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これからはインド?インド株が注目されている理由

日本株にも米国株にも魅力的な企業は多くありますが、2024年からは日米に加えてインドにも注目して投資を行うのがおすすめです。

と言っても、「インドの情勢まで把握しきれないよ!!」という方が殆どだと思いますが、基本的にインド株に投資をする時は個別銘柄をいろいろ調べて売買するのではなく、投資信託を利用するのがほとんどです。

今まで株をやった事ない方でもインド株への投資は簡単に行えます。

では、これからインド株が熱いと言われている理由やおすすめの投資信託などを書いていきたいと思います。

インド株が注目される理由

中国経済が減速する中、じゃあ中国に見切りをつけて次の投資先はどこ?となった時に多くの方が「インドだよね」となりました。

それでインドへの投資が注目されるようになったのですが、では具体的に「次はインドだよね?」となった理由などを解説していきます。

理由その1.過去20年の実績が米国株式よりも上回ってる!

下図は2003年1月末から2023年の1月末まで20年の実績を表したチャート図です。

インドはNifty50、米国はS&P500、日本は日経平均株価と各国の代表的な指数を使用しています。

20年間で日本株は約4.59倍。米国株は約7.67倍。

そしてインド株は圧巻の14.66倍です。

もっと昔、生成元年からの株価推移を示した図が以下です。

過去34年間で見た場合、更に圧巻の112倍!!もし100万円一括投資していたら1億1200万円になっていたという事です。 ヤバイですね

過去実績を見るとインド経済が急成長している事がわかります。

そしてこの経済成長はこれからも続くと予想され、インド株が熱い事になっています。

これからも続くだろうという根拠は理由その2などが関係してきます。

理由その2.圧倒的な労働力

2023年4月にインドの総人口は14億2577万人余に達して中国を追い越し世界一になりました。

人口が多い事で民間の消費やインフラ投資など力強い内需がインド経済を支えます。

2024年3月にはインドのモディ首相が150億ドルのインフラ事業表明を行い、インフラ整備と高成長を主要政策に掲げ2047年までに先進国にすると表明しています。

インフラ設備が整う事で、生活水準が上がり、企業の生産性も上がり、経済発展へと繋がります。

更に注目なのはインドの人口構成です。

人口数は中国とあまり差はないのですが、インドの方が10代~30代の若年層が多い事が分かります。

子供や高齢者に比べて働き手が多く、労働人口が多い状態、いわゆる「人口ボーナス期」となります。人口ボーナス期では、消費経済は活発となり更なる経済成長が見込めます。

出典:JTG証券

「人口ボーナス期」の経済がどれ程盛り上がるのかは過去の日本や中国を見れば分かると思います。

日本では人口ボーナス期が高度経済成長を支えバブル景気に湧きました。

中国でも人口ボーナスが目覚ましい経済成長を支えましたね。

そして次の人口ボーナスの恩恵を受けるのがインドです。

インドでは2040年~2050年頃まで人口ボーナス期が継続すると見られています。

理由その3.GDPの明るい見通し

力強い内需や人口ボーナスに支えられGDP予測も好調です。

2027年にはインドのGDPは世界3位になる見通しです。

GDPの成長率で見ると圧倒的に1位で、2050年にはインドのGDPが世界2位になるという予測も多く長期に渡って経済成長が期待出来ます。

理由その4.優秀な人材を多く輩出

インドは米国に次いで世界2位の英語人口を誇ります。

理数脳づくりに秀でていると言われているインドの高度な教育を背景にIT企業が発展しやすく世界中に優秀な人材を多く輩出しています。

例えば

グーグルCEO、マイクロソフトCEO、IBM CEO、アドビCEO、マスターカードCEO、スターバックスCEO、シャネルCEO、FedEx CEO

こうした世界トップクラス企業でCEOを務めるインド出身の経営者が多くいます。

またインドでIT企業が発展しやすいのは地理上の特性も関係しています。

インドと米国では12時間の時差があります。米国で終業時間後に開発しているソフトウェア等をインドで開発の続きを進める事ができます。

それを繰り返せばインドと米国で効率的にソフトウェア等の開発を進める事が出来ます。

更にインドの身分制度のカースト制もIT企業が発展しやすい理由の一端となっています。

カーストによって身分が決まり、身分によって就ける職業が決まってしまうのですが、ITは近年誕生した職業なのでカーストが関係してきません。

しかもIT産業の職を得られれば平均収入の何倍もの給料が得られる為、多くの人が貧困から脱出する為に必死で勉強するのです。

今後、インドのインフラ整備が進めば米国に人材が出ていく事なくインド国内で第二のGAFAMになる世界的な超巨大IT企業が生まれるかもしれません。

インド株ファンドに資金が集まってきている

元画像:フィナンシー

大手証券4社でどんなファンドが買われているのかを表す「購入金額ランキング」で4社ともにランキング5位以内にインド株ファンドが入っています。

大和証券に関しては1位ですね。ちなみにこれは2023年9月のランキングです。

2024年から始まった新NISAをきっかけに株投資を始められた方も多いと思いますが、今年の1月にはインド株を対象とする投資信託の純資産総額は2370億円にもなり、オルカン・S&P500に次いでインド株が人気となっています。

大きな資金が流れているところに乗るのは個人的にはアリな投資法だと思います。

インド株ファンドに資金が集まってきている事もインド株が更に注目される理由の一つですね。

おすすめの投資信託

インド株に興味がある方におすすめなのがインドの代表的な株式指数「Nifty50」や「BSE SENSEX」の動きに連動されることを目指して運用を行うインデックス投資です。

「Nifty50」に連動するETFもあるのですが、インド株ではインデックス投資を行う投資信託を使った方が信託報酬が安いんですよね。

その為、インド株インデックス投資から始めるのが良いのかなと個人的には思います。

ゆうなのおすすめは「auAM NIFTY50 インド株」です。

SBIのiシェアーズ・インド株式だけ連動指数が「S&P BSE SENSEX」となっていますが、NIFTY50と同じような動きになるのであまり気にしなくて平気です。

基本的にどのファンドも目指す連動指数が同じなので実績も殆ど同じ感じになります。

であれば、単純に一番信託報酬が安いところでやるのがお得です。

「auAM NIFTY50 インド株」は4月26日に信託報酬を引き下げて業界最安値水準になっているので、今から始めるのであればここ一択かな。

純資産が一番少ないですが、信託報酬を下げた事でこれから伸びてくると思います。

まぁ、今後他も追随して信託報酬を下げる可能性もありますが、そうなったらその時に一番安い所に乗り換えるのもアリだと思います。

インド株はサテライト運用

成長が著しく今度の見通しも明るいインドですが、新興国特有のカントリーリスクや為替リスクはあります。

まぁ、為替リスクは海外投資をすればどこの国でもある事ですが。

あくまで私の場合は、コアは先進国インデックスにしてインド株インデックスはサテライト的な考えでリスク分散して運用しています。

なのでコア投資に比べてインド株への投資額は少額に抑えています。

今後の流れ次第では比率も変わってくると思いますが、いきなり投資可能額を全額インド株にBETするよりはリスクを分散して運用する事をおすすめします。

以上、『これからはインド?インド株が注目されている理由』でした。またねー😚

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