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ナガノシティから一番近いポケモンセンターへ冒険してきた話

うっかり、小学校の平日休みがあるのを忘れていた。年間行事表に「計画休業」と書かれてはいたものの、ふつうに学校があるのものだと思い込んでいた。

土日はどこも混んでいて、わざわざ人の多いところへ行くのも嫌になるもの。だけど、平日にちょっと特別なところへ行くのは好きだ。平日の休みというだけでなんだか特別感があるので、気持ちも「少し遠出してもいいかな」という方向に向いていく。

つまり、せっかくの平日休みを生かさない手はない。

というわけで、突発的に「あ、東京行こう」と思った。

東京に行こうと思った理由は、タイトルにもある通り、ポケモンセンターへ行きたかったから。子どもたちがポケモンセンターへ行きたがっていたから。

ポケモンセンターは、簡単にいうとポケモンの関連商品を販売する専門店のこと。ゲームの世界のように、ポケモンを回復してくれるところではない。でも、ポケモン好きの人間の心は回復してくれるので、ポケモンセンターとしてはある意味で正しい。

ゲームのポケセンはポケモンを回復してくれるけど、現実世界でのポケセンはトレーナーの心を満たし、回復してくれる。

だがしかし、残念なことに、長野にはポケモンセンターがない

長野のトレーナーが癒し、癒されるためには少しばかり足を伸ばしてポケセンに向かう必要がある。なんでよ、ゲームの世界みたいに各地に作ってくれよポケセンを。ナガノシティにいつかポケセンができることを願うばかりである。切実に。

そんなわけで、長野から一番近いポケモンセンターに行ってきました。

長野を起点に考えると、東京のポケモンセンターに行くのが手っ取り早い。ただ、東京にはポケモンセンターがいくつかある。

ポケモンセンターメガトウキョー (池袋)
ポケモンセンタースカイツリータウン (東京スカイツリー)
ポケモンセンタートウキョーDX (日本橋)

さすがは東京だ。そのひとつでもナガノシティに分けてくれよと思う。

今回は、日本橋にあるポケモンセンタートウキョーDXを目指す。長野駅から東京駅まで新幹線で1時間30分ほど。東京駅からは徒歩で10分もあればつくので、実質ナガノシティから一番近いポケモンセンターといえよう。

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思い立ってすぐに、新幹線のチケットを取った。えきねっと予約なら窓口に並ぶ必要もない。ありがとう、えきねっと。みどりの窓口は海外の方々で混んでいたから助かったよえきねっと。

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久しぶりの新幹線に大はしゃぎの子どもたち。行き先は告げずに旅立ったので、駅でチケットを渡した時に「と…とと、東京に行くの!?」と驚くリアクションが最高だった。母のサプライズ攻撃!子どもに効果はばつぐんだ。

1時間30分なんてあっという間。少し前に、長野から大阪まで新幹線→サンダーバードルートを体験しているので、本当にあっという間に感じた。空飛ぶタクシーもびっくりだね。

東京駅に着いたら、まずは八重洲北口を目指す。間違っても丸の内口を目指してはいけない。そんなことをしたら、ダンデのように目的地にたどり着けず迷い続ける羽目になる。さながら、ワイルドエリアから抜け出せない感覚を体験できてしまうから要注意だ。

八重洲北口を出たら、あとは日本橋の高島屋を目指すだけ。とはいえ、高島屋もいくつかあるので注意したいところだ。目指すのは、高島屋S.C.東館だ。「S.C.」が大事ですよ、ここテストに出ます。

公式サイトには徒歩5分となっているが、子どもと歩くと10分近くかかったような気もする。日本橋で働くサラリーマンやOLに混じって高島屋を目指すのは、なんだか緊張感があった。目があったらバトルが始まりそうな気がする。

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高島屋S.C.東館につくと、なんとポケモンセンター直結のエレベーターがあった。めちゃくちゃトレーナーに優しい仕様。途中でバトルがはじまるローズタワーとは大違いだ。

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しかもエレベーターのまわりには、ポケモンの壁がずらり。完全なるフォトスポット。まずはここで一枚、記念に撮影したいところ。壁だけを撮影したいトレーナーもいるので、譲り合いの精神でサクッと撮影を済ませた。

エレベーターに乗ればすぐに5階、ポケモンセンタートウキョーDXへ到着!

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扉が開いた瞬間から、もうそこはポケモンセンターの世界観。懐かしのポケモンBGMが流れ、ロビーにはピカチュウ・カビゴン・ミュウがいて、もうこの時点でテンションはダイマックス!

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よく見ると、壁一面にポケモンのシルエットが並んでいる。シルエットあてクイズをするのも楽しそうだ。ラララ言えるかな、きみは言えるかな。ラララ言えるかな。ポケモンの名前〜!

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ゲームの名シーンがデコレーションされた壁も熱い。初期トレーナーの心を完全に掴みにかかっている。効果はばつぐんだ!トレーナーは感動して動けない!!当時のドット絵がなんだか懐かしく感じる。

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ポケモンセンターはそれぞれ特色が違うなと感じているのだけど、ポケモンセンタートウキョーDXは白を基調としていて見やすい印象を受けた。

ぬいぐるみが整然と並んでいる姿など、あまりにもキレイで芸術品が並んでいるのかと思った。ディスプレイの配色にもこだわりを感じる。

平日の午前中に行ったこともあり、広い店内をゆっくり見て回ることができた。あとからどんどんお客さんが増えてきたけど、みんな自分の相棒を探すのに夢中で、目がキラキラしているのでなんだか幸せな空間だ。

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海外の方がモンスターボールを大量に買い込んでいたのは笑ってしまった。こちらのモンスターボールは、ランダムでポケモンが入っているというもの。数打てば当たる戦法ですね、わかります。

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私たちのところには、ゲンガー・ヒノアラシ・ロコンが来てくれました。モンスターボールにコロンっと入っている姿が可愛すぎてたまらないね。

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レジまでの道のりも、ポケモンセンターらしさを感じて楽しかった。こんな看板があったらニコニコしながら待ってしまう。失うゴールドのことなんて気にせずに、ただその場を楽しんでしまう。

ポケモンセンタートウキョーDXに行ったら、ぜひ体験してもらいたいのがこちらのデジタルポケモン図鑑。

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ガラスに映しだされた画面を指で操作すると、それぞれポケモンのデータが見れるというもの。ロトムもびっくりなハイテクさ。これはハマる。大人も子どもも、関係なくハマる。

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ちなみに、ポケモンセンタートウキョーDXにはポケモンカフェも常設されている。ただ、こちらは要予約なので注意。事前に予約してから行くようにしよう。ジムバトルのように、突然ジムに押しかけてバトルできるわけではない。

今回は行かなかったものの、機会があればポケモンカフェにも行きたいところだ。ポケモンにちなんだメニューが食べれるとのことなので、もったいなくて食べられない!となりそうではあるけども。

実は、大阪でもポケモンセンターオーサカDXに行ったのだけど、その時はちょうど土日ということもあって、店内はリザードン級に混んでいてとてもじゃないけどゆっくり見ることはできなかった。

なので、今回こうしてゆっくり見て回れてよかったなと思う。平日のポケモンセンター、特に午前中は狙い目です。

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おかげで、それぞれ好きな相棒を選んで帰ることができた。思いがけず揃った、ガラル御三家たち。

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日本橋タカシマヤ本館8階からの連絡通路にも、ポケモン壁があった。一面ポケモンなので、ダイナミック!

もう心ゆくまでポケモンの世界観を楽しんでもらおうという、心意気を感じるつくりだった。ただの壁ですら、テンションを上げる材料にしかならない。もはや物陰から野生のポケモンが出てきても不思議ではない。

ポケモンセンターで多幸感に包まれたあとは、お昼を食べてから東京駅周辺をぶらり。一番の目的を果たしたので、あとはもう帰りの新幹線まで時間を潰すだけ。

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東京駅の丸の内口へ行って駅舎を見学。一気に観光っぽい雰囲気。

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オリンピックまであと何日というモニュメントができていて、撮影スポットになっていた。タイミング悪く、日付が点滅しているときに撮ってしまうあたり神がかっている。

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東京駅一番街のキャラクターストリートには、プリキュアストアやポケモンストアなどキャラクター関連のお店が立ち並んでいるのでおすすめ。時間つぶしにぴったり。ポケモンセンターにはなくて、ポケモンストアにはある商品もあった。逆もまた然りなんだろう。見比べてみるのも面白そうだ。

帰りの新幹線はあさまに乗って帰宅。かがやきよりも停車駅が多いので、駅名大好きな長男はうれしそうにしていた。

そんなこんなで、ナガノシティからトウキョウタウンへの旅はおしまい。新幹線を使えば、日帰りでふらっと東京に行けてしまうんだなというのが実感できた日だった。この身軽さを、今年は発揮していけたらいいなと思う。

今度は、ポケモンセンタースカイツリータウンに行きたいそう。それまでに、私の推しポケモンであるヌメラとマホイップのグッズが増えることを願っている。

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