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日本一周106 自分で自分を楽しませる。だけでいいんだと思うよ。

このnoteは…
ゲストハウスが好きすぎて47都道府県のゲストハウスとライブ配信、のちクラウドファンディングで100万円のご支援を頂きながら大学を休学せずゲストハウス日本一周をするノマド女子大生、ゆずの日本一周日記です。

ゆずの誕生日まで後三日

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「今日は何しましょうか」

と、石場さんに尋ねてみて、色々色々考えたけど、青森に移動してみて県立美術館に行く事にしました。

実はこう見えて美術館や建築が最近の好みなゆず。

本当はせっかく弘前に来たし弘前れんが倉庫に行きたいところだけど、本日火曜日は休館。以前北海道に行ったときに十和田美術館にはいっているので(その後フェリーに乗り過ごすハプニング)

今回は青森の二大美術館、青森県立美術館を選択。キミに決めた!

ちなみに駅前のポストにはリンゴが乗っていました。推し方がすごい。

電車を乗っていく。どうでもいいけど青森は県庁所在地だけどスイカ的な交通ICは使えないらしいです。ミニマリストになれません仕様。

ゆきの電車って、なんだか特別な気分になれて…ってとこまで打って

これ↑と同じ事打ってる事に気づいてやめました。はい。辞めます。

青森駅でゆっくりバスを待ってると、行き先がわからないであろうおばあちゃんに地元の女の子がバスを案内しているのに出くわし。今までの旅のことをなんだか懐かしく思って来た。いろんな人に、助けられたなあ…

青森駅に着いたら市営バスに乗り込んで美術館前まで。

「次は〜県立美術館前〜」

??

バス停には着いたものの、そこには何もない。ただ真っ白な世界が広がっているだけ

本当にここ、、美術館あんの…?と首を傾げながら下車してみる

おおお…!

白の中に白。もはやゆきで作られた宮殿のように美術館は佇んでいます。これは狙って作られたのだろうか…

入り口近くのコレ↑かわいいよね

ふらふらと近づいてみて受付のお姉さんに入館をお願いする。

と、ちょうど今からメインの展示の映像が始まるから!とのことで

こちら。メイン展示の「アレコ」。シャガールの作品でバレエの四幕を表した絵なんだけど、そのサイズがとんでもない。でかい。デカすぎる。

だいぶ暗くて悲しい話の解説をプロジェクションマッピングで解説してくれます。いや正直マジで暗い。ドヨドヨじんわりしてる。

バレエあるあるだよねこの独特の暗くて美しい感じ。

最終的にこの演舞は出演者大体が死んで1人生き残った人もふらふらと流浪するっていう終わり方でした。どんなやねん…

でもこの4枚の絵が全てここにあるっていうのはとても貴重なんだそうで。基本的に世界の美術館を飛び回っている絵なんだそうです。

で、こっから先は基本的に撮影禁止。ひたすらに展示物をみていくのですが、

所要時間、1時間しかない問題

いやね、本来美術館なんて1時間でみれるものじゃないことくらいわかってます。わかってるんですよ。

しかしここから弘前に戻る電車の接続はかなり悪い。1時間後の12時前着を逃すと次は3時前までいくことが出来ません。県庁所在地だってのに酷い仕様だぞったくもう…

本来所要時間3時間はかかるであろう展示を超足早にみていく。ゆっくり一つの絵にとどまっている余裕はない。サクサクいかんと、帰れなくなる

とか思ってましたがしかし。

この絵に奪われたんじゃあ…

幸いながらここは数少ない写真OKスポット。ここのニャー、としか書いていない謎な絵に私は心を奪われきってしまったのです。しばらくたちかけて五分で必死に切り上げた。ああああああああもっとみたいのに…

ていうかさっきから気づいてはいたが

ここ、もしかして私以外に今お客様いないのでは?

基本的に美術館って各展示室に学芸員さんがいるものですが、基本的に座ってて私がやってくるともうわかっていたかのように立ち上がり、去るそぶりを見せるとまた座っていく。それこそ根っこが生える瞬間の様に。

もちろん私以外がいた可能性だって十分にはあるんだけど、私にはどうしても私以外がいない環境、のようにしかみることが出来ませんでしたっていう。

私が美術館とか博物館が好きなのって、もちろんその展示そのものもだけど、そこにあるどこか新鮮でときが止まったような空間で。だからこのガラガラの美術館はとても好きでした。

帰ってこれないのかな、と思わせる異質さは、東京のゴミゴミした企画展では味わえない。これが、ドキドキする。

展示をひと通り見終え、順路に進むと謎の部屋がありました。

螺旋階段を進む

雪で埋まりかけた作品。奈良美智の作品。

なんとも言えない神秘的な形状。私はドキドキしながら見つめていました

とかなんとかやってると、もうバスの発着時間!やべえやべえ

バタバタと乗り込んだのはねぶたん号。ねぶた祭りとかけているので髪の毛がすごいリーゼントですね。

駅に戻るとキミコさんが待っていてくれました。ていうかこのものすごい雪の中でヒールブーツで立っていたキミコさんは本当にカッコよかった。

一緒にお蕎麦を食べにいくことに。

さて、今はカフェを営んでいるキミコさん。その経緯を聞いてみると

「え〜、もともと全然違うことしてたよ笑しかもカフェも最後の最後の夢だったわけではなくてその中の一つって感じ。元はね、デパートの販売員だったんだけどヘッドハンティングされてスナック行ったり自分でも立ち上げたり。そのあとは不動産屋さんで働いたり。」

と、唐突の不動産屋さん。

「あ〜それはね、結婚したかったの!笑」

け、けっこん?

「そ。なんとなく結婚したくてさ、いい人と出会えるかな〜って不動産屋入って付き合ってたんだけど、たまたま久しぶりに地元の人と再会して。で、そっちと結婚しちゃった笑」

全く不動産関係ない人と?

「全く不動産関係ない人と。こう、運命的で直感でわかったんだよね。それでもう結婚する、って。運命なんて、勝手に降ってくるものよね笑」

キミコさんはとてもスレンダーなのに人の三倍は食べる。かっこいい。

そんな夢のような漫画のような話、あるんだな。って

最近めっきり私は好きな人なんて居なかったんですけども。いいなあって思ったりしたわけですよ。

お昼を食べたらこれまた櫻谷さんオススメのカフェ、時の音に。

弘前でいくもの行くものかれの影が垣間見えてて草

ここには当時病んでいた櫻谷さんが残したメモ書きがあるそうで。

適当に書き加えておきました。強く生きてさくらやさん。(ここで載せるのは違うと思うので…)

さて、ここではコーヒーのラテを飲んでホッと一息。

マスターがじっくりと入れてくれます

可愛い。。。

「ね、ゆずちゃんはさ、どういう時に楽しいなあって思う?」

不意にキミコさんが聞いてきました。

「私さ、今とっても楽しいのよ。時間はかかっても、自分のやりたいことをやってなんとか食べていけてるし、常に新しい夢がある。きっと櫻谷くんも自分でなんとか迷走しながらも自分の好きなことをみつけて、自分で自分の状況を楽しんで生きてるんだなって。それで、ゆずちゃんはどうなのかな〜って。」

旅してて、憧れた人たちがいる。日本中に。

自分で自分を最大級に楽しんでる人たち

だ。

田舎のおばあちゃんもそう、新しく移住して事業を立ち上げた学生もそう。世界を旅してきたお兄さんもそう、バリバリのサラリーマンをしていたおねえさんもそう。

みんな、共通して自分で自分を楽しませる術を持っていて、そんな人はなんだか輝いて見えたの。

別に、有名人とか、すごいことしてるとか、何かに長けているとかではなく、ただただ自分の好きなことを全力で取り組んで爽やかな顔をしている。そんな人たちが本当に本当に眩しかった。

きっと、まだ私はそこに向けて片足を突っ込めた程度なんだと思う。でもね、でも、そんな人こそ私のなりたい私。

そんなことを言った気がします。

「本当にそうね。そんなね、肩肘張らなくていいのよ。最近の世の中は、何かを始めることに執拗に意味づけを求める。それが故に何が変わるの、自分の成長?世の中?・・・もちろんそれだって大事だと思うけど、ワクワクしたものを自分で生み出せたら、本当に勝ちよ。

うん。でも、本当にそう。

旅をしてて気づいた、自分で自分を笑顔にして、何かに囚われずに自分がときめくものを表現できる人と、それが当たり前な世の中に、近づけばいいな。

あったかい昼下がりでした。出会えて本当に良かった。

さて、宿に戻ると石場さんが紹介したい人がいる、ととある場所へ。

え〜とここは?

「ここはね、オランドっていって、今後ゲストハウスになって行くギャラリー兼シェアスペースで。今最も弘前でアツい若い衆が居るから。是非って思って。」

紹介の仕方が割とジワるけど、とりあえず入って見ることに。

リラックマの器使ってるの可愛い

早速対応してくれた石山さん。

「あーどうも!ここのスタッフしてる石山です〜」

「こ、こんにちは、、((やべえなんの情報もないから何聞いたらいいかわかんないぞ))」

と、すぐ隣で作業していた男性が急に

「おい!clubhouseでいろんな国の紹介して行くルームあるぞ!石山、ガボン代表で出なよ!」

が、

がぼん??

ガボン…

ガボン…

ガボン。?

やべえガボンの情報がマジでなさすぎる、、どこやねんそこ、、

「え〜っとね笑ガボンっていうのはアフリカの国でさ。私もともとそこで農業系の海外青年協力隊してたのよ!」

ガボン!!!!!!

やっとこ色々つながりまして。いやまだ全然繋がってないけどな。どこにあるんだ未知すぎる、、

「ここ最近は海外ずっと言ってないけどね笑で、いまはここで働いていて今後この弘前を盛り上げる拠点として作っていこうかなった思ってるんだ。」

イベントスペース。どんどんいろんなイベントが行われているそうで。

正直なめていた、っていろんな地域で言っても言っても足りないくらい、どこの地域にも新しく面白いことが始まって行く拠点はあるんだなあ、と。

面白い地域面白い地域にはやっぱり人が集うゲストハウスないしそんなスペースがあって、そんな人が当たり前にいるこの環境が好きだな。やっぱり。

と、

さっき話しかけてくれた増田さんがご友人と飲みに行くらしく。私も同席させていただけることに。わあい

ここはかだれ横町。弘前の屋台小屋的なところで、屋内にあるのが特徴。寒いからなのかな。

でもこの時期だからなのか、今はどのお店もひっそりとしていました。

と、いうわけで笑顔のお母さんが眩しい日向ぼっこさんへ。

とりあえず弘前っぽいもの〜と思うと

こ、これは、、

牡蠣の貝焼き!

え、これはなんですか。。

「これはね、嶽きみ天ぷらゆうんよ。」

た、たけき?え、、?

「まあ、とりあえず食べてみ?」

まさかの唐突の弘前弁。何を食ってるのかわからないながらも食べてみると、、

これは

とうもろこしだああああ!

まさかのとうもろこし。の天ぷら。

どうしてこうなったかわからないけどめちゃくちゃサクサクにあがってて美味しい。

なんか今まで関東にずっといたからこの、なんていうか、「想像できないごはん」的なものが久しぶりで舌がとにかくびっくりしてます。なんだこれは、、でもうまい、、

と、感動しているとご友人の方がいらっしゃり。

「あ、どうもはじめまして、、ここの方ですか?」

「そうです!こう見えて市の職員をしていまして、、大学まで弘前でした。」

「へ〜!あ、そういえば友人に弘前大学の人がいて!まあ絶対わかんないと思うんですけど笑さくらやさんって人で、、」

「待って」
「さくらやこうたさん?」

??はい

プルルルル、、プルルルル、、

「あ、どうも櫻谷先輩ですか?」

は、、え?せんぱ、、

先輩だったんですよ。大学のサークルの。もうほとんど話してなかったけど。」

えええええええええええええええええええええええええええ

サクラヤストレートフラッシュ

世界は、、思ってたより何倍も、、狭いみたいです、、お母さん、、

旅の序盤に出会った人の繋がりがこのウルトラ終盤まで続くって、なんかもう世界の神秘を感じましたとさ。

続く!

余談

とってもチャーミングな日向ぼっこのお母さん

まさかのチェキを撮ってくれました。うれぴいね。

バレンタインだから!と帰りがけにはチョコを。こんな可愛いおばあさんになりたいなと、思ったのです。

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