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【今でしょ!note#149】自分の仕事に自信を持つことが全ての出発点

いかがお過ごしでしょうか。林でございます。

今日は、私が周囲に広げていきたい価値観の一つ「自分の仕事に自信を持とう!」という趣旨の話をします。
皆さんは自分の仕事に自信がありますか?

これまで仕事を通じて出会った人を見ていても、やはり自分の仕事に自信を持った人はしっかり成果を出しているし、周囲にその実力を認められている人ばかりです。
反対に、何かを聞いても「自信なさげに話す人」というのは、その人が本来持っている能力が適正に評価されていないと感じる部分もあるし、本来はもっと成長する余地が大きいのにそれが叶っておらず、勿体無いと感じることもありました。

思うに、「自分の仕事に自信を持つ」ということは、その人自身にとってはもちろんですが、その人がいるチーム、組織、より広義で言えば、その人の仕事の業界全体にも影響を与えるくらい重要なことです。
それは「仕事に対する自信は、仕事の価値そのもの=個人・サービスの価格、やりがい」と言っても過言ではないと考えているからです。
そして、自分の仕事に自信を持てない人がいれば、しっかり自信を持たせてあげるよう適切なアプローチをすることも、マネージャーの仕事の1つだと考えています。

今日は、このあたりについて考えていることを深掘りしてご紹介します。


自信があるから成果が出る

まず、個人単位で成果が出るまでの原理について、私の観察結果から紹介します。私には大変有り難いことに、「こいつには敵わないな」と感じさせてくれる後輩が沢山います。

学生時代から後輩に恵まれる運を持ち合わせているのか、とても勢いと元気があって実力もユニークさにも溢れる魅力溢れる後輩たちにいつも突き上げられる形で人生を送ってきました。

学生時代の部活動でもそうですし、会社に入ってからも、自分のことを簡単に追い越していく後輩たちに恵まれて、とても有り難い環境にいると感じます。(自分のことを突き上げてくれる後輩がいないとすれば、その組織は衰退傾向にあるということなので)

彼ら・彼女らに共通しているのは、須く自分の仕事に自信を持っているという点に尽きます
「成果が出るから自信が出る」のでは?と思うかもしれませんが、違います。
「自信があるから成果が出て、成果が出るからより自信が出る」のです。

つまり、最初の最初のところで、「自分の仕事に自信を持つ」というところが芽にあって、これがないと好循環が発生しないということです。

仕事をお願いする立場、つまり自分がその人のマネージャーであったり、お客さんの立場であれば、「自信がある人」に仕事をお願いしたいのは当然ですよね。
「この成果物の品質は問題ないですか?」と聞いて、「自信はないけど、多分大丈夫です」と返してくるのか、「○○まで確認したので大丈夫です!」と返してくるのか、後者に仕事を任せたい人が圧倒的に多いでしょう。

自分の仕事に自信を持つためには、自分の仕事のプロセスを客観的に言語化できているということでもあります。闇雲にこの辺までやればOKかな・・というスタンスで仕事をしていても自信が持てないのは当然で、この仕事はこれとこれを抑えれば80点のところまでは行けるはず、と自分なりに考えながら仕事を進めているし、それを他人に言葉で伝えることができます。

これは、個人レベルで誰もが1つ上のステージにレベルアップしていく時には必ず必要なところで、あまり年齢は関係ありません。
10代、20代でもしっかり自分の仕事を客観的に認知して自信を持って他人に説明できる人もいれば、30代、40代になってもそれができない人もいます。

自信は、仕事の価値に直結する

全ての出発点である「自分の仕事に自信を持つ」ことができると、周囲がその仕事の成果を認めて、さらに多くの、あるいはより高いレベルの仕事を任せてくれるようになります。

自分の仕事の成果が認められると嬉しくなり、「より工夫してより良い成果を出そう」とします。その結果、更なる成果を出していくことができるのです。

個人視点で「自信」を持つことの重要性

個人が「自信」を持つことの重要性は分かりやすいですね。成果を出していけるので、自分の評価を高めていけることです。評価が高まれば、より高次の仕事を任せてくれるようになるので、自分で動かせる仕事の範囲が大きくなります。
その過程で成長を実感することにもつながりますから、やりがいも大きくなります。当然、周囲からの評価が高まり、実績を作り出して行けると、労働市場における自分の価値=収入を上げていくことにも繋がります。

視点を変えると、より重要な仕事を取捨選択していくことができるようになります。つまり、「自分でないとできない仕事・自分がやることで他人がやるよりもより成果が出る仕事」を選んでいくことができるので、よりパフォーマンスを出しやすくなります。
自分がやるよりも他人がやったほうがチーム成果が上がる仕事は、チームの他の人に任せることができるのです。

特に日本人は、しっかりと仕事をしているのにも関わらず「自分なんて」と極端に遠慮してしまう人が多いです。でも、それは自分を安売りすることに繋がっており、「より大きなやりがい、仕事の選択肢、収入アップ」を阻んでしまっている可能性があります。

組織単位で「自信」を持つことの重要性

組織というのは実態がなく、結局は個人の集合体です。会社というのも実態がなく、ただ書面上の手続きを終えたバーチャルなチームでしかありません。

組織単位で自信を持つということは、そのバーチャルなチームを構成する個々人が自信を持っているということです。

チーム単位であれ、会社単位であれ、組織として集合しているのには、集合して何かの価値を社会に届けるという明確な目的があります。
組織が自信を持つということは、組織が社会に提供する価値(=組織としての成果)を大きくしていくことに直結していきます。

分かりやすいのは、プライシングです。
ある組織が世の中に提供している価値が大きいということを組織の構成員が認識していれば、変に自分たちを安売りして、自分たちの価値を下げる行動を取ることはしません。

しっかりと自分たちの価値を価格に反映できるから、その利益を再投資して、より大きな価値創出に繋げられるのです。まずは、サービスの供給側は、自分たちの仕事が社会に提供している価値を言語化・認識して、自信を持って適正な価格に反映させるところが出発点です。

サービスの買い手の立場では、従業員や再投資のために還元される金払いをよくしていく必要があるし、金払いが良い買い手のところに、より良いパートナー企業やサービサーが集まってくるのです。
コストカットこそが仕事と考えているデフレマインドの企業には、中長期で見た時に重要な優秀なビジネスパートナーを失っていくことになるでしょう。

以前ご紹介した「貨幣経済社会」から「評価経済社会」にシフトしつつあるという話とも共通しますが、評価はお金に変えられますが、お金を評価に変えることはできません
供給側が価値を価格に反映することが重要なのは然り、需要側が価値に対して価格を支払っていくことは、社会からの評価を獲得するためにも大切なことです。

それでは、全ての価値形成の原点となる自信を持った組織やチームを作るのに、マネジメント視点で重要なことは何なのか。
この論点については、明日解説していきたいと思います!

それでは、今日もよい1日をお過ごしください。
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