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余白があるから生き生きする子どもたち|大好きなボードゲーム5つ紹介

ピタゴラスイッチは好きでしょうか?
「キュボロするわ!」
冬休み初日の朝、サンタさんから届いた「キュボロパターンバインダー1」を見ながら、小4の長男がピタゴラスイッチのような、ビー玉が転がる玉の道を作っていました。

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スイス発「キュボロ」

写真のおもちゃ、「キュボロ」はスイス発のおもちゃで、正方形の木材に、溝や穴が空いています。溝に傾斜はなく、上から落ちる勢いを使い、ビー玉が転がっていきます。

長男が手にした「パターンバインダー」はキュボロの作例が載っている本。個人的には、パターンバインダーは価格もそれなりにするし、キュボロ本体に付属の説明書があるため、なくても‥と感じています。

ただ、長男はパターンを見ながら組むのが好きなタイプ。嬉々として色々な形に組み替えて遊んでいました。

パターンや説明書をほぼ見ない、感性で動く系の次男も、兄につられて隣でオリジナルの玉の道作り。

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「見て見てー!」
「できたから動画撮ってー!」
「ああっ途中で止まっちゃった!!」

家事を進めるかたわらで、そんな声が響きます。

本家の「ピタゴラスイッチ」でも恐ろしい数の失敗を重ねてあの素晴らしい玉の道ができているように、子どもたちも何度も粘りながら完成させていました。

途中、近所の6歳のお友達がふらっと遊びに来ました。

自分たちより年下の子に、玉の道を解説したり、見せたり、「ビー玉を転がしてみなよ」と声をかけて一緒に遊ぶ息子たち。

よく「しっかりしている」「優しい」と言われる息子たちではありますが、家のことをほとんどしない、だらしない、兄弟喧嘩をよくする、など、子どもらしいちょっと足りない部分もあります。

それでも、自分たちの好きなことでお友達と楽しめる彼らを見ると嬉しくなります。


ボードゲームはコミュニケーションツール

積み木だけではなく、ボードゲームやカードゲーム、いわゆる「アナログゲーム」も家に充実しています。

もともと、子どもと遊ぶことに「どうすればよいのかわからない」と苦手意識を持っていた私。

カルタやすごろくも好きですが、家にはヨーロッパのボードゲームも多い。それは、ヨーロッパはボードゲームを家族やカフェなどで楽しむ文化が根付いていて、小さな子でも楽しめるものが数多くあるためです。

日本にもボードゲームカフェが増えたり、東急ハンズなどでボードゲームコーナーを見かけたり、盛り上がりを見せているなと感じます。

さて、5歳の娘と、遊びに来ていた2歳のかわい子ちゃんと「ベルズ」をプレイすることに。

▼「ベルズ」

カラフルなベルの中から、自分のカラーのベルを付属の磁石入りスティックで取っていきます。シンプルだけど大人がやっても盛り上がる、2歳でも楽しめる、テッパンゲームのひとつ。

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お友達が帰ったあとに、娘と2人で
「雲の上のユニコーン」
「ネックレスメーカー」
もやりました。

▼「雲の上のユニコーン」

ユニコーンの駒を動かしながらキラキラの宝石を集めていきます。駒の数字が1から3までなので、小さな子でもすぐできるようになるすごろくゲーム。


「ネックレスメーカー 」

宝石で神経衰弱をしながら、揃ったらネックレスに通す「神経衰弱」+「ネックレス作り」を楽しめるゲーム。

完成したネックレスはもちろん着けられます。可愛くて楽しいゲーム!ドイツのゲームは子ども心をくすぐる可愛いものがたくさんあります。

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お兄ちゃんたちは友だちのところへ行っていて、娘と2人の昼下がり。娘は私が大掃除をする横で、一人で黙々と自由に遊んでいます。途中で「これやろう」と私のもとへゲームを持って誘ってきました。ゲームに子育てを助けられている!

一緒に遊んで、たくさん笑いました。

夜は家族みんなでボードゲーム

夜は久しぶりに家族みんなでボドゲナイト!

「アイスクール」
「ねことねずみの大レース」

をやりました。



「アイスクール」

ペンギンを指ではじきながら魚を集めるゲーム。おはじきのようなシンプルルールなのですが、動きがあるからか異様に盛り上がる‥!子どもたちが笑い袋のように笑い転げていました。

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「ねことねずみの大レース」

木製の駒が可愛すぎます。ネコから逃げながらチーズを集める、すごろくゲームです。

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対象年齢は4歳から。

✔︎1人が動かすねずみの駒は4ひき
✔︎途中で小さいチーズをもらえる小部屋に逃げるか、大きいチーズをもらえるゴールを目指すか判断する

ただ駒を進めるだけではないところが面白い!盛り上がります。

▼2から5は通常の数字の目。自分のねずみを進めます。1だけに猫マークが。この目が出たら【自分のねずみと猫】を1マス進めます。

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私のねずみちゃんたちがずっと前方で逃げていたのに、猫マークが続き、どんどん戦線離脱‥‥。

猫のマークを出しまくって爆笑していた5歳の娘が、なぜか優勝するという結果となりました。大人が頭を使いすぎて負けるパターン!この「運」と「戦略」のバランスが面白く、10歳、8歳、5歳みんなで盛り上がります。

ボードゲームは「知育」や「能力伸ばす」面が近頃は注目されていますが、やっぱり大元は「楽しい!」を大切にしたいな。

楽しいからやりたくなるし、どんどん増えてしまうオタクの性‥‥。駆け引きや交渉など、コミュニケーションが必ず必要なところにも魅力を感じます。


余白があるから楽しい

2020年6月の休校期間、何も予定がなくて、ただひたすら積み木で遊んだり、ボードゲームをしたり、砂浜でヤドカリのお城を作り続けたりした日々を思い出しました。

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閉塞感はなく、楽しかったなとしみじみ。この期間に息子たちはコマ撮り作りに目覚めたんだった。

冬休みの始まりも、書き出すと色々したような気がするけれど、全体的にはのんびり過ごしたな〜という感覚。思い思いに過ごしていたからかな。

大人以上に、子どもには[余白]が必要なのかもしれません。余白から自発性が生まれるのかなと感じました。

年末年始は、たくさん遊んで過ごしたいです。

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