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親孝行に何を求めている?

「親孝行をすべきか」ということに関しては、立場によって言っていいことが異なる気がする。

親が子に、「親孝行しろ」と強要したり、「だれが育てたと思っているんだ」とか言うのは、シンプルに鬱陶しいし、カッコ悪い。

子が親に、自ら率先して親孝行するというのは、とても素晴らしいことだと思うのである。

が、まあ、俺個人の意見としては、何を持って親孝行と言うのかがよくわからない。

親は子に何を期待している?

というか、個人的には身近な人を大切にするというのはごく当たり前のことだと思っている。

そして、何より、二人の娘を持つ俺としては、娘たちに将来親孝行をしろ、などと言うつもりは全くない。そもそも、親が子を育てるってのは、特別な理由がない限りは、当たり前であり、責務だと思っている。

そして、子どもは、別に親だけが育てているわけではない。多くの人が携わる社会が育ててくれているのだ。


俺は娘たちに親孝行なんて気にしないでほしい。
自分の道を突き進んでほしい。
幸せになってくれればそれでいい。

小さな娘たちが小さな小さな手で、俺の手の指をギュッと握ってくれた。

小さな小さな手は、俺の指だけじゃなくて、俺の心を暖かく包んでくれた。
生きるエネルギーと幸せと愛を与えくれた。

もうじゅうぶん過ぎるほど、親孝行は完了している。


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