日本一周104 初めて、ゆるくヒッチハイクしたの。
このnoteは…
ゲストハウスが好きすぎて47都道府県のゲストハウスとライブ配信、のちクラウドファンディングで100万円のご支援を頂きながら大学を休学せずゲストハウス日本一周をするノマド女子大生、ゆずの日本一周日記です。
私は朝ごはんをぱくつきながら今日の旅程を立てていました、
今日、私は一度学校の提出物の関係で家に帰るのですが、せっかく大多喜まで来て何も見ずに帰るのは寂しすぎる。だがわとやは10時チェックアウト。
やることのおすすめを尋ねると、大多喜の観光名所、粟股の滝に行ってみたら??とお誘いをいただき。
やってきました!滝への遊歩道!!
1人で自然をトレッキング。ここからだと約1時間の道のりで滝まで辿りつけ、そこからはバスに乗って養老渓谷まで行けるらしいです。
電波なんぞはない
それにしてもかなり久しぶりな1人での旅。自然をポケーと眺めつつ
やっとこ覚えたこの!セルフタイマーによる自撮り!!!を!ガチる!!
屋久島でいくやさんといたときに勧められたのですが、いちいちタイマーセットがめんどくていきゆう人たちに撮ってもらってたゆず。
まあ流石にこの静かな遊歩道に人はおらず、ひたすら楽しく自撮りしてました。ここにきて三脚の素晴らしさを学ぶという。
川のそば落ちそうになりながらタイマーに合わせてがんだするという
で、なんやかんやと歩き続けますと、、
た、滝、、!
慌てて写真をとりつつ自撮り用の三脚を用意する
も
その画角的にかなり離れてセットしないと難しく、ポーズを決めている余裕なんてものはない。
どんな顔やねん
しかもこれ撮ってたら途中から人がきたのでまあまあ気まずく思いながら滝を後に。
はてさてバスが来るまで待ちますか、、と思うものの
バス来ねえ。
駅まで行くバスは今から1時間後にくるらしく。ほんっとになんもないバス停で待つ事に。
せめて何か入れる商店などはないか、と公衆トイレに並んでたおじさんに声をかけると
「お嬢ちゃん、駅までか?」
えっはい
「こんなところ、入って休める所なんぞねえよ。駅までは乗せてやるから、駅のベンチでまちな」
あ、ありがとうございます!
まさかのお仕事中にも関わらず乗せていただきました。
「え、外回りのお仕事ってことは、営業ですか?」
「いや、東京には絶対ない仕事だよ。」
???
「下水道の整備だよ。東京は普通にどこにでも下水が通ってると思うけど、田舎の方では下水が発達してないことなんかザラなんだ。だから山の上の方とかは俺らが言って汲み取っとり色々やったりしてるんだよ。わとやさんの近くでそれこそ午前中働いてた」
日本は、私の知らない職種だらけだ。
千葉まで帰ってきて、もう普通の関東に帰ってきた、日常の狭間な気持ちもするけど、でもここは確実に「私の普段の生活」の範疇を超えた人々の日常がある世界なんだ。
駅まで到着。とりあえずお昼も食べてないし
テレレレッテレー
信玄餅ィ
まさかの山梨で購入してお土産に持ってきた信玄餅がポッケの中に入っていたので食しました。
未だかつて養老渓谷駅で信玄餅食べ散らかした人はいないと思う。オンリーワンってやつやん。強。
さてと、次の電車は、、と
は?(只今13時03分)
まさかの次の電車まで2時間以上あるという仕打ち。なん、、なんなんだよ、、このアクセス、、
泣きそうになりながら誰もいない駅校舎に座ってみたり少し散歩してみたりする
いい感じのエモめな自販機を見つけてしまった。大好きな雰囲気だ
適当に暇を潰してくれた信玄餅の巾着的なフィルムも捨て、なんかもう色々とむになった、その時でした、、
ふと、車道を見たのです。そこにはそこそこの田舎というのにピュンピュンと走る車たち。私はこれから東京に戻るが、それにはおあつらえ向きなナンバーもちょこちょこ見える。
やる、、か?
アレを?
その瞬間、度々聞かれる質問、
「ゆずちゃんはヒッチハイクもやるんですか?」
を思い出していました。
ヒッチハイクはやらない。なぜならその楽しさには危険性と時間がつきまとうからです。
今回の旅、基本的には「ゲストハウスと、その近くの町のひとを見つめる」がコンセプト。そりゃ、交通機関に落とすお金をゲストハウスや町には落としたい。そういう意味ではヒッチハイクが最適なのかもしれないけど、相手がいる話。そう簡単に延長も日程変更もしてはいけないことから基本的に一つのまちに滞在する二泊三日の時は長く持ちたい。
そのことから新幹線も飛行機も使う。と決めました。どうせ少しの時しかいない。でもその町で暮らす時間はできるだけ長く持ちたい。ので。
また、危険性も考えていました。ちょうど旅の途中で高知県にてヒッチハイク中の女子大生が刺されたという事件を目にして、行き当たりばったりでも気持ちの問題と色々な条件が揃わない限り、下手なことはできないね、と思っていたので…
ですがBUTHOWEVER。
今。電車は2時間来ない。次に行くのは夜行バスだから帰り着く時間はいつでもいい。
この駅舎には特にキュンとくる出会いはもうなさそう。そしてこののどかな風景。
今、なのでは?と私の直感が言いました。
キュッキュ、、
JRの駅まで行ければもう本数も多いし、値段も安い。せめて、せめてここまで、、と思いながら掲げます
でね!
私は基本無鉄砲だし押せばなる性格だしガツガツ突っ込んで行く自他ともに認める図々しさを持つ女なのですが!
ヒッチハイク、メンタルきつい!
そうなんですよ、、メンタルきついんです、、絶対私はしんどいと思わんやろって思ってたにも関わらずですよ、もうきつい!なんだろう、今まで味わったことのない恥ずかしさが、そこにはある。
クラスの出し物で演劇をやることになったとする。君はなんか、どうしても配役が与えられて欲しい。いや、別に主役じゃなくてもいいんだよ?でも、そこそこセリフがあって目立つ役で、とりあえず裏方じゃないほうがいいのよ。でもさ、そんな時に「前出るやつやりたいです!」って言わんやん。ウェイ系の友達の、
「ちょwおまw劇でろよwえ、いいんちょー!こいつ!こいつ出るって!ほらおめえてあげろよ!」
「オメーなww俺まだ出るなんて言ってねえじゃんww」
「んだよみんなオメーを求めてるんよw応えろよってw」
「クッソwwwオメーも一緒に出ろよなwww」
を、待たない?
え、待たない?
いやでもね、私は待つのよ。それ。待ってしまうの。その瞬間を待ってやっと「しゃーねーから出る私」になりたいのよ。
まあ、なんかようわからんけどそういう感じなんだわさ。
裏面は潤丸さんです
「ま、まあ後に時間したら電車乗るアテはあるし?お、お金に困ってるわけじゃないし?うん、まあ、ほら、道楽よ、道楽。そんな必死じゃないから。。」
という誰に対して何を言いわけたいのかわからない言い訳をゴニョりながら、笑顔を振りまくまでもなく運転手の目を見るでもなくただ道端に突っ立っていました。
まじでマスクあってよかったと思う。なければだいぶ態度悪そうなヒッチハイカーだ。誰も乗せたくないだろうな、、はは、、
と、ここで近くの派出所職員的な人がずらずら出てきて何やら45m先で立ち話を始めた!や、やめて!継続的に私の頑張りを見るひと、現れないで!
うわ〜あの学生、このど田舎で頑張ってるよw
的な目で見ないで!いやあああ
という謎の羞恥心から車が通る一瞬にだけ掲げてはおろし掲げてはおろしを始める始末。
くっ。。こんなに心にくるなら、、もういっそ静かに電車を待つか、、
と、その時
「嬢ちゃん、木更津回るから遅くなるけど、それでもいいか」
……はい!!え、はい!!
「長く止まれねえからちゃっちゃと乗りな!」
白の大型車に乗った初老のご夫婦が声をかけてくれた。
え、えと、、ありがとうございます、、私柚巴と言います、、
「鈴木だ。嬢ちゃん、よくあんなところでヒッチしてるな。あんなとこ、滅多に都内に行く車通らないぜ」
なんでも彼らは親の暮らす大多喜の実家で育つふきのとうを木更津に出荷ついでに2人の家がある千葉方面に向かうらしい。なんていうグッドタイミング、、!
鈴木さんは、静かな人だったと思う。
ヒッチハイクにのせる人なんて、だいたいお話好きだからずっと喋り続けるもんだよ〜、と、ヒッチハイカーのプロみたいな友人に言われたことがある。
確かに、今までヒッチハイクでなくてもゲストハウスから送ってくれる人とはずっと喋ってた気がする。それは、私も沈黙嫌いなのもあるけど。でもそれがふつうで、特に居心地悪いとも思わなかった。
でも、鈴木さんはうるさくなかった。
車内でヒルナンデスが流れ続けていたのもあると思うけど、ただ最低限の楽しいこと、は話してくれる人だった。
あそこは〜大橋だよ、とか、昔俺も友達の車で北海道一周したな、とか、その時の拠点がこいつの家なんだよ、とか、公務員やってた、とか。
本当にそっからめっちゃ発展してガヤガヤするでもない。約1時間半のドライブは半分以上は静かだったと思う。
でも、それで私も気まずくは思わなかった。むしろ。心地よさすら感じた。
別にケータイいじるでもなく、話すでもなく、ただぼーっと窓の外を眺める時間がなんて尊いことか。とか、ふと思ったりした。
途中で、私の勉強の話になった。教育学部なんです、でも免許は取らないんです、そこまで言うと奥さんがケラケラ笑いだして
「この人、先生やってたのよ。私もだけど。」
一瞬、あ、ミスった。と感じた。
基本的に、年層が高い人に教育学部で免許は取らない、というと不思議がられたりもったいないと言われたり、場合によっては謎に怒られたりする。留学行くから仕方なくなんです、、的な言い訳を言うと『それは残念だね』となってお互いに何と無く平和が訪れるんだけど。そこを忘れた。
私は不真面目大学生の印象や、、
と、考えてると
「いいんじゃないのか。俺も、教員の単位は大学の時一部取り逃がしてね。中高文しか取れなかったけど、しばらくして小学校がとりたくなって、取り直した。あんなん、自分の気持ちが撮りたい時にとるもんなんだよ」
その言葉が、この静かな空間を安定させた原因なのかもしれない。
あ、この人たちは味方だ、ってどっかで思った。
きっと、この先生の元の生徒は幸せなんだろうな。
ありがとうございます!といって写真をしっかり撮りたかったけど、電車も迫っていて車内からではこんな写真しか取れなかった。
いつか、手紙を書こう。
さて、ゆっくり東京に帰っているのですが、その中でヒッチハイクの面白さも感じた。
旅好きな人が、ゲストハウスでは出会える。でもヒッチハイクを拾う人なんて、もっとうよっぽど広い中からあるんじゃないのかな。だし、この経験は乗せてもらいやすくする方法とか、いろんな社会のPDCA的なものが楽しんで学べるものだと思う。
まあでも、私は人に強くは勧めないかなって思った。特に女の子には。
私は楽しかった。だしいいものだと思う。でもね、その危うさも同じくらいあるから。だから自分のPDCA技術あげたいからこのブログを読んでヒッチハイクをすぐやる!と言うよりは、なんか本当にやってみたいからやる、くらいがちょうどいいと思う。
自分の成長セミナーは課金制。でもヒッチハイクは無料で楽しいし身にしみてわかる。それはわかる。私も多分今後も利用する。でもそのセミナーのお金はきっと、その安全担保代なんだろうなって。そんなとこまで考えてしまった。
ま、総じて自分が楽しいことをしましょうや。
続く!
余談
これから関東に帰りますが次はまさかの青森行ってみた編です。えええここで青森っすか?マジです。本気です。てな訳で、最後から二番目の県青森、お楽しみに!」
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