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海外✖︎男子サッカーに関する note マガジン

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ドイツ、スペインや他の国で活動している男子サッカー選手,コーチ,トレーナーの方々noteの記事を一度に読めるように、勝手にまとめさせてもらいました。もしよろしければ、#名前 (ハ… もっと読む
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#サッカー留学

圧倒的なチーム数とリーグ数を誇るドイツサッカー

ドイツのシーズン期間についてまずは初回ということで簡単にドイツのシーズンについて紹介したいと思います。 ご存知の通り、ドイツと日本ではシーズンの時期が異なります。 ドイツの多くのチームは7月から始動し、8月中旬に開幕を迎え、翌年5月中旬に最終節が行われます。ポカール(カップ戦)敗退が決まっているチームはシーズンオフを迎え、最後まで勝ち残っているチームは5月下旬の決勝戦を終えてシーズンの幕を閉じます。 年に2度、移籍期間が設けられていて、夏の移籍期間は7月1日から8月31日

noteはじめました。

はじめまして。ドイツ・フランクフルトでサッカーのお仕事をしているWorld Football Connection(WFC)です。 この度みなさんと、ドイツの日常生活からサッカー先進国であるドイツのサッカー情報をシェアする場として、noteアカウントを立ち上げることとなりました。 まずは、私たちWorld Football Connection(WFC)について少しご紹介させて下さい。 ドイツのフランクフルト、リンブルク、ベルリン地域を中心にサッカー選手、サッカー指導者

海外への挑戦 ~選手のモチベーションを高めるには?~

先日、友人と一緒に英語を学ぶ学童に視察に行きました。 入館するとすぐ「このゲーム出来る?上手い?」と子供たちが集まってきました。 英語で聞かれたから怯んだのか、正直ちょっと面倒だったからか「あんまりゲームしないからなー。」とつい出た僕の言葉を打ち消すように、隣にいた同僚が堂々と言い放ちました。「俺、このゲームの日本チャンピオンだよ!」 。。。そんなワケないでしょう、普通に考えれば。でも子供たちへの効果は絶大。アッという間に、「対戦しようよ!」「次、オレ!」と興奮した子供た

バレンシアの日本人

 時間になると寮の前にバスがやって来て、それから扉が開くと、運転手の男に挨拶を交わし乗り込む。  “Hola, que tal?”  それから、乗り合わせのやつら全員と握手を済ませ、初めての者なら自分の名を名乗っておく。ここにいるのは、スペイン人に、アメリカ人、イギリス人、エジプト人、コンゴ、南アフリカ、インド、日本、台湾、その他諸々。  年齢は17〜20が多く、育成年代からトップチームへの移行を目指しここを利用している者がほとんどだ。  僕が今いるのは、スペインは

バレンシアでサッカー選手になる人の記録

 およそ二ヶ月も経てば、髭もすっかり生え揃っていた。4月の初め、バレンシアに来る日の前日に日本で髭を剃ってからは、全く一度も剃らずにおいた。テレビでは、新しい元号が令和であると発表されていた。  来てすぐの頃は、それもあって18,19の年頃に見られた。今年で23だと言った時にそれがどんな印象を与えたかは分からないが、サッカーで信頼を勝ち取り認めさせるには、手っ取り早く結果を出すしかなかった。  まずは名前を覚えてもらわなければいけない。新参者の、名前も分からないやつにパス

バレンシア、サッカー特等席からの報告書

 レストラン街を歩くと、そろそろ店支度だとシャッターを上げる人がいたり、昼からの客の入れ替わりにせわしなくしている人がいたりする。木陰になっているテラス席には風が吹いて気持ちよさそうだ。そろそろバレンシアも秋に向かっていくのかな。  建物に日が当たると、レンガを使っていることや壁に凹凸の装飾が施されているおかげで影ができて表情が豊かだ。そこを抜けて、centro(中心街)に向かっていき、メトロに乗る。繰り返しチャージして使っている紙の切符がよれてしまっている。  そこを行

有料
300

まだ狂っちゃないぜ

   サッカー選手というのが皆一様に抱えている病がある。  勝負師、負けず嫌い。  小さい頃から試合があれば勝ち負けをつけてきたので、それはサッカーに収まらず何事においても出てしまう。子供時代には、よく自分が勝って終わるまで親相手にポーカーを挑んでいたのを覚えている。それからも色んなものに妥協したり分別をつけたりして大人になっていくのだが、結局最後には勝たなければ気がすまない。  負けた試合の帰り道は自分があまりに無力に思え、納得のいかない練習の後には1人でむくれてい

STAY POSITIVE

 今回はバレンシア行きの飛行機が全て欠航になっていたので、マドリードに一度入ってバスで移動することにした。バラハス空港に着くと、まずは市内に出るために電車に乗らなければならない。既に空港の中まで強い日差しと乾いた風が届いている。  電車に乗って、始めのトンネルを潜って地上に出ると、まず最初に出迎えてくれるのは両側の壁にびっしりと描き込まれたグラフィックだ。たしか、バルセロナの時も同じだった。地元のキッズたちが夜更けになると、「ここはオレたちの街だ」と言わんばかりに至るところ

オーストラリアのサッカーについて⚽️🇦🇺

本田圭佑選手の加入などによりサッカー人気が徐々に上がってきているオーストラリア。 今回はオーストラリアのサッカーについて軽く説明させていただきたいとおもいます! オーストラリアはAリーグがトップにあり、それ以下は各州にリーグがそれぞれあります。シドニーで例えるならシドニー1部、2部、、、のように各州に下部リーグが続いています。現在シドニー、メルボルン、クイーンズランドでプレーしている日本人が多く、ドイツ同様日本人の評価が高い国です。 以前の所属がJリーガーや、かなりのプ

【自己紹介】

お疲れ様です! Joseph です。 今回は改めて自己紹介させて頂きたいと思います。 自己紹介といっても、正直僕には輝かしい経歴や人に誇れるような過去はありません。ですが、普通より少し変わった、ユニークな人生を歩んできたと自負しています。 皆さんにとったら僕の自己紹介なんて、なんの得もなければ興味のないものだと思います。時間の浪費になる可能性大です。 僕はただの海外に住んでいる大学生ですが、この "Note" を通して、少しでも皆さんの興味を引くような話やモチベーシ

初めまして。

初めまして。 Josephと言います。よろしくお願いします! 僕はアメリカ生まれで現在はオーストラリアのブリスベン在住の21歳です。”Joseph”とは僕のミドルネームに由来します。 僕は現在、オーストラリアの国立大学で勉強しながら、セミプロサッカー選手として活動しています。 今年がおそらく大学卒業の年となる予定なので、今はインターンなどを経験しつつ、将来のキャリアを模索中です。 なぜ "Note" を始めるのか? 僕がなぜこのタイミングで "Note" を始める

アルゼンチン式、サッカートレーニングメニューの作り方。

おはようございます。 今日は、先日の続き記事となります。 簡単に読み進められるように、要点を絞って書いていこうと思いますが、 いつになったら文章能力って上がるんでしょうね。。。 優秀な指導者が育つアルゼンチン近年、アルゼンチンでは選手だけでなく、指導者も世界各地で代表監督やクラブチーム監督として進出するようになりました。 2018年に行われたロシアワールドカップでは、5か国がアルゼンチン人を監督に採用しています。(スペイン人監督2か国・ドイツ人監督2か国、フランス人監督

尖れなかった、少年時代のはなし。

今回は、大人になっていく間に消極的な性格になっていく日本人、その原因はどこからきているのかという短いお話です。 僕がアルゼンチンでサッカー選手をしている時、「もっとシュート打てよ。」、「ミスは俺たちがカバーするから。」なんてことを良くチームメイトから言われていました。僕だってチャンスと思えばパスをせずに強引にシュートまで持って行ったり、ガンガンスライディングをしたりしてみたかった。尖った個性を出そうとしても、なんだか中途半端な感じだった。 何故なんだろうと、今考えてみると

指導者の心得 ~子供の時間単価を考えよう~

指導者として常に念頭に置いて指導することは多々ありますが、今日のキーワードは144回、です。さあ、何の数字でしょうか? 答えは簡単。週に平均3回教えるとして、1年間で子供に指導できる回数です。144回。。。多く感じますよね、パッと見。週に3回も顔を合わせて、約150回教える日があると思うと、ある意味永遠のようです。 そのうちの1回をメニューを考える時間がなかったから試合させておこう、体力づくりと称してグラウンドを走らせようと、残り143回もあれば問題なさそう。練習内容も限