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メキシコペソ 11月2週目 地滑り的ドル安がペソ円直撃
メキシコ中銀利上げ
大方の予想通り11日メキシコ中銀は、1人だけ0.50を主張したものの、緩和の兆しは見えているが物価バランスは上方に偏っているとの理由で順当に0.75ポイント利上げ、政策金利10.0%となりました。
10日のインフレデータでは前回8.70%から8.41%へ低下、コアインフレ率は8.28%から8.42%へと上昇と予想外によく、インフレ沈静化を期待させるものでした。農畜産物が15.
メキシコペソ 11月1週目 ペソは強し、円は不安定
FOMC
今回のFOMCでは予想通りの0.75ポイント利上げでした。利上げペース低下の願望から、金融引き締め緩和、景気回復の願望からドル売りが進み、その後乱高下となりました。ドル円に関しては、金利差があってもドル売り円買いが恒久的に起こるのは貿易黒字ぐらいしか思い浮かびません。介入や資産売却は一時的にドル安円高を誘発するだけ、昔みたいな巨額の対米貿易黒字もないので政治的に円高を強要される可能性も
メキシコペソ 10月2週目 インフレ対策は何より優先
インフレ抑制のための民間との協定
インフレ抑制協定合意により、基本バスケットが8%引き下げ(メキシコ大統領府)
AMLOは、民間15社とインフレと飢饉に対する協定の調印を主導しました。合意内容は下記の3つです。
・2023年2月28日まで基本バスケットの24品目の価格を8%引き下げ
・2023年にインフレを加味して最低賃金の引き上げ
・地方農業生産者への支援
具体的には、基本24品目はトルテ
メキシコペソ 10月1週目 ポンド暴落ヨーロッパの危機は波及?
利上げ
予想通りメキシコ中銀は3回連続満場一致で政策金利を0.75ポイント上げの9.25%に引き上げました。そしてメキシコ中銀はインフレ予測を2022年末を8.1%から8.6%へ、2023年末を3.2%から4%へと引き上げました。
頑固なインフレ、需要のゆがみ、サプライチェーンの中断、原材料の高騰からフィッチのアナリストは 年末政策金利は10%になると強調しました。また、別の専門家は、次回FRB
メキシコペソ 9月4週目 初めて見た日銀砲
日銀為替介入
22日15時からの黒田会見、チャートを眺め、ちょっとだけスキャしながら見ていました。会見そのものは、「何もしない」ことで平常運転で終わりましたが、その後の17時頃から伝説の良いものを見ました。
17時21分のニュース: 神田財務官 「為替介入を行った」
まさか!でした。なにげにメディアに流されて円ロングしていた人たちは、これにビビって当面手出しできなくなったかもしれません。
メキシコペソ 9月3週目 ドル円一瞬で3円
ブリンケン国務長官訪墨
今週、ブリンケン国務長官が訪墨し、半導体生産(のアメリカ投資)と電気自動車充電設備の推進を促しました。
内容的には、電気自動車充電設備(impulsar la electromovilidad)の普及は全然理解できるのですが、半導体生産はどこを探しても抽象的で、メキシコがアメリカへ投資するのか?アメリカ企業が半導体工場をメキシコに建設するのを支援するのか?不明です。
また
メキシコペソ 9月2週目 ペソ円8円超えって煽りすぎ!
経済パッケージ2023
メキシコ財務省と産業会議所連合(Concamin) は次年度の産業政策である経済パッケージ2023(Paquete Económico 2023)を発表しました。
要点は以下の3点です。
・GDPに占める負債割合が安定的持続可能なレベルにとどまること
・開発促進目的のインフラ投資がGDPの3.6%
・インフレ調整はあっても増税はなし
FX的に重要な点は以下の点だと思いま
メキシコペソ 9月1週目 ペソ円7円超え
ペソ円7円超え
7月末にペソ円が6.5を割れたばかりなのに、140円を超える円安と20.00割れのドル安ペソ高のおかげでペソ円が7円超えしてしまいました。
コロナ禍の2020年2月頃から急落して含み損を拡大していく中で、「もう底だろう」とか、「死なば諸共」と思いながらナンピンした昔が懐かしいです。この頃のポジションも大分整理して、今平均5.1まで上がってしまったのですが、ガチホしていたらとちょ
メキシコペソ 8月4週目 ジャクソンホール発言にサプライズなしも相場はサプライズ
予想通りの中銀年次総会
中銀年次総会のパウエル発言をテレビでみながらチャートチェックしていました。インフレ退治優先はバイデン大統領も繰り返しいっていることで、「物価の安定を取り戻さないことは、もっと大きな問題をもたらすだろう」というパウエル発言は至極もっともで利上げ継続は、「既定路線」市場は織り込み済みの「ぶれない」か「やや円安」と予想していました。
個人的には図の上がったところで急激に下がっ
メキシコペソ 8月3週目 ドルは不安定すぎ
ドル高
メキシコ視点では 、FRB が 40年間で最高水準にあるインフレを抑制するために金利を引き上げ続ける懸念からドル高を招いていると報道していますが、イギリスのインフレ率が10%越え、ユーロ圏のインフレ率は過去最高の8.9%となりこのまま欧州も良くない状況なら、劇的にインフレが解消していない限り次回FOMCで0.75ポイントの利上げの確率は高く、それにつられてメキシコ中銀も0.75ポイント利
メキシコペソ 8月2週目 とばっちりの後は急上昇
利上げ不感症
正直もう政策金利利上げには不感症になってきました。
7月の年間インフレ率は8.15%で前月7.99%からみてもインフレは継続中、インフレ圧力は予想より強く、上方バイアスがあるので、メキシコ中銀は全会一致で政策金利を0.75引き上げの8.5%になりました。
金融機関や格付け会社は、
・インフレが緩和すれば次回0.75ポイント引き上げで年末9.25%
・今のまま継続だと年末9.50%
メキシコペソ 8月1週目 台湾緊張、ペソはとばっちり
T-MECの自動車部品現地生産
AMLO訪米後ですが、エネルギー問題でアメリカはメキシコ内の自国企業の権益が侵されT-MEC違反と改善を求めているのですが、AMLOは自国のエネルギー主権と完全平行線。拗れていることを悲観的に捉えている人もいますが、私はこれでアメリカとメキシコに亀裂が走ることはないと思っています。
ただし自動車部品の問題は別で、メキシコとカナダは、必須自動車部品が域内生産の75%
メキシコペソ 7月4週目 急激な円高、米小売売上高はよかったはずなのに
安定の日銀政策と逆方法の円高
21日の日銀黒田会見を見ていました。インフレ率が2%強なのでゼロ金利継続、「金利を上げるだけで円安が止まるとは考えられない」との発言も理解できるのですが、結果として金融緩和、円安継続の方向は変わらないと思いました。
ECBも0.5ポイントの利上げと予想通りだったのですが、メキシコ視点ではヨーロッパの景気後退を強調したリスク回避のドル買い、日本視点ではリスク避難の円買
メキシコペソ 7月3週目 メキシコペソは何と連動?
AMLO訪米
USWというアメリカ、カナダ、カリブ海諸国、120万人の組合員を持つ労働団体が、10対1のアメリカとメキシコの賃金格差是正を訴えています。どういう基準・統計(特に不法労働者ありなし)で出しているのか疑問ですが、格差がこんなにひどいのは意外でした。AMLOも是正したいとは思っていても、単純な問題でないことを理解しているようです。
ホワイトハウスのAMLOとバイデン大統領の発言録ですが