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行き当たり"バッチリ"な一日

座右の銘は「行き当たりバッチリ」だ。

これは、強み診断の「ストレングスファインダー」の診断結果で出てきた言葉。

これを見たときに、今まで「行き当たりばったりで計画性のない自分」「コツコツできずに思いつきで行動する自分」だとマイナスにとらえていた印象が、オセロのように180度ひっくり返った。

先日、ライター&旅エッセイスト&モデルの、中村洋太さんの朝活に参加した。

中村洋太さんのことは、何と紹介したら良いのか難しい。「大阪から福岡まで徒歩で旅する」「東北を自転車で旅する」など、いつも新しいチャレンジをしていて、最近はほぼ毎日地元のスタバで朝活と称して、1対1でおしゃべりする時間をもうけている。

中村さんとの出会いは、2020年までさかのぼる。当時、駆け出しライター向けに相談に乗ったり添削をしてくれたりする活動を始めていた。

私は、今でこそありがたいことにフリーライターとしてさまざまな媒体で文章を書いているけれど、当時は専業主婦からクラウドソーシングでレシート入力の仕事を始め、少しずつWEBライターに挑戦していたころ。

SEO記事を書いていたのが、子育てプロダクトの導入事例の案件を受けることになったものの

「この文章がお金をいただくに値するのだろうか……」

と、自信が持てずにいた。

中村さんの上記noteを読み衝撃を受け、初心者ライター向けにコンサルを始めたと見かけて、おちょこくらいしかない勇気を振り絞って、おそるおそるDMをして2人目のコンサル生になった。

この時、中村さんからお墨付きをもらったことで、進んで営業などできるようになった。私の恩人です。

振り返ると4年ものお付き合いなのだけど、まだお会いしたことがなかった。中村さんが少し前からお膝元の「スタバ」で、1対1でお話する朝活を始めていたのを見て、「いつかお礼を直接伝えたい」と思っていたから「これはチャンス!」と思い申し込み。

行くまではハチャメチャに緊張していたけど、いざお会いするとお互いに話が止まらない! 近況報告や最近考えていること、これからしたいことなど。

中村さんが始めたばかりのnoteメンバーシップを立ち上げるまでの思考の流れも聞かせてもらった。1対1の雑談だからこそ、ただただ何も気にせず、オープンにできることもできないことも、話が弾んだ。

娘(小3)がiPadで動画を左上で見ながらMinecraftをしていたり、「シンクシンク」というアプリで遊んでいたり、アイビスペイントで絵を描いてたり。

その度に

「それは何?」「今の小学生すごいな」

と会話が広がる。私にとっては当たり前の日常が、中村さんにとっては目新しいことなのか。さすがの好奇心とアンテナ。

「ライターやフリーランスは自分の経験が糧になる」

と言うけれど、自分の場合は、子育てを通して培ったものがフリーランスとしての差別化や強みになっているのだなと雑談をすることで改めて気づいた。

「友達とお茶」みたいな時間でとっても楽しい時間だった。なんと、埼玉住みながら中村さんのスタバへは片道2時間かかるから申し込みに迷っていたのだけど、飛び込んでよかったな。

フィンランド旅のお土産もいただいた!ありがとうございました!


行き当たりバッチリな1日の始まり

この日はここでは終わらない。私は計画や目標を立てて動くのがとても苦手で、他に何も予定は入れていなかった。大森に向かう途中に渋谷駅を通りがかり

「そういえばお父さん渋谷にいるじゃん」

と渋谷勤務の父のことを思い出した。

「ランチかお茶でもしない?」と誘うと「いいよ」と即レス。

スクランブル交差点で撮影する海外の方に驚きながら父と合流し、美味しいお蕎麦とパーラー西村でスイーツをご馳走になった。

東急プラザ渋谷のお蕎麦屋さん。


東急プラザ渋谷は、祝日だというのにそれほど人が多くなくてゆったりとしている。店内に子どもたちが大好きなロボット「Pepper」が接客をしているカフェが目の前に広がる。これは……! 夢の国! なにせ、ロボットの図鑑やロボット関連の絵本ばかり読んでいた時期があるのだ。

「うわあ〜!!行きたい!!」

私と娘、二人同時に声をあげていた。残念ながらこの「Pepper PARLOR」は予約が必要とのこと。また行きたい場所を見つけた。

未だに自立できない娘でごめん!!と思いながらも、人に振る舞うのが好きな父に甘えさせてもらった。

父が北海道から上京したときに叔母(父の姉)と行ったのも西村さんだったらしい。


父と別れ、「そろそろ帰ろうか」と娘と話していると、またもやピン!!

「渋谷の隣って原宿なんだ」

と気づいた。

娘はずっと「原宿に行きたい」「ベビタピに行きたい」と話していたから、混雑覚悟で原宿に立ち寄ることに。

ちなみに、私は東京の町田出身だけど、ほぼ町田から出ずに青春時代を過ごし、大学も都内西側だったから原宿に行ったことは人生で多分1回くらいしかない。こんな母の娘が小3にして「原宿行きたい!!」と言うところが、子育ての面白いところ。

インフルエンサーのしなこちゃんが店長を務めるベビタピは圧巻の2時間待ちのため断念。

お菓子の量り売りに目を輝かせたり、地雷系の靴屋さんで可愛いサンダルを購入したり。少しの滞在時間でも原宿の空気を満喫して、大満足で帰路についた。

朝活のために朝早くからでかけたことで、思いがけず充実の1日となった。朝活の効果(?)すごいな。行き当たりバッチリ万歳。


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かたおか由衣
最近、活動名を「片岡由衣」から「かたおか由衣」に変えました。

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