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先進的企業における、業務へのAI導入のための5ステップ

1か月ほど前から、生成AIの業務での利用事例の取材を始めました。

既に今日までに、20~30社のインタビューを終えましたが、引き続き取材先は募集中ですので、遠慮なくお声がけください。

また、ご希望があった方については、お聞きした取材内容を後日(10月末~11月にかけて)記事にして、メディア上で配信する予定ですので、「どんな使い方をしていたのか気になる」という方は、そちらを見ていただくと良いと思います。

で、それはそれとして、今回取材をしていて感じたのは、「生成AIの導入は準備が必要だ」という話です。

では一体、何を準備するべきなのでしょうか?


実は、「何に使えるの?」という問いが依然として巷では中心となっていますが、実際には企業が業務への適用をする際に、越えなければならないハードルは5つあります

1.生成AI導入の目標設定

一つ目は「目標」です。AIの実装を意図する際には、明確で定量化でき、かつ達成可能な目標を設定することが重要となります。


そしてこの目標は大別して2種類あります。

一つ目は個人レベルでの時間生産性の改善に関する目標です。

例えばメールの返信、企画の案出し、各種の調査、翻訳、議事録、データ分析など、小さい範囲での個人業務を効率化するための目標です。

この場合、改善の目標は、「残業代の削減」や「外注費の抑制」または「人件費の抑制」といった所につながる可能性があります。

そして二つ目は企業全体や業務レベルでのオペレーション改善に関する目標です。

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インターネット上における 「生成AIの利活用」 「ライティング」 「webマーケティング」のためのノウハウを発信します。 詳細かつテクニカルな話が多いので、一般の方向けではありません。

ビジネスマガジン「Books&Apps」の創設者兼ライターの安達裕哉が、生成AIの利用、webメディア運営、マーケティング、SNS利活用の…

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