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【今でしょ!note#172】「音声インタビュー」企画の考案

いかがお過ごしでしょうか。林でございます。

先日Voicyのライブアワーに登壇させていただいて感じたのは、台本も何もない状態でインタビューされたことに対して、自分の考えをショートにまとめて瞬発力高めで臨機応変に返しながら話すことの難しさです。

当日話した論点を文章にするとこんな感じでまとめられるのですが、これを言葉で「端的に」返していくとなると、これが難しい。

おそらく、この能力も一定のトレーニングと場数が必要だと感じており、最初から誰でも上手くできるものではないんだろうと思います。

一方で、「音声ならではの良さ」というものについて、改めて感じさせられました。普段、文章だけで接していて、リアルな世界では全く別のフィールドで奮闘されている方たちが、文章から伝わる人柄のニュアンスとは実は違った一面もあって・・という面白さがあります。

ここは人間ならではの良さというか、同じ内容で合ってもテキストでインプットする情報と音声でインプットする情報とで、また違った印象になり面白いと感じたところです。

そこで、ジャストアイデアなのですが、「音声インタビュー企画(仮)」みたいな取り組みをやってみたら面白いのでは?と考え始めています。
インタビュー側は聴く力・引き出す力を伸ばすトレーニングになりますし、答える方はテンポよくショートに返していくためのトレーニングになる。

配信したインタビューを聞く方は、普段文章だけで接する人の音声情報をインプットして、文章で発信されている方の「人となり」も感じながら立体感に理解することができる

本企画を考案するに至った背景ややり方について本記事で踏み込んでいくので、もしご興味ある方がいれば、コメント欄などで教えてください!

「書く」ことで得られるものとは

昨年から半年弱毎朝記事を書いてきて感じているのは、何かに対して聞かれたことに対して答える「瞬発力」の向上です。

この瞬発力について、もう少し解像度を上げると、過去に一度頭の中で考えて文章にしたことが脳内でインデックス化されていて、何かのキーワードが入ってきた時に、そのキーワードで脳内検索をかけて引き出しから答えを抽出してきている、という感覚の方が強いです。

だから、自分の脳内メモリの中に、分野ごと・キーワードごとのインデックスを貼っておくのが大切。インデックスがあれば、もう少し頭の奥にあるディスクから関連情報(自分の考え詳細)を引っ張り出してこれます。

「書く」トレーニングというのは、まさしくこのインデックス作りそのものなんだと実感してます。
「考えること」=「書くこと」と捉えても良い。何かの情報をインプットにして、頭の中だけで考えていても、様々な情報と自分のアイデアがフワフワと空中に浮いているだけです。それらの情報を構造的に配置して、瞬時に脳内インデックス化することは難しいですよね。頭がものすごく良い人は、これができると思いますが、私のように頭の回転が遅いと到底できません。

だから、「インプットした情報」を二次元の紙面に単語・文章として落として、並び替えてみる。過去の経験や他の情報から自分の考えとして定着したものと、インプットした情報を繋げてみる。この具体事象を見て共通要素を抽出して抽象化して別の具体に当てはめてみる、ということを書きながら繰り返すことで、自分の脳内インデックスが補強あるいは追加されて、「瞬発力」の土台が出来上がるのだと思います。

まとめると、人の頭は「書く」ことを通じて、情報と意見を構造化し、大項目・中項目あたりを自分でラベリングして、脳内インデックスとして定着するのだと考えています。

「話す」トレーニングも必要

上述した「瞬発力」を高めていくためには、脳内インデックスを広く貼っておくことが前提なのですが、もう一つ重要なことは脳内検索エンジンのアルゴリズムの品質を普段から上げておくことです。

噛み砕いて言うと、Aという情報が入ってきて、自分の脳内インデックスに検索しに行ってAに対応するBという意見を返却するためのルートが3ルートあるとしたら、その3ルートのうち、最も最速ルートで辿れることで「瞬発力」が上がるのだと感じています。

しかし、当然ながらどのルートが最短なのかは、3ルートそれぞれを一旦辿ってみないと分かりません。だから普段から何かのお題に対して自分の考えを述べることで、最も最短ルートを見つけておくことが大切です。場数が大切な理由ですね。

そして、Aに対応するBという意見を返却する際、Bをいかに端的に分かりやすく伝えるか、というところも鍵ですね。
これは当然書くことである程度鍛えられるのですが、言葉で「話す」シーンになると、「書く」ことと「話す」ことの違いを感じさせられます。

おそらく「書く」時に使っている脳みそと「話す」時に使っている脳みそが違うんでしょうね。
「言いたいことを上手く伝えられるとは限らない」というのは、使っている脳内筋肉が違うからなんだと感じています。

だから「書く」だけでなく、時々「言葉に出して意見を言う」こともトレーニングが必要なのでは?と。「書く」ことを続けることで「書く」ことに対する抵抗感がなくなってきたように、「話す」ことについても同じようにトレーニングすればある程度慣れてくるのだと思います。

だけど、普段の本業において、きちんと「話す」ためのトレーニングができる機会があるかと言われると、微妙な気がしています。当然、仕事の専門領域に関する会話の中で発言を求められる機会も多いですが、では「全く異なる分野にいる人に対しても自分の取り組みを専門用語を使わずに伝えられるか?」と問われるとなかなか怪しい。

だから「話す」ためのトレーニングの環境を、自分自身で整備する手段はないのかな?と考えた次第です。

「音声インタビュー(仮名)」の概要

そんなトレーニングの場として、「音声インタビュー(仮名)」という企画にチャレンジしてみたらどうだろう?と、昨日歩きながらぼんやり考えました。
「書く」だけでなく「話す」方のトレーニングにならないかなと。

やり方としては、何らかのテーマで記事を書かれている方に対して、私が10〜15分程度でショートにインタビューをして(あるいはただの対談形式でもいいかも)、それを音声コンテンツとして記録してnoteプラットフォーム上で有料配信するというものです。有料配信にする意図は、対談する方の心理的安全性を確保するためです。

自分一人で音声配信プラットフォームのパーソナリティとして配信するのはハードルが高くても、このやり方であれば単発だし対談形式なのでハードルも低く、小さく始められるのかと思っています。

私自身にとっても、普段とは異なる分野で活躍する方と話をする機会ができてとても貴重な機会になりますし、各テーマに対して興味を持っていただいた方にとっても、普段テキストで見る人の考えをテキストだけでなく音声でも聞ける機会ができるのでは?と考えています。

まずは、小さくやってみるところからですね!
あまり上手く行かなければ、上手く行かない理由が分かりますし、とにかく賛同者がいればやってみてから考えることにします。笑

というわけで、上記アイデアについて、面白いかも?インタビューか対談をしてみてもいいよ!という方がいれば、コメント欄で教えてください!

それでは、今日もよい1日をお過ごしください。
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