日本一周99 オフィスアワー外の社会人って、こんなにパトスが溢れるのか。
このnoteは…
ゲストハウスが好きすぎて47都道府県のゲストハウスとライブ配信、のちクラウドファンディングで100万円のご支援を頂きながら大学を休学せずゲストハウス日本一周をするノマド女子大生、ゆずの日本一周日記です。
おはようございます!!
いやなにこの絶景!!富士山!雪!空!!
昨日ちらっと触れたのですがこのDot. Hostelは河口湖のちょうど反対側。富士山と湖が遮るものなく朝からこんなにくっきり見ることができるのは、反対側に宿泊した人だけという特別感がすごいっす。
朝からラウンジにいると、たまたま宿泊がかぶったこうすけさんと河口湖周辺を散策することに。
朝ごはんもなんも食べとらんので、grisというカフェでクリームチーズパイを食べました。はーーーなんつー幸せ。
いや!この!!ね!クリームがマジで美味しいのよ。パイって人のことマジで幸せにするよなあ。さすがだよ。一番好きなアップルパイポチャりたくないけど止まんない><だよ。まじ。うん。
初期スマって尊い。あやちょ推しでした。みんなリルぷりっひめチェン!だぞ。忘れるな。
ゆったりしたら次は富士吉田にある富士浅間神社に行くことに。本来電車で乗り継がないといけないところだからめちゃくちゃありがたい、、おおん、、
こうすけさんは今日たまたまお休みだったから山梨に来たものの、普段はほとんど休みのないリフォームの現場仕事。
今後ゲストハウスの開業も検討しているとのことからゲストハウスに泊まりに来たそうで。
「もともとずっと海外で生活しててさ。イギリスが好きで、ワーホリとかで行ってたんだよね」
イギリス!のワーホリビザ!
それのどこがすごいの?という皆様、イギリスはですね、ほんまに働きにくいんですよ。
ワーホリビザは年に1000人しか当選しないのに人気だから、だいたい倍率は10倍。普通の大学入試よりよっぽどよっぽど狭き門。それだけ海外への想いがあったんですかね
んー、俺さ、25の時に婚約破棄してて。
は?
結婚式当日に。
ケッコンシキトウジツニ?
そんな月9みたいな展開あるんですね本当に。まじで。
「ちゃんと話し合った結果だったけど笑笑まあ、それまでずっとなあなあに生きてたからさ。それを機に何か人生変えたいなって海外に行ったんだ。」
じ、人生なにがあるかわかんねえな
「俺はまだ手に職持ってたから言語ができなくても生きていけたけど、海外は本当に実力主義だから、いかに自分を出せるかで生き残っていけるかが違うよね」
そう言いながら神社登頂トレッキング。これ永遠に続くんじゃねえの?という長〜い石段をのぼります。
「で、カナダで今の妻と出会ってさ。今は実家で娘育ててるけど、コロナやらでなかなか会えないからなあ」
最後まで登頂するともうめちゃくちゃ絶景!絵に描いたようってこのこと
「でも今はゲストハウスの夢よりも娘に会うことが一番だな」
と言うこうすけさん。家族愛。。
山梨の雄大な自然に触れた後は、お昼ご飯!
で
ええええまた吉田うどん???
とお思いの皆様、違うんです。確かに吉田うどんではあります。がこの吉田うどんは昨日食べたものとは別物。
ここはDot,Hostelのスタッフ、しらすさんのご実家のほり端うどんさんのうどん。
うどんの麺もやわめ。味付けや後入れの胡麻味噌の味も全く違います。またここのおすすめは肉以外にかき揚げの乗った肉てんうどん!このかき揚げがまたうまいんよ。。
吉田うどんはその味が全く違うことからこんなラリーイベントも行われているそうで。
このお絵かきソフトで作った感満載の直角的キャラがいい味出してます
「うどんっていうもんはさ、その茹で時間によって硬さが変わってくるんよ。長く茹でてるとその中の塩分が水に溶け出して塩分が薄くなるんだけど、吉田うどんは茹で時間が一般的に短いから塩分も多い。でもうちはその塩分量を少なくしてるから柔らかめで健康的なうどんになるんだ」
うどん一つでここまで奥深いそうです、、なんてこった、、知らんかったえ、、
かねおさんは19年前に脱サラしてここでうどん屋さんを始めたそう。あったかくて美味しかったです。。
しらすさんとDot.Hostelに戻ると
「私これからここのグランピングのシフトだけど、もしよかったら見ていく?」
とのお誘いを頂きました。なんと!いいんですか!
Dot.Hostelはゲストハウスには珍しく、グランピング施設も併設しているゲストハウス。グランピングまでは車で五分程度。山を少し登ったところにあります。
まさかの全面窓!
サウナ!!
絶景!!!
とかいうQOLの極みを極めたロケーション。安ければ4人部屋が二万円からならしく。えーどんなコスパよぉ、、、
ここのアルバイトをしてるノリさんはサウナ目当てに働くことを決めたそう。まさかの超人気。でもいつでも入れるならいいよなあ、、
ここで衝撃の事実。なんとしらすさんは今年の春まで鎌倉ゲストハウスのヘルパーをしていたのだそう。えええ(今日知った)
折角だし、と潤丸さんと電話することに。
一昨日まで鎌倉にいたけど山梨いますと言ったらだいぶ驚かれた。で、ですよねえ、、
そして、今日はオンライン宿泊からお世話になってた島田さんに、「ひと本」を作るべく色々インタビューすることになったのですが、、
「えーと、元々ゲストハウスが好きだったんです、、よね?」
「そうですね。日本のゲストハウスは結構好きで。色々回ったりしてましたね」
…
「な、なるほど!ゲストハウス立ち上げに何か大変だったことは??」
「うーん、僕は途中から加入した感じだったので、これとこれとこれは大変ですね」
…
や、やべえ
話が続かない。
私は普段ゲストハウスのオーナーさんのことを聞く時ふっつーに雑談しながらメモっているのですが、謎にインタビュー的なかしこまった感じになってしまった、、!故に島田さんもウルトラ仕事モード。
こういうかしこまった対談的なのに向かないゆずはもうしどろもどろで形式的なサイトで調べられそうな話しかできない。
や、やべえ、、これじゃ島田さんが対談インタビューしたひと、みたいな感じになってまう、、それは人柄が全然わからん感じに、、ううう
仕事モードの時だとあんまりおちゃらけた話ができないのかもしれん、
てな訳で、ノリさんも一緒に夕ご飯にいくことに
インド料理、ガンジス川。
この少年は誰なのでしょうか、、
私はチーズナンを選んだのでカットされてたのですが、ほかの2人は普通のナン。
このサイズ感です。私が食べてきた中でもかなりのサイズ。
「そういえば、島田さんの趣味って何なんですか?」
とかいう合コンの初手みたいな質問をかます私。
「ん〜まずはキャンプかなあ。キャンプ飯も好きでさ」
「こんな感じで。」
まさかのわりかしプロい。
「最近Tシャツまで出してて。米とシャケを一緒に炊き込んでいくらを混ぜた親子丼が本当に美味しいからそれTシャツにしたいくらいで。」
そ、想像しといてコメントに困る、、
「あ!そういえば前お笑い好きって言ってましたよね!何が好きなんですか?)」
ピクッ・・・
へ?
「いいんですか、それを聞いて…」
え、は、はい…
「では…ゆずさん、チュートリアルの2006年のM1決勝戦のネタはご存知ですか?これは僕がお笑い芸人回でもっとも尊敬する漫才で。この、徳井はボケてないんですよ。ただ自分の世界を生きてるだけで。しかしながらその世界が福田の生きる世界とズレている。だから面白くなるんです。僕の中で「ボケ」をしてる漫才はそこまでなんですよ。だからチュートリアルや、少し近いものはブラマヨとかがいいなと思うんですよn」
チュートリアルM12006年のネタ
ね、、
熱がすごい!!!
え、こ、この人ついさっきノリさんにExcel関数めっちゃ真剣に教えてたひと?え、めっちゃ丁寧になりつつも簡潔に説明してた人?マジに同一人物?
「え、そ、そんなに好きなんですね」
「学生の頃にはお笑いサークルに入ってました」
ま、まじだ、、この人、お笑いへの愛がまじなやつだ、、
「M1もR1もキングオブコントも出ました」
嘘やろ
「全部予選落ちでしたけどね笑今度上司とM1出ようってなってて」
いやまた出るんかい!す、すげえ
何でも出演費は2000円らしい。絶妙な値段設定、、
「で、今の推しはDr.ハインリッヒで」
まあ見ていただければわかるんだけど、意味がわからないんです。本当に。謎の世界観すぎる。
どくっとくの舞いを舞ってるんすかぁ?
「これがねえ、いいんすよ、、意味わからなすぎて、、何かを超越してて、、いいんすよ、、」
ハインリッヒを語る島田さん。止まらないお笑い談義。島田さんは確実に何か違う領域に達していた。「ハイ」だ。この感覚は。「ハイになった」の表情だ…
まだまだ語りを聞きたいところだが、そろそろ時短の閉店時間。
「ちょっと、語り足りないから家から服持ってくるので今日Dotで話しましょう」
さっきまで19時の定時退社をしようとしていた人とは思えない。何が変わったんや…
その帰り、ノリさんと狐につままれたような気分になっていた。
「これが、仕事とプライベートの…違いで…大人ってのは…本音と建前で…でもよくわからないけど『あの時』の島田さんからはパトスが溢れ出ていたっすよね…俺こんな島田さんまだ見れたことなくて…でももっと見ていきたいなと思いました…あれが、全てが解放された人の表情なんすよね…」
ハインリッヒはなんなんだ、あれか、見るドラッグ的な、それなのか。いやでもこれ以上に「みるドラッグ」という言葉が似合うものはないと思う。それだけ何かの引き金を弾きうるものだったんだ、、ああ、、私もわけわからなく、、
Dot.Hostelに着くと、スタッフのあきさんにさっきのことをいうと
「あーでもね、多分島田さんはちょっとニッチなお笑い好きだと思う。なんかカラオケで縄文土器の歌歌ってたし。」
え、じ、縄文土器??
未知の世界でした
「じゃ!私島田さんが来ないうちに帰るわ!多分オールになるし!」
それだけ言い残し、あきさんは帰っていった…
ど、どういうことなんだろう、、
う〜ん、ぅ、、ね、ねむく…う…
スヤア…
チュン…チュン…
あ、あれ…?
寝た?
あれ、
これは一体、、とラウンジに行くと、島田さんが。
「あっ。昨日夜来たんですけど、ノリさんの電話ミーティングが終わってからにしよう!って待ってたら…眠そうだったので…」
あ、あわわわわわわわ…
ご、ごめんなさい!!わざわざ来させたのに…
「いやあ、今日どうせ七時からの早番だったので全然いいっすよ。また今度語りましょうね!」
そう爽やかに言い切って島田さんはグランピングに向かっていった…
あとで冷蔵庫を見て見たらおそらく島田さんが持って来てくれたと思しきお酒が大量に入っていました。ご、ごめんなさい、、、
続く!
余談
そういえばこないだ島田さんが誕生日で、お祝いしたところ
運命的でもはや草です!
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