見出し画像

高齢者の孤独死|ミテイル#1

🔽ピックアップさせていただきました🙏


 そう言えば、ここ5年くらいですが何件か遭遇しました。
一歩手前だったケースもあって。

 その一つが、足腰が弱いために家の中でもシルバーカー(手押し車)が無いと移動するのがやっとの方が勝手口の土間に落ちてうめいておられたことがありました。

 広い一軒家にご主人も亡くされて、長年ひとり暮らしをされている、80代くらいの奥さんだったのですが、明け方に勝手口に誰か来たと思って出ようとしたら頭から落ちたらしくて動けずにいたところを、たまたま訪問した某健康飲料訪問販売員の方に運よく発見された事例でした。

 たまたま通りかかって、尋常じゃない声のかけ方をされたと思って見に行くとそのような状態で驚いたのを覚えています。

 中核都市で人は多いとはいえ、郊外近くにもなるとそうしたお年寄りの単独世帯で、一軒家や集合住宅も多いので、これからもっと多くなるでしょうね。

 どうしても救急車が到着するまでに少し時間がかかるので、ほんの10分足らずだったとは思いますがとても長く感じて仕方がありませんでしたね。

 そんな状況ですから、あのサイレンの音がかすかにでも聞こえ始めると、安心しました。

 本人は意識がはっきりされていたので、その点は不幸中の幸いだったのですが、腕や指すら動かせないくらいに衰弱されていたのか、痛みか、明らかに腰の骨はどうにかなっているだろうと思いました。

 本人の話では早朝にそうなったらしく、どう考えても4時間近くはそのような状態だったようでした。

 体中が脂と尿でべっとり。

 救急隊員の方からは、素手でやるとしばらく臭いが取れないからしっかり洗ってくださいと言われましたが、その通りでしたね。

 仕事にならないのでそのまま帰宅しましたが、お風呂に入っても取れないんですよ。

 後日、その某健康飲料販売員の方にまたお会いした際に聞いた話ですが、あれから入院されて命には別条なかったということでした。


 公営住宅であったケースだと、ちょうど今くらいの蒸し暑くなり始める時期という事もあってか、外まで臭いがすごいんですよね。

 玄関ドアにはハエもかなりいて、もうお察しですよ。


 ただ、こればっかりは決して他人事じゃなく、人間必ず年を取っていきますので、いつか自分もそうなるかもしれないと考えて立ち振る舞う必要がありそうです。

 また別の一軒家でも、部屋の電気がつけっぱなしの状態に近所の方があっと思われて警察に通報した結果、買い物に行けずに胃の中が空っぽの状態で見つかった男性の方もおられましたね。

 思い返せば、最近多い気がしましたので今回話題に取り上げました。



🔽今回ピックアップさせていただきました🙏


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?