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Vol.13 糖質制限は痩せる?危険?

〈糖質制限ダイエット〉

以前、主食である米やパンなどの炭水化物(糖質)を抑える「糖質制限ダイエット」が大ブームになっていました。
確かに糖質制限をすると比較的すぐに減量を実感できるので、良いと思う人が多い印象があります。 しかしながら、糖質制限ダイエットによる減量効果は一時的であり、長期的に維持することが難しいことはあまり知られていません。
またリバウンドをしたり、筋肉が落ちたり、健康を害する例も出てきており、警笛を鳴らす専門家も増えています。 糖質制限は、主食を抜いた分のエネルギーを補うため、肉などの「たんぱく質」「脂質」の摂取割合を増やす傾向にあります。

糖質を控えるかわりに、肉などのたんぱく質・脂質が増える傾向がある

たんぱく質の摂取量が極端に増えると、体内で発生したアンモニアを解毒・代謝するために肝臓がフル回転で働くことになり、その負担も増大します。 また、脂質の摂取量が極端に増えれば、脂肪が蓄積してしまい、体重は減っても体脂肪率は上がってしまう場合もあります。
肉は食べすぎると大腸がんのリスクを増やしてしまうなど健康に悪影響があることも言われています。

〈お米は太らないの?〉

お米の主成分は「炭水化物」で、それが消化されると「糖質」として体内に吸収されます。
「糖質」は脳の唯一のエネルギーであり、必要な栄養素ですが、
摂り過ぎるとエネルギーとして消費されずに体に脂肪として蓄積されてしまいますので、なんとなく炭水化物は身体に悪い「米=太る」と考える人がいます。また、「悪者」だというイメージや、そのように信じてきた方も多いように思います。

ですが、炭水化物は「ヒト」という動物にとってのまさに「主食」であり、これが活動のエネルギーとなり、熱を生み、身体を温め、代謝を上げます。 その「米」を控えるとその逆のことが起こり、一時的に瘦せたとしても身体は冷え、代謝は下がり、その結果として余計に太ってしまうこともあるのです。
極端に糖質制限(主食のごはん)を無くしてしまうのは代謝が悪くなるので悪循環になりやすいと言えます。

質の良い適した量の糖質を取り入れることで、落ちていた代謝がグッと上がりったり、更にゆっくり安定して供給される「糖分」によって精神も安定するといったメリットもあります。もちろん、砂糖などの糖質の取り過ぎは健康に良くないので控えた方が無難ですが、取り方次第で大きく変わってきます。

〈炭水化物(糖質)には2つの種類がある〉

炭水化物(糖質)の中には、白米や小麦粉などのような「精製された白い炭水化物」と、 玄米や全粒粉のような「精製されていない茶色い炭水化物」の2種類があります。 同じ炭水化物でも、後者の茶色い炭水化物には、精製されたものには除かれしまう「副栄養素(ビタミン、ミネラル、食物繊維)」が豊富に含まれており、 代謝をサポートするのはこの副栄養素が必要で、代謝できる食事への近道となります。 また、近年では茶色い炭水化物(未精製のもの)は、糖尿病や大腸がんなど、病気のリスクを下げると報告されています。

〈糖質(炭水化物)をうまく選んで味方につける〉

太らない、健康なからだになるためには、炭水化物を抑えて「カロリーを摂らない」のではなく、 「脂肪や老廃物を代謝して溜めない」ことが重要なこと。 前回の「代謝できる食事」を思い出してみてください。
◆過去記事はこちら
https://note.com/yuwaeru/n/n10365aaf732d

割合と質を満たした「基本食」

代謝できるかどうかは、上記の図のように食事の質となる、「副栄養素」ビタミン・ミネラル・食物繊維・酵素などが含まれているかどうか、また割合を満たすことでした。
きちんと「栄養素の割合と質」を見極めることが大切で、これらを満たすと図のマッチ棒のように
●木の棒(燃料)  ➡【割合】(米6:野菜3:肉魚1)        
●てっぺんの着火剤➡【質】(ビタミン・ミネラル・食物繊維・酵素)
 
の役割をして食べたものがきれいに完全燃焼します。

余計なもの(脂肪や老廃物)が溜まらないので、免疫力も新陳代謝も高い状態となりますので健康やダイエットにつながる鍵となるのです。

もうお分かりかもしれませんが、精製されていない茶色い炭水化物である「玄米」はこの「割合と質」を兼ね備えたパーフェクトフードとなります。
副栄養素をしっかり取れる炭水化物を上手に選択すれば、ダイエットの味方にもなるのです!

ダイエット目的の方 は、炭水化物(玄米ごはん)を食べられるので満足感がありストレス軽減、副栄養素もとれるので、無理なく継続できます。

生活習慣病予防・健康目的の方は、炭水化物(玄米ごはん)を食べながら、日々の食生活に取り入れるだけで健康の土台を整えことができます。


寝かせ玄米ごはんを食べて健康の土台を整えていくと、自然に体や心が整い、心に余白ができたり、不思議と安心感がうまれます。
まずは1日のうち1食だけ玄米にしてみることから始めてみませんか?

▼「一日一膳、玄米生活実践編」を参考にしてください♪
https://note.com/yuwaeru/n/n932ee5a12567
「基本食と快楽食」を自分でバランスよくコントロールしながら、食や健康に対して主体的な生き方ができるようになります♪


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