【育児】【9ヶ月】自分の食についての渇望。
育児を大事にするために、
色々と諦めた事があります。
ひとつが、
好きな食器でゆっくりとごはんを食べること。
そりゃあ、そうですよね。
諦めざるをえません。
短時間なら、
ひとり遊びをしてくれるようになった
9ヶ月。
ようやく、椅子に座って、
カトラリーをきちんと使って
咀嚼して食事をとれるようになっただけでも
だいぶ気持ちが楽になりました。
ここに至るまでは、
自分の食事は、
「栄養強制摂取」
だなと思います。
隙間を見計らって
冷凍ストックしておいてたオニギリを
すばやくモグモグするとか、
赤ちゃんの離乳食と家族の夕飯を台所で支度しながらの夕方、
お風呂〜寝かしつけの儀式に向けて
ガソリンを補給するように
食パンを1枚口に押し込んで、
構ってと足元に寄ってくる赤ちゃんを適度にかわしながら
モゴモゴとお茶を口に含んで
まともに咀嚼しないで胃袋におくる。
消化の負担は放っておいて、
エネルギー源を体内に入れておかないと
寝かしつけまで体力がもたないし、
夜間の授乳だって、母乳生成されないんじゃ?と思って
摂取してました。
家族もこの状況を
少しずつ体感で理解し始めてくれたこともあって
育児への協力体制がやや強化され、
台所調理の時間も少しとれるようになりました。
最近は食卓のメニューも
出産前の品数に戻ってきてます。
だって、やっぱり
一汁三菜を心がけたいし、
食べたい。
先日、
陶芸サークルの懇親会に出席させてもらい、
休会中だけども、仲良くさせていただいている
優しい先輩方と宴会ごはんを食べてきました。
1ヶ月前に夫へ打診しておいたので
赤ちゃんを預けて、本当にゆっくりと
自分のペースでごはんを食べられる幸せ。
先輩方は、私の母と同年代。
魅力的な陶芸作品も作るし、
食べる事が好きで、家庭的なあたたかさいっぱいの皆さん。
刺し盛りモグモグ。
小鉢のあれこれモグモグ。
キリンビールに日本酒、時々コーラをさしこんで。
夜間授乳まで6時間以上あける計算で
お酒も何種かいただきました。
食べてるものに合わせて選べるお酒。
沁みる…。
「はい、これも食べる?」
と、母のように色々取り分けしてくださる先輩方に
思い切り甘えさせていただき、
ひたすらモグモグしてました、今思えば。
我が家は台所で調理するのは
ほぼ私だけ。
これ食べる?これも美味しいよ?
と私の事を気にかけてよそってくれるような状況は難しく、
私が作ったメニューの食べ方説明をアレコレと
父や夫に早口で言いながら
次の一品をコンロで仕上げていたり、基本バタバタ。
視点を変えると
私の母はこれを
何十年とニコニコしながら
やってくれていたわけです。
思い出しちゃうと、
顔を見てお礼を言いたいなぁ。
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