美術展感想など

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最近の記事

「大坪美穂 黒いミルク―北極光・この世界の不屈の詩―」感想

生きる色と死ぬ色、という作品たちだった。 戦争を感じたことのない世代に見に行ってほしい。 展示会情報 生きる色と死ぬ色 明るい色(生きる色)と暗い色(死ぬ色)の対比が美しくて禍々しくて、画家自身の葛藤が心に流れ込んできた。 自分が色の対比にはじめに注目した作品が「家族の肖像 a、b、c、d」。 子供の、成長して着られなくなった服が版画に使用されていた。真っ白のキャンバスに真っ黒の子供服の刷り写し?と、ところどころに淡い橙の絵の具が落とされていた。 着なくなった服=死

    • きらのの日常🌿さんの「素敵な骨董箱」マガジンに私の「「サルバドール・ダリ ― エンドレス・エニグマ 永遠の謎 ― 」感想」を載せていただきました〜 ありがとうございます🌸 記事はコチラ↓ https://note.com/yuzunoniwa/n/n10426941456f

      • 工藤あかりさんの「#仕事・人生」マガジンに「中原淳一展」感想を載せていただきました🌸ありがとうございます〜 ↓記事はコチラ https://note.com/yuzunoniwa/n/nb4e634500e8b

        • 「いつまで頑張らないといけないのか」について

          「ねえ、いつまで頑張らないといけないのかな」 あの日、19歳の女の子から受けた相談。 あのときは何も出てこなくて、頭を撫でてあげることしかできなかったけれど 今なら少しはうまく答えられるだろうか。 そう思っているうちは生きていくのが辛いだけ 同じようなことを考えていた時期があった。 周りから認められよう 周りより上を目指そうと頑張って 段々何のために生きているのか分からなくなって でも降りることも出来ずにしんどくなって疲弊していって いつまで頑張らないといけ

        「大坪美穂 黒いミルク―北極光・この世界の不屈の詩―」感想

        • きらのの日常🌿さんの「素敵な骨董箱」マガジンに私の「「サルバドール・ダリ ― エンドレス・エニグマ 永遠の謎 ― 」感想」を載せていただきました〜 ありがとうございます🌸 記事はコチラ↓ https://note.com/yuzunoniwa/n/n10426941456f

        • 工藤あかりさんの「#仕事・人生」マガジンに「中原淳一展」感想を載せていただきました🌸ありがとうございます〜 ↓記事はコチラ https://note.com/yuzunoniwa/n/nb4e634500e8b

        • 「いつまで頑張らないといけないのか」について

          悲しくなったらやること

          たぶん、感受性が高いほう。 後輩からお土産をもらっただけでこの世で一番幸せなんじゃないかというくらい嬉しくなるし、 いろんな都合で友達との予定を遅らせないといけなくなったときは、 申し訳なさでこの世の終わりと思うくらい落ち込んでしまう。 自分と27年も付き合ってきているはずなのに 未だ感情のアップダウンを制御することは難しい。 なるべく早く平常運転へしかし、 いち仕事人としていつまでも自分の感情に振り回されっぱなしではいられない。 反応は制御できなくとも、反応した

          悲しくなったらやること

          🌸note公式マガジンに掲載されました🌸 「印象派 モネからアメリカへ ウスター美術館所蔵」感想

          またまた、 私の note「印象派 モネからアメリカへ ウスター美術館所蔵」感想が、 note公式マガジン《美術展 記事まとめ》に掲載された! 色んな人に見てもらえてうれしい🌸☺️ 良かったら覗いてみてください🌸

          🌸note公式マガジンに掲載されました🌸 「印象派 モネからアメリカへ ウスター美術館所蔵」感想

          🌸note公式マガジンに掲載されました🌸 「中原淳一展」感想

          私の note「中原淳一展」感想が、 note公式マガジン《美術展 記事まとめ》に掲載された! 色んな人に見てもらえてうれしい🌸☺️ 良かったら覗いてみてください🌸

          🌸note公式マガジンに掲載されました🌸 「中原淳一展」感想

          「サルバドール・ダリ ― エンドレス・エニグマ 永遠の謎 ― 」感想

          つい先日、スペインで公務員をしている先輩が帰国してきた。 ちょうど角川武蔵野ミュージアムでダリの美術展がやっていて、 (ダリはスペイン出身だから)本場を知っている先輩と行けば面白い感想が聞けるんじゃないかなと思って一緒に行ってきた。 第1会場:ダリを感じる「体感型デジタルアート劇場」と「言葉の回廊」ダリの作品たちがデジタルアートとして体験できる空間。全部で12幕あった。 会場一面がダリの世界感で、 来場者は歩いたり壁際の階段に座ったり床に置いてあるクッションに寝転んだり

          「サルバドール・ダリ ― エンドレス・エニグマ 永遠の謎 ― 」感想

          「キース・ヘリング展 アートをストリートへ」感想

          先日ネットサーファインをしていたら見つけたキース・へリング展。 友達と行ってきた。 まだ一人では美術館へ行けないような小さな子どもたちにもぜひ見に行ってほしいと思った。 ごあいさつ キースヘリングのアートはTシャツの柄などでなんとなく見覚えがあったけれど、 誰が書いているのか、なんで有名なのか、どんな想いを込めて描いているのかはこれまで知らなかった。 明るく楽しいイメージがあったので社会に潜む不平等やHIVがテーマだったことに驚いた。 1.公共のアート 地下鉄の広告

          「キース・ヘリング展 アートをストリートへ」感想

          学芸大学「THE DAFFODILS flowershop」

          プレゼントで素敵な花束を渡したくて 東横線沿いで 少しアンティークで 素朴で 絵画をコンセプトにオーダーさせてもらえそうなところ を探していたら、学芸大学にある「THE DAFFODILS flowershop」を見つけた。 オーナーさんが、悪口を書かないのなら記事を書いても良いと言ってくれたので、レビュー記事を残す。笑 アート好きや、感性を仕事をしている友人や仲間へのプレゼントに如何でしょうか。 学芸大学「THE DAFFODILS flowershop」

          学芸大学「THE DAFFODILS flowershop」

          画像管理ソフト「XnVeiw」使い方-基本編-

          Xnviewを使用していて、一瞬とまどった部分を記録していく ・画像のみを表示する 表示>フィルタ>画像 ・サムネイルにファイルサイズ(縦×横)・画像解像度(dpi)を表示させる ファイルサイズ: オプション>サムネイル>サムネイルラベル>ファイルサイズ >矢印で右側へ移動(右側が実際のサムネイル表示項目になる) dpi: サムネイルラベル>カスタムを右へ移動>「>>」をクリック 画像>DPI>OK こんな感じになる。一目で画像の情報がわかるので、便利。 ・フ

          画像管理ソフト「XnVeiw」使い方-基本編-

          アーティゾン美術館「ジャム・セッション 石橋財団コレクション×山口晃 ここへきて やむに止まれぬ サンサシオン」感想

          2023年9月9日(土) 〜 11月19日(日)まで アーティゾン美術館 「ジャム・セッション 石橋財団コレクション×山口晃 ここへきて やむに止まれぬ サンサシオン」 ごあいさつ 展示会に寄せて 社会人をしていると、その制度に身をおいて、それに従わざるおえないため、自分だけの感覚に集中する時間がすごく減る、という風に読み替えて、すごく共感した。 社会人4年目も半ばで、かなり世の中に順応してきつつあるのだけれど、私も、まだまだ自分だけの感覚・直観はずっと大事にしていき

          アーティゾン美術館「ジャム・セッション 石橋財団コレクション×山口晃 ここへきて やむに止まれぬ サンサシオン」感想

          映画「オオカミの家」小児性犯罪カルト集団がテーマのストップモーションムービー

          映画「オオカミの家」を見に行ってきました。この映画は、 を題材としたストップモーションムービーで、 今年の某事務所の大騒動とも通ずるところもあり、かなりタイムリーにいろいろ感じることができました。 表現が細かいだけに、レビュー・考察がほんとうにおもしろく観察力や視野も広がりました。 今まで、映画は好きだけど、考察には興味なかったかもという人も、映画だけでなくレビュー・考察をみてほしいです。 AIの怪談から 上記は渋谷のシアター・イメージフォーラムの壁に貼ってあった

          映画「オオカミの家」小児性犯罪カルト集団がテーマのストップモーションムービー

          「手塚治虫ブラックジャック展」へ行って感じたこと

          六本木ヒルズ森タワーで開催されたブラックジャックの展示会に仕事おわりで駆け込んできた。 11月3-5日で3連休もあるし、夜も10時までやっていて、まだいけるチャンスはあるし、展示会を終えて、 就活を控える人にも見に行ってほしいなあと思った。 片手間で見にいける手軽さ 所要時間は30分くらいで、都心からも近くアクセス抜群。 作業休憩の合間で見に行ける手軽さがよかった。(一人の人も多かった) リフレッシュできる没入感 ブラックジャックの世界観に没入することができる展示

          「手塚治虫ブラックジャック展」へ行って感じたこと

          【美術展レポ】イヴ・サンローラン展 自分らしさの背中を押すスタイル

          先日ひょんなことからコシノジュンコさんの記事を見て、ファッションにも興味が出てきたので、行ってきた。 土日だったので会場はそこそこ混んでいたが、15分ほどの待ち時間で入れた。 前から見ても凄いけど、横からがわかりやすく違う。 かっこいいけど女性らしくて確かに、前に出る強さをもらえるスタイルが並んでいた。 個人的に直線のスタイルが好きだった!

          【美術展レポ】イヴ・サンローラン展 自分らしさの背中を押すスタイル

          【美術展レポ】山下清展 日本中から愛された画家

          最終日にSOMPO美術館へ滑り込んできた。 (本当は最終日の前日にも行ったのだけれど、なんと3時間待ちだったの で、最終日の開館前から並ぶという作戦に至った) 山下清が皆んなに愛されてきて、皆んなから守られるべきものとして扱われてきたことがよく分かる展示会だった。本人は描きたいものを描いているだけで、 本当に綺麗で純粋な心が作品から感じられて、安心感があったし、癒された。 この間、しりとり日本美術展に行ったとき、葛飾北斎の《亀に宝珠》を見て、葛飾北斎の強い想い?とかおめ

          【美術展レポ】山下清展 日本中から愛された画家