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ゆずの新卒VCの5週間目。

今村柚巴、新卒でVCとしての勤めてます。週報という形で自分にとっての学びなぞを描いていきたいと思います。

五月になります!ということはGW!今村の仕事スケジュールもちょいちょい異なってくるので、いつものブログとはちょい違う内容になっています。

4月28日(日)(28日目)

朝、ふと思い立ったので、

ニコニコ超会議に行ってきました。

ふらっと行く場所じゃねえだろというツッコミもあるかもしれませんが、GWだったことや、SVの投資先が結構サブカル(V Tuberとか、メタバースとか)に強いことから、実際どうなってるのかを見たいなと感じて、足を運んでみました。

ただ

まじででかい。結構わけがわからない。

完全にノリと勢いで「取材だ!」と殴り込んだはいいものの、何をみたら勉強になるのか、

スタートアップ界隈の友人にリサーチにならないと一蹴される図

流石に一人で何もできないのも辛すぎる、と、たまたまピッチイベントの審査員をされていたIVS代表の島川さんにどうしたらいいかを泣きつきにアドバイスを貰いににいくことに

今村のザルい無茶ぶりに対して島川さんは、

「うーーーん、ここにきてる人たちに、それぞれなんできたかいくら使ったら聞いてみたら?」

それだ!

というわけで、「初心者としていろんな人に質問する作戦」を決行。

全体的に殺伐とした場内の中で、おそらくそこそこゆったりしているであろう飲食ブースに狙いを定め、例えばその辺で食事をこぼしてしまってる方にティッシュを提供したり、ご飯を超ゆっくり食べながら、向かいの席に座った人に

「すみません、、私今日仕事でニコ超来てて(嘘ではない)、でもこういうイベント初めてだから、どこ行ったらいいか分からなくて、、お姉さん、今までどこいかれました??オススメあります?」

というスーパー棒演技を繰り広げまくることに。そしたら決行優しいもので、みなさんものすごく答えてくれました

スパチャ(投げ銭)式でどんどんカレーの具材が追加されていく。ラジオの生配信感あっておもろかった

で、結局のところ話せたのが

・2人で総額2万円くらい使ったゲーム実況ファンお姉さんズ。飾る様に推しが収録したレコード持ってた
(レコードプレイヤーは持っていない)

・2年目参加で五千円くらいサンエックスを買ったり、アトラクションに使ったライト層ぽいカップル
(僕もこのイベントの正解はわからない、、と言ってた)

・親子で17時から始まる歌ってみたライブを見に来た親子。話し方的に古参ぽい
(20代の娘さんと、そのお母様だった。家族で行くのすごいな)

でした。個人的にはもっとコア層、具体的には一日3-5万円使うようなガチ勢が多くいるのかだと思ってましたが、案外ライトめに楽しむという文化があるみたいです。

これにはやはりサブカル・オタクカルチャーがより大衆化していることが原因なのかなと。(JAICAとかも出店してた)とはいえ、ターゲットが絞られきれないと、イベントとして向かう方向はまた定めづらくなるのかなとと思います

4月29日(月)(29日目)

この日は朝からSHIBUYA CITY FCの試合に。

エンジェル投資家の橋田さんがスポンサーをしているフットサルチームなのですが、チーム運営が特殊。

パートナー企業は伊藤園等の大手企業を含め200社を超え(2024年5月現在)、企業の課題解決を行うためにヒアリングを実施する、ネットワーキングの機会を作る、というように、ただの広告塔としてのスポンサー活動を行わないことや、2014年立ち上げの新設チームでありながら元日本代表が選手として加入、SNS活用やゲームそのものを大きく盛り上げてフェスのようにするなど、革新的な動きや取り組みを実行されています。

猛暑の中キッチンカーやくじのアミューズメントが並び、スポーツチームの運営とマーケティングの幅広さを実感。

午後にはチケミーの代表、チケ男とともにポッドキャストを録りました。

株式会社チケミーはNFTチケットの販売プラットフォーム。

チケミー自身は私がVCやスタートアップ業界に入る前から知ってはいて、その理由は代表のキャラクター性なんですけども。pivotをはじめ、かなりの数のメディアに露出しているのです。

実際会ってみてもとてもいいやつだし、なんとなく事業も新しいし、すごいんだろうな〜と思っていたのですが。

改めて話してみると、「メディアにも露出して(toB to Cという特性上)、広がってはいたけども、大手会社のチケットが実際に販売されるまでは流通量があまり上がらず、苦しい時もあった」

と話していて、ああ、確かに見た目的に全然余裕そう、流行ってそう、うまくいっていそうというプロジェクトは確かにたくさんあるけど、その裏側はまだ突破口的なところが見つかりきっていない中でもがいている人がいるんだなと。

VCという、消費者ではない立場上、その合否はきちんと見定めないと行けないし、数字をちゃんと追っていかないとわからない。かつ、その数字を開示してもらえるような人にならないと。

4月30日(火) 30日目

朝、こんなニュースをみたんです。

同世代が社長(CoCo壱のフランチャイズ子会社のだろうが)!すごい!

よくよくサイトを見てみると、「スカイスクレイパー」という会社ならしい。ググってみると非上場。

CoCo壱は「スカイスクレイパー」のグループの一ブランドで(コロワイドがやってる牛角、的なイメージで)、上場はしてなんだ〜と思いながらツイートすると

たくさんの人が「スカイスクレイパーはCoCo壱(上場会社)のフランチャイズを運営する会社ですよ!」と教えてくれまして。

自分の無知さとともに、フランチャイズのみの会社がある上に、上場会社まである(シー・ヴイ・エス・ベイエリアなど)ことを知って、この世のビジネスの広さを実感。普段私はITビジネス、スタートアップしか触れないけど、この世には本当にたくさんの会社があるんだなあ、、

でも、仕事をするたびにこの世の知らなかったしくみや動きを知れるのは、やってていい仕事をしてるな〜と感じる要因なのです。楽しい。

5月1日(水) 31日目

あんまり大きなニュースはなく、めちゃめちゃ面談をしていました。

合間で昔の知人の野村さんが来てくれました。高専生のコミュニティを作っているのですが、最近高専生への縁が多く、みなさんとても面白いし才能がすごいので、もっといろんな高専人と知り合っていきたい。

5月2日(木) 32日目

そろそろお気づきかもしれませんが、私はGWとか関係なしに出社してます。(勉強したいだけだよ!強制は一切されてないからね!)

とはいえ、GWに誰がいるかな、そもそもオフィス(コワーキング)はあいてるのかな、と不安になられるかなと思ったので

こんなイベントをたちあげてみたのです。そしたら

ガチで来てくれました。

ミネルバ大学に通い、KUSABIというVCでインターンをする藤原くんと、神戸の通信制高校に通う、起業家志望高校生のニコラス。謎に国際的な会になってしまった。

おもしろいなって思ったのは、二人とも別に「今村に会いに来た」わけでなく、ニコラスくんはSkyland Venturesもよく知らない、けどTwitterに流れてきて、起業に興味があるから凸ってくれたらしい。

こんなことあるんだという驚きと、嬉しさ。VCという仕事はどこまでいってもあまり知られないものだろうし、「投資」という行為に対して壁を感じることがある人も多いと思うけど、そんな中でもくるきっかけが作れるのであればとても嬉しい。

そうそう、この日に中村さん(SVのキャピタリスト)が学生起業家のアイデアに対してフィードバックをしていて。アイデアに対して、「富裕層向け、の富裕層って年収いくらなんですか?」「その人ってこういう動きしてると思うんですけど、どれくらいの頻度でこのお店にいくんですか?」と質問していて。

自分だったら、「荒削りかもなあ」で片付けてしまうことでも、起業家本人にきちんと考えさせる質問をして、相手が気づきを得ている。

めちゃめちゃ理詰めして論破しているように見えるけど、そこに優しさがあるな〜と感じました。答えを突きつけて、ではなく相手に委ねる感じというか。

5月3日(金) 33日目

流石に毎日会社に行っているわけでもなく、ちゃんと遊ぶ日もあります。ということで、この日はジャパンジャムに行ってきました。

今村はハロー!プロジェクト(モーニング娘。)のオタクでもあり、ついでにメジャーバンドも見れるということでよくフェスに行くのですが、オタク友達と共に行きました。

その友人は最近、Fishbowlという静岡のロコドル(地方アイドル)に注目しているらしいのですが、こちらの運営が月曜に訪れたShibuya City FCと近しく。

通常、アイドルグループはスポットのPR案件やライブ、グッズ収入で収益を上げますが、アイドルが乱立した上に労働集約的かつ古い体制の売り方では収益が頭打ちになってしまいます(年間数千万円に満たない売上のGがザラにあります)

また、アイドル、特に女性アイドルは活動期間がかなり短く(ハローは25歳が大まかデッドラインとされています)、活動時間の長さから学歴や社会人経験が満たないことからセカンドキャリアがかなりあやうい傾向にあります。しんどい。

そんな中でfishbowlは静岡の地方企業との定期スポンサー契約を取り付け、ポッドキャストの企画として企業訪問を行ったり、地域活性とPRのための企画を共に行ったりしています。

文字情報が多いので、箸休めに私の推しを見てくれ

例えば100人程度のファンとJR東海列車を乗る一泊ツアー(2-3万円くらい)を行ったり。通常こういったファンツアーはバスツアー形式で行われ、モーニング娘。黄金期あたりから当たり前にある文化なのですが(00年代はバブりすぎて、ハワイツアーなんかもあった)

ツアー会社におんぶに抱っこを辞め、地域企業との連携を行うことでレベニューシェア形式で安定した収益を得つつ、セカンドキャリアへのアシストを行っています。

我等が元ハロプロの山木さんは、卒業ののちソニーに勤めています。(慶應卒の新卒採用。コネでも何でもないです)ヲタクも謎にモラルがいいのでなかなか触れません。今村は就活時代、あまりに調子に乗って「山木さん好きでした」と口を滑らせた結果落ちました。それは関係ないと思うけど。

実際聞くと、本アイドルの運営はサッカークラブチームを参考にしているそうです。アイドルやスポーツといったサブカル群は2次元キャラに対して、またKPOP芸能から遅れをとっている分、より改革の余地があるのでは?と思ってます。

1週間の総評

大結論・ヲタクTANOSHEEEEEE

この日、フェスにいながら、暇な時間は木陰でつんく♂氏の経営論的な本を意識高く読んでいたのですが(ヲタク友達、ハロプロの出番(15時)終えたら別れたのでぼっちでフェスしてました。この世の矛盾)
人はいくつかのオタク的な側面を持っている方が深みも増し、本人ならではのアイデンティティ形成がされるそうです。

それがある程度飛地で、普段はなかなか交わらないものであれば尚再現不可能なモノになる。と。

上記したアイドルGはフルーツジッパーの「私の一番かわいいところ」(TikTokでめっちゃバズってます)を作詞作曲したヤマモトショウ氏がP(プロデューサー)です。SNSでのバズコンテンツを的確に作成することができるというアイドル運営とはまた異なった強みを持つヤマモト氏だからできる企画なのかもしれません。ももいろクローバーZもプロレス文化を入れてたし。

確かに今村はここまで引き上げてもらえたことに、スタートアップへの関心のほかに旅への謎知識やらがあったからかなーとも思っています。

本筋としてのスタートアップへの深掘りは忘れず、旅やハロプロ(アイドル)といった、飛地への深掘りも忘れず、ミーハー心を維持していこうと思ったのでした。

しれっとコナンの誕生日に映画を見たりなぞもしてきました。偶々ですが、コナンもそこそこ好きだったりします。

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