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パワポの設計にホスピタリティを

どうも、最近BXデザイナーになりました

Sansanでブランドエクスペリエンスデザイナー(以下BXデザイナー)を生業にしております。”ゆずる”です。グラフィックデザイナーとして入社した私はひょんなことからUI・UXデザイナーへぷちキャリアチェンジし、その後約5年間UI・UXデザイナーとして修行。そして2022年の今年6月より弊社BX部に異動しました。

今回は弊社のブランディングを司る部署で学びになった話を共有したく、ペンをとらせていただきました(古い)パワポ上級者の方には釈迦に説法的内容やもですが、敬遠していたパワポに触れ「パワポ」の奥深さを感じはじめた私の脳内整理にどうぞお付き合いください。


まとめ

先に結論から共有したいのですが、「UI・UXと同様のアプローチで、パワポを利用する人の状況に寄り添い、リサーチし、気配りを持ってパワポの設計に望むべし」が今回のまとめです。具体的なポイントは以下に短くまとめていきます。(2分で読了できます)

1.「パワーポイント」との馴れ初め

弊社BXデザイナーのザックリ業務内容は下記です。

印刷物・Web・イベント・ノベルティ・広告…etc

コーポレートにまつわる多種多様なタッチポイントのデザイン・ディレクション・体験設計が我々の業務なわけですが、これら業務の中で割と登場するのがパワーポイント。営業資料用、スポンサーセールス用、イベント登壇者用…etc.非デザイナーの方々に資料を展開するにはとにかくパ・ワ・ポ!がスタンダードなのです。

これまでデザイナー同士やエンジニア、PdMとの関わりが多かった私は、資料のほとんどはFigmaで完結させておりパワポに関してはほぼ素人。美しく分かりやすいデザインに整えるだけではない「素晴らしきパワポの世界」に足を踏み入れるのでした。

#学びポイント

##用途に気を配る
-営業がプレゼン時に利用するのか、イベント時のスライド用のパワポなのか、実際にパワポのデータが利用される行先を明確にすること。

-プレゼンで印刷して利用するのであれば印刷に耐えうるデータにする必要があるし、イベント時のスライドとしての利用であれば、オフライン開催かオンライン開催なのかも重要な情報になってくる。シチュエーションに応じたデータ作りが必要なのだ。

###オフライン時の注意
-会場で利用するプロジェクターのスペックをはじめに確認できるのがベストではあるが、スクリーンに投影することを考慮して極端に薄い色は利用しない方がいいし、グラデーションなどは想定していたカラーを表現できない可能性もあるので注意が必要だ。

###オンライン時の注意
-ネット環境は人によってまちまちだ。ページ送りの際、既存のアニメーションを利用すると動作がカクカク遅れて表示されてしまうリスクを頭に置いておきたい。いい感じのアニメーションを多用して印象的なスライドにしたくなるが、特に社内に閉じた資料作成時には一度我に帰り、本当に必要なアニメーションなのか一考しよう。

##自分以外の誰かを思いやろう
-パワポを使い慣れてない人にデータを連携する際は、「レイアウト」に格納されてあるフォーマットのパターンは外に出してページ内で閲覧できるようにしてあげよう。自分も最初はどこにフォーマットがあるのかわからず、すぐにググった!

-内容を流用するために他のパワポから資料をコピペするシーンはよくある。「テーマカラー」を適用している自社ロゴやオブジェクトなどを、別のパワポにコピペする場合、ペーストする方のパワポに設定してある「テーマカラー」が効いてしまい予期せぬ色の変更が発生することがある。自社ロゴに限らず変更されたら困るオブジェクトはテーマカラーを使うのではなく、色を直接指定してあげるか画像を利用するようにしよう。

-データは軽いことに越したことはない。激重画像はリサイズしよう。

〆.

今回は部署異動直後の個人的な学びをシェアさせていただきました。パワポに限らず、職場、飲み会、人間関係、家族、SNS、どこの環境切り取っても大事になってくる万国共通の武器の名は「ホスピタリティ」。
思いやることを全全全開にして精進していきたいものですね。(意識しないとスッカリ忘れるのですが)次回も学び・驚き・しくじりをメインにお届けできればと思っております。
さよなら・さよなら・さよなら


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