YCSJ東京2024入賞(ベスト64位)に関する振り返り

皆さんこんにちわ、ユーゴです。
今回YCSJ東京2024(以降YCSJと略)に参加をし、ベスト64位(この記事の中であと7回言います。)という戦績を取る事が出来ました。
数日経った今も実感が湧かない&激闘の2日間(+準備期間2ヶ月)を無意識に振り返ってしまうので、いっその事noteでまとめようと思い、文章化しました。(このままではX(旧Twitter。以降Xと略)にだらだらと投稿してしまいそうなので。)
デッキ紹介の記事ではありませんので、ご注意ください。

時系列順に記載しますので、「ほーん、こいつこんな事してたんか」ぐらいの気持ちでご覧ください。

カード名やカテゴリーは『』で表しています。
効果が分からないカードは適宜効果を調べてみてください。





①【YCSJ開催約2ヶ月前(2024年3月上旬)】

今までYCSJには2回応募をしていたものの1回も当選出来ずでしたが、今回は当選人数が今までの倍という事もあり、場所が東京でしたが勿論応募。
無事Bブロックで当選しました。
ようやく憧れていた舞台に参加出来る喜びも程々にし、すぐに当日戦うデッキについて考えましたが、直近で使いこんでいた『破械』にするかと、すぐに決まりました。
YCSJのルールに対して適性が高い『天盃龍』は勿論、増殖するGやアトラクターが全く効かない『ふわんだりぃず』、安定した強さを誇る『炎王』や『スネークアイ』などと戦う事が想定されますが、そんな環境上位のデッキに対抗出来るのは自分を公認大会で2回優勝(2024年3月1日時点)に導いてくれた『破械』だと思い、『破械』を使うことにしました。
(なお、3日に1回「破械で良いんか???」と逡巡します。
 意志が弱ぇ奴なのか…!?
 ただし、4月中旬にホームショップのシングル戦の公認大会で『破械』としては3度目の優勝をする事が出来てからは迷いは無くなりました。
 後述する3月末〜4月中旬に行ったショップ遠征でもシングル戦3-1を2回したので、選択は間違って無かったと思います。)

使うデッキが決まったら、次は採用カードや枚数の調整をしました。
今まで使っていたカードも
何故採用をするのか
何故この枚数なのか
を理由付けしながら1つずつ考えていきました。
1人では限界を感じたので、よく行くカードショップで知り合った高校生(2024年4月から高3)を春休みという事もありカードショップに呼び付け、環境デッキ相手にスパーリングしたり採用カードの調整をしました。
今回はYCSJ開催が新弾発売日前日という事もあり、3月上旬にする調整や考察は一見無駄なようにも思えますが、使うデッキの根幹が変わらない以上は決して無駄とは思わず、結果ベスト64位まで勝ち上がれたので正解だったと思います。
あと、単純にこういったイベントに向けて準備するのに憧れていたので楽しかったです。



②【YCSJ開催約1ヶ月前(2024年4月中旬)】

3月末から4月中旬までは、これまたよく行くカードショップで知り合った方達に車を出して頂き、普段行かないショップの公認大会へ参加する遠征も何度かしました。(ご協力頂いた方々ありがとうございました。おかげさまでベスト64位になれました。)
(ショップ遠征に付き添って頂いた方が「究極竜魔導師のスリーブ(2日目の物販でしか販売されないので決勝トーナメントに進まないと買えない)欲しいからユーゴ決勝トーナメント勝ち上がったら(購入)頼むわ!w」「分かりましたw」というやり取りもしてました。)

YCSJはシングル戦ですがマッチ戦の公認にも参加しました。
理由は単純に対面対人戦に慣れる事と、ルーティンを作る事です。
対戦前にラムネを食べ、対戦準備としてメインデッキとEXデッキの枚数確認や枚数申告の仕方、デッキのカットやシャッフルの所作等を意識せずに繰り返し行い、YCSJ当日に緊張したり肩に力が入り過ぎ無いようにしました。
これは当日見事にハマり、緊張等は全く感じず普段公認大会に参加するかのような感覚で本番に挑めました。
(受験生が模試を受けて受験本番慣れするアレと同じです。)

また、仕事が忙しくなり公認大会に参加出来なくなった4月中旬からYCSJ参加2日前までの2週間は、新弾で新しく出る『デモンスミス』を『破械』に取り入れる為プロキシを用意し、カード名と効果を覚えました。

YCSJ参加1週間前は『デモンスミス破械』の展開動画をXに投稿されている方が居たので、動画をスロー再生しながら手順を真似て間違えないように覚えたり、展開手順を文章化し宣言がスムーズに行えるよう通勤電車中に黙読(入浴中に発声)したりと準備をしてきました。

リモートで何人かの方とプロキシを使う事を了承頂き、使用感を試させて頂きました。(ご協力頂いた方々ありがとうございました。おかげさまで
ベスト64位になれました。)
それと、「破械の裁定」記事noteを書いている方がおり、その記事も全文しっかりと目を通しました。(←決勝トーナメント2回戦での勝利に繋がる分岐点。この記事のおかげでステンレスガンドラ取れました。)

使用デッキ、キーカードの採用枚数(汎用は未確定)は決まり、裁定も頭に叩き込んだので、あとは新弾を入手し現地に向かうのみとなりました。



③【YCSJ開催前日(2024年4月27日)】

飛行機で東京に向かう前に新弾を4箱買い、空港と飛行機に乗ってる時にパックを剥きました。
『魔を刻むデモンスミス』が2枚しか出なかった時は飛行機をハイジャックしたろうかと思いましたが、強靭な精神力で耐え抜きました。
東京に着き一緒にホテルで宿泊するフォロワー2名(『K君』と『Gさん』)(両名YCSJ参加者)と合流し、新弾2箱を追い箱し、ホテルへ。
6箱目で無事3枚目の『魔を刻むデモンスミス』が出て(25thシクは0枚、死にたい。)デッキの最終調整に入りました。

一緒にホテルに泊まる2人は『天盃龍』と『炎王』を使う予定で互いに対戦したり、『炎王』を使う人が『天盃龍』も持って来ていたので天盃ミラーをしたりと対戦に重きを置いて調整していたのに対し、私はひたすらに1人回しをして展開ルートの最終確認をしていました。
勿論『炎王』や『天盃龍』とも対戦をし、試合感覚を馴染ませもしましたが、ホテルでカードを触っていた時間の7割は1人でデッキを回して採用カードや枚数を吟味していました。
詳細は省きますが、『デモンスミス』と『破械』はお互いにアクセスをする事が出来、「どういった手札ならいつもう片方にアクセスするのか」といったことにまず慣れる必要がありました。

麻雀漫画『咲-saki-』の作中で、麻雀合宿なのに点数計算のために1人延々と計算ドリルをさせられてたキャラと若干同じ気持ちになりました。
タコス「破械神の禍霊を入れたら手札が事故りやすくなる。折角の手数デッキなのに展開が止まっちゃう…なんて、アホだじぇ。
 その程度で止まる展開ならハナから願い下げだ!」


この調整の結果、『マルチャミー・プルリア』と『禁じられた一滴』(←予選スイス6回戦目での勝利に繋がる分岐点。これが無かったら決勝トーナメントには上がれてなかったかもしれない。)を1枚ずつ採用する事にし、コンビニでデッキレシピを印刷。
3人で別々の人のデッキとデッキレシピをチェックし、間違いが無い事を確認してから就寝へ。

④【YCSJ予選スイスドロー当日(2024年4月28日)】

全員寝坊することなく起床。 無事会場に着き、受付を済ませ0回戦突破。
会場移動中に、展開ルートを参考にしていた方が新しい展開ルートを上げていたので、必死に覚える。 一緒に会場へ向かっていたGさんも新規カードの動きを把握する為にYouTubeを見ていたので、さながら受験当日みたいな雰囲気にはなってた。

サーバー落ちでマッチングが中々見れない等で開始が長引いたが、今まで公認大会で参加して来たようにラムネを摂取、直前に展開ルートを2個だけ確認し、いよいよYCSJ東京2024の予選1回戦が始まりました。
(※各対戦内容は省略します。Xで軽くは書きましたが要望あれば別で書きます。)
2回負けたら敗北というルールでしたが、普段の公認大会では1回負けると優勝を逃すのでむしろ「1回負けてもまだ可能性あるの!?」ぐらいの気持ちでした。
「決勝トーナメント進むぞ!」や「(7回戦進出者に貰える)スリーブ貰うぞ!」といった気持ちよりも、
今まで考えて準備して来たこのデッキで何処まで戦えるのか試したい」「参加するのに憧れてたイベントで沢山デュエルしたい
って気持ちが強かったです。

持って来たカロリーメイトやランチパックでは補い切れない程頭をフル回転させた結果、空腹でフラフラになりながらも7-1(8回戦で敗北)の結果となり予選Bブロック25位で終え、翌日の決勝トーナメントに進出出来ました。 「明日もここでまたデュエルが出来る」という気持ちと「究極竜魔導師のスリーブを買える」という気持ちの2つが頭の中を駆け巡りました。

決勝トーナメントの為の手続きやデッキ封印(不正をしないように予選で使用したデッキは運営が渡すスリーブ、デッキケースに入れテープで封をし封印しないといけない)作業を終え、物販でディアベルスターセットと新弾2箱(←アホ)とディアベルゼスリーブを買い、共に決勝トーナメントに進出したK君の家に行き、シャワーや明日の準備をしすぐに就寝。


⑤【YCSJ決勝トーナメント当日(2024年4月29日)】

予定より1時間早く目が覚めたものの、デッキは封印されており1人回しは出来ないので、展開動画を眺めながら時間が来るまで過ごす。
K君と共に無事会場にも着き、決勝トーナメントが始まる前にスタッフから説明がありました。
なんでも、決勝トーナメントに進出した人が256人を下回った結果1回戦は不戦勝者が十数名出る事と、マッチングの仕様が「Aブロックの上位とBブロックの下位」「Aブロックの下位とBブロックの上位」となる関係上、AブロックとBブロックの上位者は不戦勝になりやすい事がスタッフから告げられる。
まぁ、不戦勝なら不戦勝でラッキーやし、試合があるならあるで遊戯王しに来てるんやから本望、と思いながら確認するとそこには「不戦勝」の文字が。

ベスト128位に入った実感と共に会場販売されてたピザ食いました。
(美味しかったし、周りの人のリストバンドの色と自分が付けているリストバンドの色が違う(フェスティバル参加者と決勝トーナメント出場者は違う色のリストバンドを付けて入場)事に優越感を感じてた。)

集合時間が近づき集合場所へ行くと1回戦はマッチしていたK君も無事勝ったようで、2人とも次の戦いへ。

2回戦も不戦勝なんて事は無く、勿論マッチングした。
勝てば64位に入りステンレスガンドラが貰えるラインですが、そんな事よりも予選スイスドローに参加して負けてしまい今日の決勝トーナメントに来れなかったXのフォロワー数名の分までデュエルを楽しむぞという気持ちの方が頭の中をよぎっていました。
昨日の予選と異なり、今回はトーナメントなので勿論負ければ即敗退です。
自然と背筋は伸びましたがやはり、緊張は一切感じず終始冷静で居られました。

2回戦の結果は『破械の裁定』記事を読んでいたおかげで勝てました
(簡単に説明すると、ナイトメアスローンが場にある状態で破械神の禍霊の②効果(効果で場を離れた扱いにならない)を使い、相手の場のスピリットオブユベルとでリンク召喚をした後に、相手がナイトメアスローンの②の効果を使おうとしたので、進言したという形です。
後続を呼ばれていたら危なかったので、再三言いますが、自分が使っているカード効果の把握は大事だなと思いました。
「俺とお前でリンク召喚!」


同じくK君も2回戦を勝ち、2人共にベスト64へ。
少し時間が出来たので軽食を食べて休憩したり、Xのフォロワーと会ったりしながら3回戦へ。
周りの人達もステンレスガンドラが確定したからか、終始和やかな雰囲気で対戦が始まりました。
結果は




負けてしまいました





先行で展開された上にこちらの手札が少し事故気味でしたが、こればかりは仕方がありません。
運が尽き、相手が勝ち上がるのに相応しかったのです。


敗北申請をしに列に行くと、前方にK君が居て同じように敗北していましたをしていました。




これで俺たちの祭りは終わりました。





⑥【帰宅、そして】

景品を受け取り、物販に寄って約束の究極竜魔導師スリーブとディアベルスターセット2個目を買い、K君と2人で休憩ラウンジに行き、ダラダラと感想を言いあったり、決勝トーナメントの配信卓を見たり、フリプしたり、軽食を食べたりしました。
飛行機の時間は夕方なのでまだ時間があったのと、同時開催されているフェスティバルへの参加も出来ましたが、自然と2人で今回の出来事を振り返りながらゆっくりする事にしました。


その時間もあっという間に過ぎてしまい、K君と別れ空港へ向かい、飛行機で大阪へ帰宅し東京旅行を終えました。



準備している間は長く感じ、当日はあっという間のように感じました。
初めて参加するイベントで右も左も分からない状態で先の事を考える余裕も無く無我夢中で駆け抜け、体力的には疲労していましたが、高い高揚感と満足感がありました。
YCSJに参加していない方に向けてライブ感を共有しようとXで戦況報告等をしていたら、フォロワーの方から想像以上に沢山の応援や労いの言葉をリプライやDMで頂き、本当に嬉しかったです。


大阪に帰って来て爆速で寝て、次の日に目が覚めたら、すぐにステンレスガンドラを見ました。

向かって左のスリーブは予選7回戦進出者が貰える特製スリーブ。
敷いているプレイマットは決勝トーナメント出場者全員が貰える特製プレイマット。
向かって右がベスト64位者全員が貰えるステンレスガンドラ。


ベスト64位に入ると貰える景品が目の前にあるのを見て、「ここまで勝てたのか」と未だに自分のことながら何処か他人事のように感じています。
私一人だけの力だけでは無く、マッチングやドロー運、対戦相手やご協力頂いた方のご厚意等多くの物の積み重ねによって得る事が出来た結果ではありますが、今回の東京旅行はとても思い出に残る物となりました。


重ね重ねにはなりますが、デッキ調整や練習に付き合って頂いた方、応援していただいた方、運営スタッフやインストラクターの方、対戦して頂いた方、本当にありがとうございました。


またYCSJへの参加の機会があるかは分かりませんが、新弾環境は始まったばかりですし、これからも遊戯王を楽しんで行きたいと思います。



ここまでお読み頂きありがとうございました。



<オマケ>
1日目の物販で買った新弾2箱(計7箱目と8箱目)の内2箱目のプラスワンパックを開けると、25thシクの光り方をしており、カード枠がなんと効果モンスターでした。

ユーゴ「『アステーリャ』か『リゼット』ワン有る!?いや、破械のレアリティ上げていきたいから『魔を刻むデモンスミス』でも勝ち!!
うぉぉぉぉおおお!!!!!」



















「オデ、白き森、燃やすど」



おあとがよろしいようで


"ルールとマナーを守って楽しくデュエルしよう!"

TwitterID:@yuugo_satosi

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