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高校生で父に裸を見られる

 虐待サバイバーのゆうかです。 

 父とは中学生まで一緒にお風呂に入らされていました。強制でしたので、嫌とは思っていませんでした。というより、恐怖で嫌と思わないようにしていたのかもしれません。

 高校生になると、一緒にお風呂に入ることはありませんでしたが…

 ある日、私が脱衣場でお風呂に入るために服を脱いでいると、父に、ガラッとドアを開けられたのです。高校生の私は、当然、反射的に「キャッ」と体を隠しました。

 すると父は、「家族なんだからいいだろう!なんで嫌がるんだ!!どういうことだ!」と激しく罵り、体を隠すのをやめるように言われました。

 私はまだその頃も恐怖で支配されたままでしたし、いつ殴られるかわからず、言われる通りにするしかありませんでした。

 そして、次からは、父が急に脱衣場を開けても、平然を装うことにしました。自分が真っ裸だったとしてもです。

 父に、上から下まで裸を見られて平気なはずはないのです。高校生の娘の体を眺め回して、一体父はどんな気持ちだったのでしょう。

 私は恐怖で固まってるだけでした。

 もちろん、嫌で嫌でたまりませんでしたが、父に怒られるのが怖かったのでひたすら耐えました。

 父は触ることはしませんでしたが、私は緊張する自分を隠し、何でもないふりをするしかありませんでした。

 もちろん、高校生にもなった私が父に体を見られて、大丈夫なわけがありませんでした。

 私は心を無にして耐えているつもりでしたが、今思えば、無になんてできていませんでした。とてもとても怖く、嫌悪感と恐怖と恥ずかしさでいっぱいでした。今思えば異様な光景です。

 プライバシーの全くない家庭でした。  

 おかげで私は、普通の家庭では、プライバシーを守ってもらえるなんて知らずに育ったのでした。




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