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魔法少女になりました⁉~次期王様を決める大会、スタート⁉~


シズク、特訓をする?                                                                  リオ、付き合わされる

「リオ君?リオ君も一緒に強くなるのですわよ?」
え~。シズクはなにかがあるって言ってから、私はシズクの特訓に付き合わされた。
「・・・・・・。」
必殺、無視!ああ~。私はシズクに魔法をかけられた。
「わかりました。今すぐ行きます。」
あ~。言いたいことと真逆のことを言っちゃう~。
「よろしい。では、マラソンですわよ!」
ま、マラソン~!マラソンって体力を無駄に消耗する、走るだけのことだよね?あの、マラソン大会とか言って、朝から走って疲れた~ってなるだけのマラソンだよね!
「マラソンを何だと思っていますの。」
え?心、読まれてる?
「では、猛特訓ですわよ~!」
ひえ~。(涙)

「はぁ、はぁ。」
私は疲れている。お腹が痛い。
「それくらいでくたばっていれば、魔法少女失格ですわよ!」
いや、私はなりたくて魔法少女になったわけじゃないし。
「ていうかシズク!なんで羽使ってんの?」
シズクは羽で私の周りをひらひら飛んでいた。
「いや、楽だからですわよ?」
「自分だけ楽しようとするな~!」

そして当日、事件が起きる⁈

「逃げなかったことだけは認める。マスコットランド見捨て。・・・・・・じゃなかった。シ・ズ・ク!」
うーわ!ブロー伯爵、勝つつもりなんだ~。でも、わたくし、今日のために特訓してきましたの。
「そっちこそ、精々頑張ることですわ!」
と指を突き付けて言った。でも、思うようにいかず、お腹に指を突き付けた。頭の前に指を突き付けたかったのに。
「ふん!」
「もう知ら~ない!」
と戦う前から喧嘩した。

「始めは、兵隊たちに言うことを聞かせることです!雑草を5本、集めさせて下さい。」
とお父様。わたくしは兵隊のアカベェこと赤部に言うことを聞かせた。
「アカベェ、雑草を5本、集めてくれないかしら?」
とわたくしが命令をすると、アカベェは
「かしこまりました。王女様。」
と言って、雑草を5本、集めてくれた。
一方、ブロー伯爵というと・・・・・・
「おい、お前!雑草を5本集めろ!」
と威張って言うもので。
「嫌です。」
と断られていた。
ショウさんは今日の大会を辞退した。
誰かの応援をしたいからだと言っていた。

『シズク、勝利!』

次は・・・・・・?
「戦い!」
え⁉戦うの?
「赤チーム代表、シズク!
 青チーム大表、ブロー伯爵!
 因縁の相手です!いつもの恨みを晴らすチャンスです!
 ルールは簡単!
 オセロで勝てばいいのです!」
へ?

「あ、間違えました!そこ取ったらあそこが取られてしまいます!」
「よし、チャンスですわ!」
「あ、待ちなさい!角取られちゃいます!」
「角もらいますわよ!」
勝負は順調に進んでいた。互角だった。
「これでも食らえばいいのですわ!角からブラックホール!ですわ!」

「負けた?負けるわけがない、負けるはずがない。だって、わたくしはイカサマを・・・・・・。」
「やっとボロが出ましたわ。」
「は?」
「わたくし、貴方が普通にオセロをするはずがないと思いましたの。」
シズク探偵、近日公開⁈・・・・・・しません。
「なんてこった…勝負にも負けて、頭脳にも負ける。」
「わたくしに二度と関わらないで頂戴!」
とわたくしは言った。
「・・・・・・。え?」
とわたくし。ブロー伯爵は、変身した。でかい!わたくしの60倍くらい。そして、くぐもった声で、
「シズク~。よくやってくれたな。それじゃあ、マスコットランドごと吹き飛ばしてやろうか?とりあえずは身を拘束するか。」
とブロー伯爵。
「わたくしの真の名は・・・・・・ブラック・ブロー・イレーだ。ブラックギミー軍団の仲間である。今まで通り、ブロー伯爵と呼んでおくれ。」
と言ってわたくしを手で掴んだ。そして、持ち上げてじろじろと見た。わたくしが悲鳴を上げた時だった。ブロー伯爵に雷が当たった。わたくしは下に下りれた。わたくしを助けてくれたのは、真衣さんだった。
ブロー伯爵は、見えない相手に混乱していたが、真衣さんが見えた途端、
「ブラックパワー!」
と言ってビームを放った。
「・・・・・・。」
と真衣さん。ビームが当たっちゃう!とわたくしは思って目を瞑った。でも、何時まで経ってもビームがどこかに当たった音が聞こえない。そして聞こえたのは、
「ぎゃあ!あぶねーな。」
というブロー伯爵の声だけだった。その言葉の後に、雷のゴロゴロと音がした。
「ブラックパワービルック!」
と言って、技をブロー伯爵はビームを放った。
「これはさっきのビームよりも強い。」
と自慢するブロー伯爵。でも真衣さんは
「シールド。」
と一言言っただけで特に何もしなかった。
「なっ!消えた、だと?」
真衣さんはビームを無くしたのだ。
「ちっ。撤退だ。」
「そうはさせない。」
と言った真衣さんは
「電気の神よ、我に力を!電気ショック!」
「雷雨よ、敵に攻撃せよ!」
と、手を伸ばして言った。すると、その手から、電気が放たれた。そして、その敵の上に雷が出た。
「なっ!」
とブロー伯爵は驚き、やられた。お父様がやってきて、小さくなる薬をブロー伯爵に飲ませて牢屋に入れた。
「一件落着!」
と真衣さんは言った。力を使い果たしたのか、真衣さんは座り込んだ。ショウさんは
「仕方ないなぁ。」
と言って真衣さんを部屋へ引っ張っていった。
「どうじゃ?シズク。」
とお父様が聞いてきた。
「どうってなにも?」
とわたくし。
「そっか~、じゃ。あの子、真衣をあんなに強くしたのじゃぞ?」
とお父様。でもねぇ。
「わたくしと彼は何でもありませんよ?」
「そっか~、じゃ。」

王様の独り言集

「わしは、シズクとどのように接すればよいのじゃ?」
「ショウ、お主はやっぱり・・・・・・あの存在じゃったのじゃな。」
「シズクとショウをどうすればくっつけることができるのじゃろうか?キューピッドでも呼ぶか?」
「真衣、すまんのう。」
「ただちに人間界に行かせないと!約束だからのう。」


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