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『手放す練習 ムダに消耗しない取捨選択』を読んで


ミニマリストしぶさんの『手放す練習 ムダに消耗しない取捨選択』の読書感想文です。


ミニマリストについて調べているときにしぶさんを知り、本が気になって読みました。

最初のカラー写真にはスッキリとしてものが少ない部屋が載っていて、美しいです。

マキシマムの写真からの変化に驚きました。過程も写真で載っています。

アイテム、服、スマホのホーム画面、ガジェット&スタメンアイテムの紹介もあって本文を読み進めるのが楽しみになりました。




印象に残った言葉と感想


読んでいて印象に残った言葉と感想を載せています。言葉だけを抜き出しているので、詳しい内容に関しては本に書いてあります。

「モノを手放すことで人生に”余白”をデザインする」

引用:『手放す練習 ムダに消耗しない取捨選択』ミニマリストしぶ       

冒頭ではドラマの演出での部屋の差異、チラシのデザインでのターゲットに対するデザインの違いが紹介されていました。

この言葉がかっこよくて好きです。読み終えてからは”余白”を作れそう!と思って動き出せました。


 「選択肢が多ければ多いほど、人は不幸を感じやすくなってしまう」

引用:『手放す練習 ムダに消耗しない取捨選択』ミニマリストしぶ

ふわっと聞いたことのある言葉でしたが、ジャムの法則や科学的な視点での話が出てきて説得力がありました。
選択肢は多ければ良いものではないのだと思う部分でした。


4畳半で使えるスペースに「制限」があったからこそ「自宅ですべてを完結させなかった」「生活を町に頼ることが前提のライフスタイルだった」

引用:『手放す練習 ムダに消耗しない取捨選択』ミニマリストしぶ       


第3章の江戸時代から学ぶ部分、今との違いを比較して書かれていました。

江戸庶民は毎日3万歩も歩いていたことにまず驚きました。幸福度の高さが紹介されていて、江戸時代からの学びが多い章。

3万歩も歩いた日っていつだろう?と思い返していました。よく歩いたなと思った日でも3万歩には届いていなかったです。そう考えると、便利になった一方で失うこともあることを実感しました。

「広い家に住みたいかは、モノを減らしたあとに考える」「家の広さを家賃で解決する前に、モノを減らして広さを作れないか」という視点で、モノを減らそう。

引用:『手放す練習 ムダに消耗しない取捨選択』ミニマリストしぶ       

家が広くなってモノが増えた経験がよくあるので、刺さった部分です。
モノを置くために広い家が必要→減らすことを考える、まずは減らしてみようと行動することの重要性を感じました。

「人間は年齢を重ねるほどに、モノを捨てることができなくなる」

引用:『手放す練習 ムダに消耗しない取捨選択』ミニマリストしぶ       

自分で選んで価値基準を明確にする作業ができるのは自分だけです。年齢を重ねるごとに捨てることができなく理由も書いてありました。
モノを捨てるのは自分自身で考えて、できるときにやっておきたいから私は早めに動いておきたいと思った言葉。

捨てられないモノは「モノそのもの」ではなく、モノにまつわる「思い出」や「機能」である。

引用:『手放す練習 ムダに消耗しない取捨選択』ミニマリストしぶ       

第6章 ミニマリスト式「モノ減らしロードマップ」では、これからモノを減らしたい人に向けてモノの減らし方について書いてあります。


モノ減らしは、買い物の時点から始まっているのだ。

引用:『手放す練習 ムダに消耗しない取捨選択』ミニマリストしぶ       

買い物の時点から考えようと痛感した言葉です。

「絶対に欲しいモノリスト」や「モノより経験」の考え方、新たな視点での知識も含めて自分自身を見つめ直した部分でした。


ミニマリストに興味を持ったら読んでほしい1冊


冒頭の部分にもありましたが、「モノを手放すことで人生に余白をデザインする」メリットが最大限に伝わってきました。

それだけではなく、プロセスや説明もていねいに書かれているので今すぐ何か動き出そう!と思って実践したくなります。

共感する部分と、刺さった部分と学んだ部分……私も読んで、動き出しました。

シンプルで読みやすく、ページをめくるたびにワクワクしました!研究データや実例の紹介が多くてわかりやすいです。


以前の私はミニマリストはモノを減らして、少ないモノで暮らしている人ということしか知りませんでした。インプットして過程やマインドを知ることで理解が深まりました。

ミニマリストに興味を持ったら、ぜひ読んでほしい1冊です。


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