すべてのタスクに着手できて、先送りゼロが達成できそうです。
そんなとき、大尊敬している人から連絡があって、「いまからお話できませんか?」という素晴らしいお誘いが来た場合を想像してみてください。

こういう場合に、先送りゼロを取るのか、超魅力的な割り込みタスクの、どちらを選択しますか?

もちろん超魅力的な割り込みタスクですよね。

やや極端な事例ですが、僕が言いたいことは、こういうことです。

先送りゼロにこだわることは大事ですが、「いま自分が何をやりたいのか」こそが、最大に優先されるべきことだと思うのです。

いまを優先しても先送りゼロは達成される

突然割り込まれたタスクを優先していたら、先送りゼロは、達成できないように思われるかもしれません。

しかし僕の場合は、ほぼ毎日、先送りゼロが達成されています。
なぜかというと、超魅力的な割り込みタスクなんてものは、ほとんど発生していないからです。
過去の記録に基づいてブラッシュアップし続けてきたルーチン以上に魅力を感じるものには、そう簡単に出会うことができません。

だから僕の感覚的には、先送りゼロにこだわっているわけではないけど、結果的に先送りゼロが達成されているのです。

この感覚は、先送りゼロが習慣になって、さらに定着していった先に、出会えるようなものな気がしています。

この記事で言いたかったことは、先送りゼロにこだわることは大切だけれども、本当に大切なのは、豊かな時間の使い方だと味わえている感覚だということです。

先送りゼロというのは、豊かな時間の使い方を見つけるゲームというくらい、気軽に取り組むのがちょうどいいと思います。

先送りという敵をやっつけることができたら最高だけど、もし先送りしてしまったらリベンジしたらいいだけです。

これを繰り返すことで、"豊かな時間"という宝物を見つけられると冒険は、さらに盛り上がってくるはずです。


この記事は、タスクシュート協会が運営するnoteマガジン「ユタカジン」への寄稿記事です。
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