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久しぶり神戸

最近、可処分時間が足りないことが悩み(睡眠時間を削っても時間が足りない日々が続いている)だが、久しぶりに神戸を散策する時間を作り、三宮から神戸駅まで歩いてみた。地元の町内会や地域の祭り、小学校の様子も見て回った。一言で言えば、泣きそうになった。5年前に比べて、明らかに街は衰退。かつて行き付けだったお店が潰れ、解体もされずにそのまま駐車場に。(とはいえ、やっぱ関西弁は安心するし、意味不明な店とかも乱立してるし良い所は健在)

ただ、何より感じたのが、「中途半端な地方創生」の試み。衰退した街なので家賃が安いんやろか。最先端を意識したようなデザインのお店が構えられているけど、お世辞にも流行っているとは言えない。地方創生はこうした表面的なことではなく、地域住民の本当のニーズにも寄り添うものでなければならない。実際、地元の人から聞いた話にはため息がでた(色んな意味で)。ありがたいことで家賃が安くするから。と、2店舗目を出すように誘われましたが、上記の理由で乗り気になれませんでした。地方創生は簡単に語れる話題ではない。

この2か月で、見る・見ている景色が変わった。従来は、カフェの経営者として世界を見ていた。経営には、一定の答えがあり、売上が経費を上回れば良いだけ。そのために、集客などの単純な方程式を解いてきた。でも、今は世の中に存在しない新しい仕組みや価値を生み出したく、Web3.0を前提とした活動をしはじめた。そして、そうした新しい仕組みこそが本当の地方創生につながり、面白い取り組みになると信じている。ただし、これは地域に根ざした人間でなければ理解できません。旅行などでは地域の本当の空気は感じられない。地域のお祭りの設営を手伝うなど、地元に深く関わらなければ理解はできないし、話してくれないのが現状だろう。

Web3.0の取り組みを推進するには、30代以上の影響力のある人々の協力が不可欠。一人でできることには限りがある。最近気づいたのですが、いわゆるZ世代と30代以上の人々では、ビジネスの感覚がかけ離れている。働き方改革やパワーハラスメントへの捉え方など、Z世代は良い子ばかりで「何を守っているのか」と思われているようだ。僕は昭和世代の発想に近いのかもしれないが、少なくとも、目的を達成するために必要があればきれいじゃない手段も辞さない世代なのだ。

SNSだけでは自身の世界観を人に伝えることはできない。自ら会合に参加し、対面でチャンスをうかがい、人々に直接伝えていく必要があります。そして興味を持った人がSNSをチェックし、さらにランチや飲み会で詳しく話を聞くことで、世界観が広がっていく。「SNSだけで新規開拓なんてアホか」と言われましたが、確かにそうだと思った。サービスが認知されており、適正価格でない限り、有象無象にあるサービスからヒットすることはない。結局は新規で飛び込みをして、積極的なアプローチが不可欠。こうしたきれじゃない手段を排除せず、あらゆる手段を講じられるかどうかが、普通のZ世代を超えるための唯一の方法だと思う。最初は呼ばれるわけでもなく、勝手に会合に参加していたことから始まった。そうした状況から徐々に認められてきた感覚を大切にし、Web3.0の構想実現に向けてうごく。

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