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日本一周97 日本放浪6年間の思い出。

このnoteは…
ゲストハウスが好きすぎて47都道府県のゲストハウスとライブ配信、のちクラウドファンディングで100万円のご支援を頂きながら大学を休学せずゲストハウス日本一周をするノマド女子大生、ゆずの日本一周日記です。

朝ごはん。卵かけご飯。最近父にはゆずは朝ご飯の話題が多いね、と言われました。謎に食に困ってないことを安心されました。

そうそう、昨日夜飲みながらみんなで喋ってたのですがそのとき

「やっぱり…好きになった人の数だけ音楽があると思うんですよ」

…うん??

問題発言(問題か?)により、りょうさんの一言はこちらになりました。

そんな本日は朝からいそいそと支度して、潤丸ツアーに参加することになりました

催行人数は1人ですけどね。

何故なら

バイクタンデム!!!

なんということでしょう。フルフェイスのヘルメットって、密だけど密じゃない、そんな感覚がありますね(??)

なんといってもじゅんまるさんはバイクで日本を放浪してたライダーさん。初めてバイクの後ろに乗りました。

「じゃあ、安全ゆるゆるコースと、地獄の一丁目コースどっちがいい〜?」

まごうことなくゆるゆるコースを選びました。

「最近そんなやってなかったけど、昔は色んな人連れて潤丸ツアーしてたなぁ」

懐かしそうに語るじゅんまるさん

「このツアー初めてのお客さんはカンカンさんっていって、」

「下のバーのマスターなんだよね」

えええ

ここ↑???

「なんかツアーしてそのあと旅して帰ってきたらバーできてた」

そんなことあるんすね。。つ、繋がり。。

(ただカンカンさんがここのマスターをはじめたのは2年前とかだそう。ずっと先代がいたそーです)

そうこうすると

「ついたよー」

ここは田谷の洞窟。知る人ぞ知る、穴場スポット。てゆうか私も知らんかった。県民なのに。

「ここはね、禅宗のお寺で。修行の場所としての洞窟なんだよー」

と、じゅんまるさん。流石にお詳しい。

入館料350円を支払うと、ろうそくが貰えます。

これを燭台につけて…

「はい、じゃあ」

「ここから1人でどうぞ!」

いい笑顔しながらまあまあ鬼畜なこと言うなよおいおいわたしがホラー苦手ってしっとんやろむりやこんなんもうm...

「ここ本来は修行の場だから。怖がってる方がばちあたるよ」


ぐ、ぐ〜のねもでねぇぜ…(CVまゆゆ)

なんとかソロで向かいます。どんな顔してんだワイ。

中は撮影禁止。でも思ったよりも明るくて(電気がある)道も迷わないようにできてます。ただ歩くスピードを少しでもあげようものならほんの少しの風で蝋燭の灯火なんぞは消える。

こんなところを昔はあかりもなしに歩いてたなんて。ある意味恐ろしい。

一番最深部(おそらく)には祠がありました。

すごく暗い場所なのに、なにかにまもられてるきがして、気づけば私は亡くなった祖父のことを思い出していました。

外が近づいて灯りが見えて、とても安心できるはずなのに、まだここにいたい、と思うのは、何か違う世界とつながっているようなきがするからなのかな。

やっとこ外に出ると、潤丸さんが稲村ヶ崎までツーリングしてくれることに。

「ここがね〜潤丸おすすめスポットだよ〜」

断崖絶壁すぎて笑う

「そいえば、ずーーーっと放浪してたきっかけって、なんだったんですか??」

「んーーー、テレビで岡山の特集やってて。それで。行った。

想像の50倍くらい簡単な答えが返っていてしまった…

「自分の知らない世界のことを知るのが好きなんだよね。日本にも知らないところがあるのかって思って。だからピースボートにも乗ったし。」

あ、ピースボートにも乗ってるんですね

これ↑ね

「21の時北海道で野宿失敗して気絶してさ。1人できつくてローソンでおでん食ってたらポスター見て。もうバイク用にためてたお金ブチ込んで即応募したよね」

(((応募までの流れがいかつすぎる)))

「船で毎日いろんな企画をしていろんな人にあってさ。もともと本当に人と何かするのができない自分だったから、完全にそこで人格形成されたってかんじ。船おりたらもう700円しかなかったから、とりあえず一ヶ月半は野宿したよね。」

そこそうなるんだ

「そっから27までひたすら日本を放浪したな。
ルールは二つで、お金がなくなったらその地で働く、と、冬になったらその地で越冬をする、だけにして。」

6年間も止まらず旅する人は私の旅の中でも初めてかもしれない、、

でも、そうしてそのシンプルなルールに行き着いたんですか??

「もちろんめちゃくちゃ迷ったよ。発信とかもしてたし反響もあったしね。でもさ、人のために旅したり、行きたいとこにしんどくても無理矢理行くのに疲れちゃって。だから初めから日本は二周することにして、できないことは無理しないようにして、衣食住のみにこだわった旅をすることにしたんだ。」

「そこからはもう簡単だよ。地図も看板も見ないでコンパス頼りで旅を始めると、自分の命のために雲と影を見るようになる。影が延びて夜にならないうちに寝床を探さなきゃいけない。感覚がソトの人になるんだ。」

潤丸さんの旅への愛が、そんじょそこらの旅人からかけ離れてすごくて、ずっとずっと聞き惚れてしまっていました。

なんせ6年も地図なし旅をしてた人。話の引き出しが多すぎます。

「そのあと英語を使うために海外も放浪して、そこでは居候しながらトナカイ世話したり工場で働いたりで過ごして。」

仕事の振れ幅がえぐい

「で、その旅中に沖縄で出会ったのがこの鎌ゲスを作った夫婦なんだ。当時はまだみんなそれぞれソロトラベラーで、僕はお金が尽きてたから奥さんがスタッフしてたゲストハウスに拾われて。」

「もっかい南下してた時あたりにゲストハウス開業の話を聞いて、最初はちょっと遊びに来るつもりだったんだけど、いつの間にやら四回目の就職だよ」

「日本では自分の力で野宿して、どこでも稼げる人になった。海外では居候する力とこれまたどこでも稼げる力を得た。その二つが、俺が旅を通してなりたかった人間だったから。」

言い切る潤丸さん。めちゃくちゃカッコいい。

ずっと旅してるなんて!とか、定職つかないの?とか、きっと色々色々言われてきたのかなと思う。でも、それでも自分を信じて生き続けてる潤丸さんはもはや職人だった。

「きいてくれてありがとう。久々に旅の話して楽しかった。」

旅の有名人って、それこそたくさんいてたくさん講演する人も知ってるけど、潤丸さんとか諒さんとか、発信しないで死ぬほど面白いことをしてる人なんて、ごまんといるんだなって思った。

「日本の野宿できるスポットのまとめとか出してみたいんだけどね〜、需要があるのかわからんからなぁ〜」

絶対あるんで出して欲しい。

その後宿に戻って、お土産を物色してると近くの紅家を紹介されました。

ここのくるみっこというお菓子はかなりの銘菓。でもこのお店だと切れ端が安く買えるのです。安い。

物色してると店員さんに頑張ってねっていってもらいました。(バックパック背負ってたので)こうして声をかけてもらえるとやっぱ嬉しいなぁ。

夕飯時にもなり、ゲストハウスに戻ると一階のバーへ。

ここはイタリアンバー。といってそんなお高くないのです。このパスタを900円くらい。うまい。

ふとお手洗いに立とうと思うと

「あ、そこの扉の向こうだよ〜」

ほーい…ん?

こ、ここ…

鎌ゲスやん。

そう、ここは鎌ゲスと直通のバー。ふつーに歩いて飲みにいくことができるのです。(今はコロナなので中からの移動はできません。)

ポヤポヤ感心してるとスタッフのゆうみさんが話しかけてくれました。

彼女は元看護師さん。ゲストハウスのヘルパーをしてみたくてお仕事を辞め、鎌ゲスに。もうすぐ京都に旅立つらしい。

「あ、下のバーのカンカンさんって、潤丸さんのバイクツアーの初めてのお客さんなんですね〜!」

「そうそうーだし、そのあと彼に影響されてチャリで日本回ってたよ?」

じゅ、潤丸、恐るべし影響力…

その後下に戻って聞いてみると

「そうそう笑笑結局日本一周の予定が旅先で飲みすぎてお金が尽きて途中で辞めちゃったんだけどね笑」

まさかの元旅人でした。

住んでるとこのほんの近くにこんなにすごい人たちがいる…そんなことってあるんよなぁ…と、思った日だったなぁ。。

続く!

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