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Questyle CMA18portable 所持機

概要

一言でいえばドングルUSBDACのでっかいやつ。
主としてスマホ(QuestyleはiPhone iPadを想定)と接続して聞くタイプのDACアンプですね。
サイズはiPhoneの半分くらいのサイズで重さは100gくらいで軽い。同時に持っていても小さなモバイルバッテリーと一緒に持っている感覚で持ち歩けます。それでも接続もUSB、アナログ(4.4㎜ 3.5㎜)、オプティカル(光)、Bluetoothと据え置き並みの豊富さです。

音について

低中高特に突出した帯域はないですね。細かく見れば中音よりに思えます。
解像度はかなり高いですが、音像の境界線がわからないタイプ。エッジの立ったカチカチっとした音ではないです。かといって柔らかなタイプの音でもなく、中庸という表現が正しい気がします。
特徴としては中音域に豊かな余韻を感じます。ボーカル域~ピアノ域までポータブルと思えない余裕があります。ドングルUSBDACの「M」ではなく、据え置き機の「CMA」の冠を付けた由来がよくわかる音です。
高音域に目立った特徴はなく、刺激音の丸め方や抜けの良さなど高い水準でまとまっています。
音場感は素晴らしいの一言。前後左右の音の広がりの広さ、音像の立体感、ポータブルではけちのつけようがないですね。

総評

特大の欠点は「まだ日本に上陸してないこと」なんですよね。
技適の関係上外ではBluetoothは使えません。一応実験的に家の中で電子レンジだのテレビだのを稼働している最中に結構な距離を離しましたが、途切れることはなかったので安定していると思います。
国内上陸してBluetooth接続が外でも使えれば、スマホと接続してすごくライトに良い音が楽しめる機種になりますね。USBでつないで持ち運びしてますが、下手なDAPより数段良い音で聞けています。
DAPにandroidが搭載され、そのアップデートの限界でいくら音が良くても3年ほどでシステム的な寿命が来るのはもったいないと思います。これはQuestyleが提示したこれからのポータブルオーディオの上流の在り方の一つではないかなと考えます。でもDAP自体はなんか持っておきたいのですよねぇ。。。悩みどころではあります。
国内価格は12~3万円くらいと予想していますが、その価格のDAPとは正直比較になりません。それくらいの音でした。

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