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温泉で外国人と戦って、ぎりぎり勝った話

無人島でも生きていけそうなぽっちゃりした嫁と、2歳の娘、2ヶ月の娘を引き連れて嫁の実家に帰省した。

じぃじ、ばぁばが、「タロの助くん、孫たちは見とくから、ゆっくり温泉でも行ってきたら?」

との温かい言葉を頂いた。

日頃の仕事の忙しさ、そしてイクメンレベル98の動きをしていた俺は、久しぶりに少し1人でゆっくりしたいとの気持ちが芽生え、お言葉に甘えて温泉へと旅立った。

ぽっちゃりした嫁は、娘たちと嫁実家に残った。

嫁の実家近くに行きつけの温泉がある。

1人車を運転し、温泉へと向かう。

道中の夜空、きらめく星たち、海の波の音が美しい。

ひとりたそがれながら、温泉へと到着。

入浴料を払い温泉へ。

海の見える温泉だ。

夜だから海周辺の建物の光と夜空の星が美しい。

俺は、

ちんちんと肛門を洗い、温泉へと浸かる。


気持ちがいい。

なんと気持ちが良いことか。


俺「ババンババンバンバン♪ババンババンバンバン♪あいやいやいやぁ♪」

俺は機嫌よく温泉に浸かっていた。


すると、外国人が入ってきた。

外国人「いぇあ!!!!うぇぁぁぁ!!ワンダホーーー!!!!」


うるさい。


俺は機嫌よく、のんびりと浸かっていたいのだ。

外国人「ウェハハハハハハ!!!おせん!!!いぇあ!!おんせぇぇん!!!」


マジでうるせぇ。


よし、注意しよう。

うるさい。

俺は心に決めた。

俺の中の侍魂に火がついた。

他の人たちも怪訝そうな顔でその外国人を見ている。


俺はその外国人の前に立ちはだかる。ちんちん丸出しで。


俺「おい、てめ・・!?」


なっ!??????


俺は目を疑った。


ロケットランチャー!?。


対する俺は


小型マグナム。


俺「なっ!?くっっっ!!!」


これはいけない。

これはホントにいけない。


これだとまるで、


チワワがセントバーナードにケンカ売ってる


みたいになってる。


俺は今までにないほどの冷や汗をかいた。

どうすれば。。。

こんなピンチ経験したことがない。。。。

思考回路はショート寸前だった。


しかし、俺もかなりの修羅場をくぐり抜けてきた漢。

ジャパニーズサムライである。


周囲の期待の目もある。

負けられない。

俺は今、日本代表なのだ。

簡単に諦めるわけにはいかない。

俺はいつだって、ピンチをチャンスに変えてきたという自負がある。



ついに勝機を見出した。


チン毛は俺のほうが長い。


ちんこではなく、チン毛で戦うことにした。


俺「おい、てめ・・・」

外国人「いぇあ!ジャパンイズワンダホー。ベリーナイスキャントリー!!アイムベリーハッピー!!」


俺「・・・・・・。」


いいじゃない。

旅先での恥は置いてきてもいい。

羽を伸ばしてもいい。

少しくらいの無礼講は許そうじゃないか。


俺「ふっ。ハバナイストゥリップ。」

俺は短刀エクスカリバーをタオルにそっとしまい、温泉をあとにしようとした。


しかし、

外国人「うぇぁぁああ!!!うはははははは!!!!」

バシャバシャ!!!



俺はもう一度、刀を抜いて振り返った。





温泉をあとにし、帰路につく。

俺は温泉での戦いをぽっちゃりとした長州小力のような嫁に報告した。

小力「粗チンだもんねぇ!!!!」



粗チンだった。



終わり






















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