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silo book 📚

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東京、中野区にある「みんなが繋がれるコーヒースタンド」silo coffee stand。私から不定期で「よかったら、この時期・こんな時に、コーヒー片手に読んでもらえたら嬉しいな… もっと読む
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記事一覧

言葉は最高の食料なのです。 silo book 📚

言葉は最高の食料なのです。 silo book 📚

言葉は最高の食料なのです。
いい本を読むと元気になりますよね?ぼくの場合は元気になるだけではなく、更にそこで得た言葉の栄養を「お皿の上に表現したい」と思いながら読んでいます。

『調理場という戦場』斉須政雄

本を読んだ時、おいしいものを食べた時、映画を観た時、音楽を聴いた時など、触れることで元気になれるもの、そして「やってみるぞ!」と気合いが入るものって人それぞれあるのではないでしょうか。

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人と人はそもそもわかりあえない、それでも伝えたい気持ちが大切 silo book 📚

人と人はそもそもわかりあえない、それでも伝えたい気持ちが大切 silo book 📚

「たとえば海外の、英語も通じない旅行先で、六カ国語会話帖をめくりながらレストランでの注文を行い、自分の希望したメニューが、どうにかやってきた時の喜び。あるいは、それは自分の希望とは多少違っていても、思いのほか、おいしかったときの嬉しさ。
コミュニケーションの難しさと楽しさは、存外、そんなところにあると思っている。」

「わかりあえないことから」平田オリザ

今の時期、初めましての方と話す機会も多い

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一日ひとつ「新しさ」を意識すれば、自分を新しくできる silo book 📚

一日ひとつ「新しさ」を意識すれば、自分を新しくできる silo book 📚

「今日の新しさ」を毎日生み出す。

「今日、何を生み出すのか」を意識しましょう。アイデアでも整理の工夫でも、一日ひとつ「新しさ」を付け加えましょう。今までなかったものを生み出すほど素敵なものはありません。放っておくと僕たちの毎日は「新しさ」から遠ざかり、やるべきことの繰り返しになります。新しさから遠ざかると成長はできません。年齢を重ね、プロになったらなおのこと。一日ひとつ「新しさ」を意識すれば、自

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写真でも文章でも「記録」するって、人生を豊かにしてくれると感じる本 silo book 📚

写真でも文章でも「記録」するって、人生を豊かにしてくれると感じる本 silo book 📚

カメラと出会って4年、忘れていた景色に自分の撮った写真の中で出会う、という体験をようやく私もできるようになってきて、今写している風景を何年後かに驚いて見るという楽しみのために、閉じ込めています。

『えいやっ!と飛び出すあの一瞬を愛してる』小山田咲子

この本は1人の女子大生のブログを書籍化したものです。大学の授業、アルバイト、旅行、カメラ、就職活動など彼女の日々のちょっとした文章から「日常生活っ

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自分の余暇時間の使い方を振り返りたいなと感じた本 silo book📚

自分の余暇時間の使い方を振り返りたいなと感じた本 silo book📚

100年ライフの恩恵の一つは、余暇時間の使い方を見直し、消費とレクリエーション(娯楽)の比重を減らして、投資とリ・クリエーション(再創造)の比重を増やせることなのかもしれない。

「ライフシフト」100年時代の人生戦略
リンダ・グラットン アンドリュー・スコット

消費とレクリエーション(娯楽)から投資とリ・クリエーション(再創造)へというメッセージが私にはグサリと刺さりました。

どうしても目の

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そのモノやコトの向こうに、「この人がいたから」とその人らしさも残したい silo book📚

そのモノやコトの向こうに、「この人がいたから」とその人らしさも残したい silo book📚

お店でのチャレンジの一つ一つの向こうには必ず誰かの存在があって欲しい。そのことをお客さんに説教臭く語ることはないにしても、そのモノやコトの向こうに、「この人がいたから」という、固有の存在としてのスタッフの顔が浮かぶようなことをしたい。

『ゆっくり、いそげ』影山知明

お店やそこで働く方それぞれにストーリーがあるんだなぁと知り、カフェやコーヒースタンドへ足を運ぶ習慣ができたのはこの本を読んでからで

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チャレンジの背中を押してほしい時に読みたい本 silo book 📚

チャレンジの背中を押してほしい時に読みたい本 silo book 📚

困難に向かい合ったとき、もうだめだ、と思ったとき、想像してみるといい。三時間後の君、涙がとまっている。二十四時間後の君、涙は乾いている。二日後の君、顔を上げている。三日後の君、歩き出している。

『本日は、お日柄もよく』原田マハ

新しいことに挑戦するとき、私はいつもどきどきするし、不安にもなってしまう。この小説は少しだけ背中を押して欲しい時に何度も読み返しています。

冒頭の会話はスピーチライタ

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自分の自然体な気持ちをまず大事にしよう!と肩の力が抜ける本 silo book 📚

自分の自然体な気持ちをまず大事にしよう!と肩の力が抜ける本 silo book 📚

周りのパリジャンたちを見回せば、誰もが気楽に自分のペースで生きていた。派手に愛し合い、笑い、よく食べて、遊ぶことに忙しそうで、電車の遅れもカフェの店員の横柄さも気にする暇がないようだった。

『パリで飯を食う』川内有緒

何もかもがうまくいかない時、余裕がなくなって、イライラして、周りも気遣いできなくなって。自分を人と比べて落ち込んで。

そんな時にこの本と出会いました。

自分の自然体な気持ちを

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自分にとっての東京の思い出を考えずにはいられなくなる、懐かしくなる本 silo book 📚

自分にとっての東京の思い出を考えずにはいられなくなる、懐かしくなる本 silo book 📚

東京に初めて住んだのは18歳の時だった。
その時、僕が頭の中で広げた東京の地図は限りなく白紙に近いものだった。これから自分で地名を書き込み、線を引き、色を塗る。そんな淡い期待と同時に底知れぬ不安も感じていた。

『東京百景』又吉直樹 

わたしは高校生まで地方で過ごしながら、東京への憧れがずっとありました。最近になって本屋でこの本を手に取り、冒頭の文章を読んだ瞬間から「東京に行きたい」と思っていた

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大人になっても脳は育つ!と勇気をもらえる本 silo book 📚

大人になっても脳は育つ!と勇気をもらえる本 silo book 📚

あらゆる発見やクリエイティブのもとである「あるものとあるものとの間につながりを感じる能力」は30歳を超えた時から飛躍的に伸びるのです。

『海馬 脳は疲れない』池谷裕二 糸井重里

娘の様子をそばで見ていると、昨日できなかったことが今日できるようになり、日々驚かされることばかり。そんな子どもの成長に感動する一方で、「大人になった私たちはもう成長できないの?」と不安な気持ちに。

でも、脳科学的には

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読み終わったら、思わず人と感想をシェアしたくなっちゃう本 silo book 📚

読み終わったら、思わず人と感想をシェアしたくなっちゃう本 silo book 📚

「老人はすべてを信じる。中年はすべてを疑う。若者はすべてを知っている。子どもはすべてにぶち当たる。」

『ぼくはイエローでホワイトでちょっとブルー』ブレイディみかこ

特に最近は人間の価値観、倫理観が早い周期で変わっているように感じます。こんな時代に自分はどう行動したらいいんだろう?自分には持ち合わせていない別の価値観に触れてオロオロした時に読み返したい1冊です。

これはイギリスで生活する日本人

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片づけは自分らしさと向き合う第一歩 silo book 📚

片づけは自分らしさと向き合う第一歩 silo book 📚

片づけは、過去に自分が選んだモノ一つひとつと向き合い、「残すか、手放すか」を決めること。つまり過去の自分を知って、これからの自分がどうありたいのかを決める作業です。

『Be yourself』河原卓巳

これは私が「自分らしさってなんだろう」と悩んだ時、手にとった本。

お家で過ごす時間が増えたからこそ、ふと一人になった時に、自分について考えたり、これからについて考えたり、ふと立ち止まって考える

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「走れる自分」がいればなんとかなる、と励まされる本 silobook 📚

「走れる自分」がいればなんとかなる、と励まされる本 silobook 📚

「仕事が忘れられるような、現実から少し離れられるような、ストレス発散とでもいうようなことをしてみたらいいかもしれない。でも何がいいのだろう」と思いをめぐらせていたときに、ふと頭をよぎったのが、「ちょっと走ってみようか」ということです。

『それからの僕にはマラソンがあった』松浦弥太郎

「今こそ何か新しい刺激がほしい!」そんな方におすすめの一冊です。

「でも、走るっておっくう。運動苦手だし」と思

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