普通の女の子じゃなくてごめんね。

何?このタイトル。って思われるかもしれないが、特に深い意味はない。
私の好きな「恋愛ドラマな恋がしたい」の1シーンのセリフが何となく気に入ったので使ってみた。でも、そんな気分のnoteを書こうと思ったのでこんなタイトルです。

先日、昔からずっと応援してくれてるファンの人に
「昔の負けたら死ぬほど悔しがって立ち直れないくらいの魚谷さんが好きでした」と、言われて、居ても立っても居られない気持ちになって言い返してしまった。
いやいや、ちょっと待ってくれよ。と。
私がいつから負ける事に慣れて、負けてもへっちゃらですー。何も思いませんー。なんて人になってしまったというのか。
いや、よくよく考えてみたら、そんな強い人間になった方が良いのかもしれない。
毎回負ける度に精神を削られて、取り戻すまでに時間が必要で。そんな私が憎らしいとさえ思っている。

「何回負けたら、[負け慣れる]のか」
対局の日、寝れない夜を迎える度に思う。
寝るためのあれやこれやをいつもより増やしても、朝まで寝れない。
それでも次の日はやってくる。仕事に対局。辛くても行かなくてはいけない。
こんな神経を削る日々は正直言ってしまえば嫌なのだ。
麻雀プロにも色んな人がいると思うが、私は大切な試合にはかなり精神力を使ってしまう。サラッと打てる人も多いと思う。とても羨ましく思う。
私は気持ちが入ってないと良い麻雀が打てない事が多いから、それが出来ない。
試合中によく考えるのは「終わったら死んでもいいから、この試合の集中力を切らすな」と糸が切れてしまいそうな自分に喝を入れる。
そうでもしないと、対局の4回〜5回半荘を打つ中で集中を切らさない事が難しいのだ。

それだけの精神力を割いて、更に「負け」という結果が残れば、それなりのダメージが残る。
Mリーグファイナルの後は数ヶ月は自分の魂が抜けていた状態で、対局でも不甲斐ない麻雀を打ち続けた。
そんな自分と向き合う事が辛くて、割と目を背けていた。
ただ、回復を待っていた。
(現在は回復済みです、心配しないでね)

こんな生活を送ってる私に、冒頭の言葉はあまりに酷ではないか。
負けて立ち直れなくても、辛くても、泣いてても、明日は来る。
麻雀プロとして生きているのだから仕方ない。自分が好きで選んだ道だから仕方ない。
しかし、凹んだ状態で対局や仕事に行くわけには行かない。
何とか少しでも回復させて、また次に向けて頑張るしかないのだ。
時には、負けて悔しい感情に目を背けて立ち直るために心を閉ざす事もある。

Mリーグのおかげで自身の注目度が上がり、昔のようにSNSを軽率に使えなくなった。色んな思いは自分の中に閉じ込める事が増えた。
だから、昔からのファンには変わったように思えるかもしれないけど、私は何も変わってないから。
普通の女の子(子と言っていいかどうかはわからない)になってないから。

精一杯麻雀を打って、喜んで、悲しんでる。
ずっとずっと変わりません。

ただ、見てくれる人が増えた分、なるべく心配とかはかけたくなくて見せないようにしています。
だから「今日も眠れないなぁ(^^)」なんて呟いてたら、本心では「寝れない辛い死ぬ」って言ってるから、脳内で変換しといて下さい。

この文章も載せて良いのかよとか思うところだけど、私の精一杯の気持ちも見て欲しいから載せます。

応援してくれる皆さん、いつも悔しい思いさせてごめんね!でもありがとう!私も悔しいから一緒に悔しがってね!!

ここまでの殴り書きのようなnoteを読んで下さった皆様ありがとうございました。

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