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随想|涙への寄り添い方が分からない

先日、後輩の涙を初めて見ました。

どうすればいいのか分かりませんでした。


涙への寄り添い方は様々あります。


涙の理由を聞くのも

同情するのも

励ますのも

ただ側にいるのも

敢えて触れないのも


きっと、どれも正解です。


でも、その相手や、関係性、その時の状況によって、不正解が存在することも事実だと思うんです。


話を聞いてほしい時もあれば、話したらもっと辛くなってしまう時もいる

誰かが側にいてほしい時もあれば、一人にしてほしい時もある

何か言葉が欲しい時もあれば、どんな言葉に対しても悲観的になってしまう時だってある


誰か側にいてほしいと思っていたとしても、相手にとって私はその役割にはふさわしくないかもしれないし

そもそも私に涙を見られること自体、本当は嫌なのかもしれない


そんなことがよぎって、自分はどうすればいいのかが分かりませんでした。


ただ、後輩の涙を見て「この子には笑っていてほしい」と思ったのは紛れもなく事実で、

別れ際に「笑顔になって」とだけ言いましたが、

この言葉も不正解だったかもなぁ、と後から反省しました。


悲しいことがあって泣いてるんだからさ、
そんなこと言われても…ってなったかもだし

「泣きたいだけ泣きな〜」とかの方が、まだ正解に近かったような気もします。



どうすれば良かったんですかね、


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