星のや竹富島 | 言葉にならなかった想いを今ここに
「おばあがひとり死ぬことは、言葉が死ぬということ。」
竹富島の港の目と鼻の先にあるゆがふ館(ビジターセンター)でお話しを伺った館長さんの言葉に、ハッとした。この島に、もう竹富島の言葉を話せる人はほとんどいない。何かが途絶えるときは人が死ぬときなのだろうか。そうしてはいけないような気が強くした。
人間という生きものが、忘れていることがここには確実にある。絶対にあるのです。この島に来るたびに、わたしはそう思う。この季節に竹富島に来たことには何か意味があるのかもしれないと思った