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左回りの法則について

こんにちは
株式会社ニュークラウドの矢崎です。

皆さん「左回りの法則」というのをご存知でしょうか?これは人間は自然と反時計回りに行動してしまうという説であり、スーパーやコンビニなどもこの法則に基づいて商品の陳列を行なっております。

「人間の心臓が左側にあるから」「右利きの人間が多いから」など、うっすらと聞いたことがある方も中にはいらっしゃるかと思います。今回はこの左回りの法則を解説していきたいと思います。

まず人間は利き手と同様に「利き足」というのがあります。そして約90%の方が利き手とは関係なく、ボールを右足で蹴るとされており、この事から多くの人の利き足は「右利き」なので、右足で地面を蹴り、左足を軸足として方向転換するのが自然的であります。つまり、体が左側に回転しやすいので、これを活用し、コンビニやスーパーなども売れ筋商品を左回りする人の目に留まりやすく配置しています。

非常階段が左回りになっているのも、用途として「上らず」に「下る」為に作られているため、降りる時は全て左回りになっているかと思います。あくまでも非常階段のみです。

陸上競技のトラックやスケートリンクが左回りなのは、上記のことから記録が出やすいと考えられているためでり、国際競技連盟によって決められているそうです。

イベント会場などの設営は左回りがセオリーですが、混雑が予想される場合は右回りをしたくなる導線を作ると良いそうです。現にディズニーランドでは入り口から右手のエリアに最後に周りたくなるようなアトラクションを敢えて設置しているそうです。「未来」エリアとも呼ばれており、左手のエリアが「過去」、奥のエリアが「現在」と言われております。つまり過去→現在→未来の流れで右回りしたくなるように設計することでお客様が分散し、混雑緩和につながるように作られています。

他にもこの左回りの法則が活用されている事象がいくつか在るかと思います。普段何気なく無意識に動いている導線に、何か法則があるのかもしれませんね。マーケティングにおいてもこの法則が活用されている為、何かしらの参考に慣れれば幸いです。

ご購読ありがとうございました。
株式会社ニュークラウド 矢崎。

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