日本一周102 好きなものは、好きなんだよ!
このnoteは…
ゲストハウスが好きすぎて47都道府県のゲストハウスとライブ配信、のちクラウドファンディングで100万円のご支援を頂きながら大学を休学せずゲストハウス日本一周をするノマド女子大生、ゆずの日本一周日記です。
電車を乗り継ぎ乗り継ぎ、やってきました千葉県は大多喜。
最近思うのですが、地方の電車の金額はマジでばかにならない。雰囲気あるんだけどね。
割安の往復は一泊二日までしかダメならしい。まじっすか。1時間1200円っすか。車社会って…
常日頃初乗り160円くらいでいっても500円前後でコンクリートジャングルを生きる私的にはバチボコ高い値段設定してやがる
たっけえ、、と思いつつ、養老渓谷駅に到着。ここから本日のゲストハウス、わとやまではオーナーのカズさんが送ってくださります。
山をずっと登りきったところにあるわとや。
デッキからの景色は壮観です。
ひぃ〜と見とれていると、オーナーのカズさんに
「散歩行こうか。うちには二匹犬がいるんだけど、犬と接したことある?」
と。
右がでんすけ、左がのりお。
うーん、知り合いとか友達の家に犬がいたときはあったけど、接し方をわきまえているかと言われればわきまえてないと思うなあ、、意識したことないし、
「じゃあこれはだいたいの犬が同じだと思うんだけど、彼らを離すとまず最初に近寄って匂いを嗅いでくると思う。でもその時に何も構わずに知らんぷりするんだ。それが挨拶になるよ。」
ほへー、撫でたり目を合わせたりはダメなのか
「自分に興味ない状態が一番心地いいんだ。人と同じだよ。いくら人懐こいやつでも、いきなり初対面の人に撫で回されたら嫌だろ?それと同じだよ。」
な、なるほど。否めん。
教えを生かし(?)二匹が離されてもガン無視。知らんかったなこれがいいって。気をつけよ。
丘を少し下ると開けたスペース
に
でかいブランコ!!えーこればえるやつやん!
パシャパシャ写真を撮っていると
「俺らが友人と一緒に作ったんだ。乗りなよ。押してやる。」
え〜まじすか!やった〜!
足しかわかりませんが、かなり高くまで上がるのです。すっごい。
「こーゆーの乗っていいんですね!結構安全面を考えて乗れないところ多いじゃないですか」
というと
「いやあね、これはさ、乗るための道具じゃないか。それを展示だけなんて道具がかわいそうだよ。だからどんどん乗りなよ」
あんまり今まで気づいてても考えてなかったけど、日々どんどん閉鎖される公園の遊具と遊んじゃいけないゆうえんち風のオブジェと、インスタ映えのためのナイトプールを見ていて思ったこと。それを改めて感じさせられたような、そんな感じ。
安全と景観のためになくなっていくものたち。それはちょっと悲しいものな気がする。
私が遊んでいるうちに二匹を遊ばせていたカズさん呼ばれ、宿に戻ることに。
カズさんと歩く犬たち。は彼の数歩後ろをずっと歩きます。一切前に出ることはない。
「お利口ですね、この子たち。全く吠えないし。」
「利口じゃない。当たり前なんだよ」
???
と、するとはしゃいだのりおが少しだけカズさんの前に走り出した。
と
「のりお!走るな!戻れ!」
かなりの剣幕で声をかけるカズさん。でも謎のスイッチから戻ってくるそぶりがないのりお。と、カズさんはその場で立ち止まり、
「戻れ、戻れ!」
と呼び続けた。しばらくするとその声にビクッとしたのりおが戻ってきて後ろを歩き直すと、再度カズさんは歩き出した。
「なんでそんな怒るの、かわいそう、って思うか?」
ぎくっ。
うーん、確かにちょっと怖いなとは思った、、
「犬はな、ムレ社会なんだ。ボスがいて、ボスのいうことは絶対なんだよ。そうすれば自分の絶対的安全が守られる。ボスがとまれといったら止まる。その先に凶暴な敵がいるかもしれない。だからここでは俺がボスだ。絶対逆らわせない。それはこいつらを守るためだ」
「止まれといって止まれないと、車の中に突っ込んでいく。人んちの子供や犬を傷つける。犬は、今日はいいけど明日はダメ、なんてことはできない。いつも常に一定にしないと混乱する。だから俺の後ろを歩かせるし足を洗うときも俺と、俺のお客様が優先だ。ほら、先に手を洗って。」
あっ、はい。
わんこ二匹を撫で回して泥だらけになった自分の手を洗いつつ、ポカーンと二匹のことを見つめる。一切突っかかってこないで、おとなしく待っている。
「こういうしつけをしてるとかわいそうとかなんとか言われるけど、どっちがかわいそうなんだろうな。何もわからず甘やかされてしまいにはバカ犬なんていわれて。責任を逃されて。」
人を育てるのと、何も変わらないんですね
「そりゃあな。ほら、終わったぞ」
母屋に戻ると、カズさんを追いかけて二匹はきたけど、宿の入り口で止まった。
「絶対こいつらは入ってこないんだ。犬が苦手だったり、アレルギーだったりするお客さんもいるからな。」
さて、夕ご飯までどうしよう、ということでお風呂に入ることに!
???
はい??
今日も元気に火おこしをしつづけるゆず。もはや火を起こすのは板についてきました。
そう!まさかの五右衛門風呂があるのです、こちら。
そういえば今までもう何度も何度も火起こしした割に五右衛門風呂に入ってなかった…!
ついにか、と思いつつ約1時間火を起こします。
流石に五右衛門風呂とはいえ体を洗うのはシャワーで、ということで先にシャワーを浴びることに。
ここで問題
さあ始まりましたゆず選手!まずは前回に赤の方の蛇口を捻ります。
あああああっついあついあつい無理無理無理無理
おそらくラウンジにいるカズさんに丸聞こえなまでに叫ぶ((叫ぶ))ゆず。いやまあきついなこれ!あつい!あついです!沸騰してるんか!?
慌てて水色の蛇口を捻る。
っつっっっーーーー
もうね、冬の綺麗なお水!冷たい!まじで冷たい!
徐々に徐々に…と思いつつ捻るけどどっちかに振り切れた熱湯か冷水しか出ない。なまじ諦めかけて熱い⇄冷たいを行ったり来たりさせてその一瞬の適温の時にだけ水の下に立つと言う強硬手段に出ます。
その一瞬を、見逃すなーーーーー
どっと疲れてでてきたゆず。カズさんに
「こ…これ…調節できるのプロっすね…」
というと、
「ん?ゆずちゃん奥のやつ使った?」
え、手前のやつ使いましたけど…
「あー、そっちだとね、難しいわ笑笑奥のじゃないと笑笑」
はええええええ
まさかの技術以前の問題。再戦せねば…
とかなんとか言ってる間に、いい感じの温度になった五右衛門風呂。いそいそと向かいます。
はええええきもちいいいいーーー
水と熱湯の三つ巴抗争の後の五右衛門風呂!と、星空!なんて素敵なの!感動だよ!
ポヤポヤしてるともう夕ご飯の時間。今日はこのわとやでヘルパーをしてたこともあるミュージシャン、トオルさんとカメラマンのヨネさんとの宿泊。みんなでご飯を食べます。
さて、ここわとやのカズさん、普段はお米を育てている方。自家製米を羽釜ご飯で炊きます。
ここの夕ご飯はお野菜などは頂いけるものの基本的に自炊。お風呂もご飯も、入ったり炊くのなら自分で、スタイルです。
わとやはゲストハウスには珍しく(?)子供がOK。故にターゲット層は大人もだけど子供たち。
と、そのお母さん。
火を扱うことって今時はほとんどなくなったこと。それでもあえて子供たちに火を扱わせます。
子供が楽しんで触れていく火や昔の生活スタイル、体を使った遊び。それを見つめる大人にこそ、変わっていくことを考える、ということをして欲しい。
無農薬の米と野菜に感動してると、トオルさんが
「カズさん、、これ、持ってきましたよ〜」
いつものアレ的なサムシングがある。らしい。
えええこんなにエシカルなカズさんだ、さぞかし健康的なmon..
な
生クリームだああああああ
「これだよ、、これが、これがうまいんよ、、」
と呟きながらリッツにクリームをひたすらに絞るカズさん。
こんなに愛おしそうにクリームを見るおっさんいないな!
「やっぱりね、好きなものは好き!だから自分が好きなものの強制はしない。人にも強要はしない!それが、一番健康的な状態だよ。米作りも、好きだからやってるしね」
好きなものにまっすぐ。それが自然といい方向に巡っていく。それって一番健康的な状態なんじゃないかな。
てね。
続く!
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