見出し画像

はじめてのグレーンウイスキー

世の中にウイスキーはたくさんありますが、私は通常安いウイスキーを炭酸割やロックで飲んでいました。最近のウイスキーブームと言いましょうか、高額なハイボールなどもあり少々お高い酒に目が行くようになり、最近ではニッカの宮城峡を買って飲んでいます。勿論私には高い酒ですし、「あーやっぱり、おいしいなぁ」と思いましたが、ハイボールではそう感じたのですが、ロックで飲むと安い酒より少々うまいかなと感じる程度で、何か物足りなさを感じてしまいました。

そんなある日、娘がスーパーでウイスキーを買ってくれるというので、それもそこでは希少なのか鍵の掛かったショーケース内のキリン「富士」、娘は友人らと飲んでいておいしいと言うのです。名前は知っていましたが飲んだことはなく、でも「高いからいらないよ」と言ったのですが、プレゼントしてあげると言われもう少し安くてもと思い他も見ました。ところが娘が隣にあるそれより少し高いのを見て、これ知らないし飲んだことがないと言い、よく見ると同じ富士のグレーンウイスキーでした。グレーンウイスキーの違いを判らないまま、ちょっとバーボンのような風味としか認識がなく、娘も飲んでみたいということでキリンの「富士シングルグレーンウイスキー」なるものを買ってもらいました。

私の認識というか感覚でグレーンウイスキーは、バーボンとウイスキーの中間みたいな味だと思っていました。娘と瓶を開封して匂いをかぐとやはり甘い匂いでバーボンのようでした。でも飲むとちょっとバーボンとは違うかなと感じ、ウイスキーとは違う「まろやかさで優しい風味」が突き抜ける感じがしました。何か自分が求めていたのはこれではないかと感じ、ロックで飲んでこんなにおいしいと感じたことがなかったです。

私はグレーンウイスキーが何か知りませんでした。調べて見るとモルトが大麦に対して原料が小麦やトウモロコシなどだと知り、やっぱりバーボンと同じなのかと思いましたが、バーボンとは製法が違うようですし歴史も違うようでした。元々はウイスキーの原料である大麦の税金が高くなり、安く酒を造るために小麦などを利用したようです。蒸留方法も違うと知りました。
そうなるとこのグレーンウイスキーなるものが特別に感じ、自分の好みがこの風味だと知ってしまったので、グレーンがいいかもと思いました。

ブレンドウイスキーにもグレーンが入っていますが、混ざりもののように思っていましたが実は奥が深いようで、グレーンにモルトをブレンドするのがブレンダーであり、モルトにグレーンではなくこのグレーンにモルトという感じで、グレーンが主体となりブレンドするとは知りませんでした。
そういう意味でグレーンだけのウイスキーは少なく、貴重なものに感じるようになります。

私は今年2023年にグレーンウイスキーに出逢ったことが人生の宝だと感じます。初めてのグレーンウイスキーを始めるグレーンウイスキーになったことが、酒人生で新たなスタートができました。

癒やしの酒「グレーンウイスキー」に乾杯!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?