Yuu

兵庫県在住の23歳。青春と怪獣の表現者。詩や小説、エッセイを紡いでいます。音楽、映画、…

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兵庫県在住の23歳。青春と怪獣の表現者。詩や小説、エッセイを紡いでいます。音楽、映画、ウルトラマン、THE ALFEE、野球とモータースポーツが大好きです。大阪音楽大学卒業。作品タグは「#優の惑星」です。ご感想・ご依頼はyuusakaoka@gmail.comまでお願いします。

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  • GO AHEAD -僕の描く夢-

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固定された記事

【自己紹介】はじめまして、坂岡 優(さかおか ゆう)です!

 はじめまして、坂岡 優(さかおか ゆう)です!  兵庫県加古川市出身・在住、2000年生まれの今年24歳。大阪音楽大学卒業。高校時代から主に作詞と物語を作り続けていて…

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2か月前
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真夏にどう仕事をするのか?

 以前から公言しているが、わたしは偏頭痛を持っている。  冬場は問題ないものの、夏場になると毎年のように悩まされ、頭痛薬が手放せない。汗をかく度に汗疹ができ、常…

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21時間前
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1%の本音と99%の建前。その傷。 | 20世紀生まれの青春百景 #60

 意地悪な人には「20年ちょっとしか生きていないのに偉そうに」と言われるだろうが、社会には建前で動いている部分が多々ある。明らかに不必要なのに慣習として続いていた…

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1日前
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わたしから感情を失くせるなら | 20世紀生まれの青春百景 #59

 親から「あなたには感情がない」と言われ続けて、ここまで育ってきた。これは半分合っていて、半分間違っている。  わたしは激情によって行動しながらも、あたかも情の…

Yuu
2日前
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ブラウンGPの奇跡 〜 わたしがF1を好きになった一年間 | 20世紀生まれの青春百景 #58

 わたしは未だに2009年のF1を客観的に語ることが出来ない。  リーマンショックの影響を被り、ホンダがF1から撤退。絶望的な状況の中から、突然現れた存在(=ブラウンGP…

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3日前
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なぜ特撮作品の主題歌に巨匠が起用されるのか | 20世紀生まれの青春百景 #57

 昨夜、わたしにとっては嬉しくてたまらないニュースがあった。  本日より、1982年から1998年にかけて放送のテレビ特撮作品群『メタルヒーローシリーズ』の主題歌・挿入…

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4日前
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人生の中心点を定める | 20世紀生まれの青春百景 #56

 生涯、同じ会社で働こうと思っていた。  こう綴ると驚かれるかもしれないが、わたしは本来変化を嫌う人間だ。同じ環境で、同じ人と、同じことをやり続ける。実績のある…

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5日前
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わたしの中での企画と創作

 昨今、なんらかの同人誌やウェブ企画の制作を行っている人は、さほど珍しいものではない。  わたしも縁あってフォロワーさんの企画に参加させていただいていて、心の底…

Yuu
6日前
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定食屋でご飯を食べるということ

 料理するのが面倒くさくなったとき、なんらかの理由で食材を忘れてしまったとき、わたしたちは「今日は外食にしよう!」とちょっと足を伸ばしてみる。  お腹を満たすと…

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7日前
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嫌われたくなくて普通になろうとした日々のこと | 20世紀生まれの青春百景 #55

 誤解を恐れずに綴ると、学生時代にはクラスメイトと無理に仲良くしようと頑張っていたことがあった。  そういった人たちの多くは人間的には嫌いじゃなかったし、むしろ…

Yuu
8日前
3

創造のスケッチ、記憶の中の天才。 | 20世紀生まれの青春百景 #54

 「ものを書く」という行為がなぜ続くのか。これを言葉で説明するのはむずかしい。  わたしは十年以上にわたって、ほぼ毎日のように何かしらの文章を書いてきた。記憶に…

Yuu
9日前
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作品集『Varme7』完成しました! 〜 制作記・自主レーベルのことなど | 2000年生まれの青春百景 #53

 本日、2024年3月から取り組んできた共同制作企画『Project VARME Vol.01』こと『Varme7』が完成しました!  作品そのものの話、自主レーベルの話、今後のことなど、お…

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10日前
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雨傘、アメダス、あめだま。 〜 ある雨の日の情景 | 20世紀生まれの青春百景 #52

「いまから20分後に雨が降ります」  雨雲レーダーが気軽に確認できるようになってから、雲が増える度に天気予報とにらめっこしている方も少なくないだろう。あのレーダー…

Yuu
11日前
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モナコ人がモナコGPで勝つということ。 | 20世紀生まれの青春百景 #51

 2024年のF1モナコGPは、フェラーリのシャルル・ルクレールが制した。モナコ人によるモナコGP制覇は実に93年ぶりで、1950年のF1が始まって以来の快挙だ。  WRC(世界ラ…

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12日前
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街と人々と音楽家

 もう何度も聞き飽きた話かもしれないが、日本において、街と音楽という組み合わせはなぜか馴染みづらい。企画が上手くいかないのか、人々に伝わりづらいのか、あるいは別…

Yuu
13日前
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誰だって未完成な夢でいいんだ

 高校生の頃までは、夢を見ること自体に勇気が必要だった。小さなコミュニティーが日常の半分以上を占めていた時代に、選択の余地など殆ど残されていないし、ある程度周り…

Yuu
2週間前
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【自己紹介】はじめまして、坂岡 優(さかおか ゆう)です!

【自己紹介】はじめまして、坂岡 優(さかおか ゆう)です!

 はじめまして、坂岡 優(さかおか ゆう)です!

 兵庫県加古川市出身・在住、2000年生まれの今年24歳。大阪音楽大学卒業。高校時代から主に作詞と物語を作り続けていて、現在も平日は食品関係のセレクトショップで社員として仕事をしながら、兼業で作家活動を続けています。

 わたしの人生におけるミッションは「社会に創作をもっと身近にする」です。すべての出来事に創作の種があり、あらゆる手段で人は表現で

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真夏にどう仕事をするのか?

真夏にどう仕事をするのか?

 以前から公言しているが、わたしは偏頭痛を持っている。

 冬場は問題ないものの、夏場になると毎年のように悩まされ、頭痛薬が手放せない。汗をかく度に汗疹ができ、常に調子が悪い状態が続いてしまう。

 正直なところ、夏は可能な限り、自宅で仕事ができる環境を整えたい。それ以外の季節は遠隔よりも出社の方がコミュニケーションを取りやすいので良いと感じているのだが、夏だけはどう対策してもどうにもならないし、

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1%の本音と99%の建前。その傷。 | 20世紀生まれの青春百景 #60

1%の本音と99%の建前。その傷。 | 20世紀生まれの青春百景 #60

 意地悪な人には「20年ちょっとしか生きていないのに偉そうに」と言われるだろうが、社会には建前で動いている部分が多々ある。明らかに不必要なのに慣習として続いていたり、えらい人が始めたことだからと止められなかったり、そういったものの意義を振り返ってみると、なんだか触れてはいけない問いかけに触れてしまったような気持ちになるんだな。

 今思い返すと、学生時代の人間関係もそうだった。高校までは40人くら

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わたしから感情を失くせるなら | 20世紀生まれの青春百景 #59

わたしから感情を失くせるなら | 20世紀生まれの青春百景 #59

 親から「あなたには感情がない」と言われ続けて、ここまで育ってきた。これは半分合っていて、半分間違っている。

 わたしは激情によって行動しながらも、あたかも情のないように振る舞いたがるのだ。そうやって自分を守ってきたし、トラブルに巻き込まれないようにしてきた。でも、常に付き纏ってくるのが底知れぬ淋しさと鬱屈とした閉塞感で、そんな弱音すらも誰にも吐けなかった。

 転職活動を始めた。お世話になって

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ブラウンGPの奇跡 〜 わたしがF1を好きになった一年間 | 20世紀生まれの青春百景 #58

ブラウンGPの奇跡 〜 わたしがF1を好きになった一年間 | 20世紀生まれの青春百景 #58

 わたしは未だに2009年のF1を客観的に語ることが出来ない。

 リーマンショックの影響を被り、ホンダがF1から撤退。絶望的な状況の中から、突然現れた存在(=ブラウンGP)がチャンピオンシップの主人公となり、最後はその主人公が歴史の彼方へと消えていく。新勢力が続々と台頭し、シーズン中盤からは前年までのトップチームが徐々にその底力を発揮する、史上最大ともいえる新規定の導入が巻き起こしたドラマ。

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なぜ特撮作品の主題歌に巨匠が起用されるのか | 20世紀生まれの青春百景 #57

なぜ特撮作品の主題歌に巨匠が起用されるのか | 20世紀生まれの青春百景 #57

 昨夜、わたしにとっては嬉しくてたまらないニュースがあった。

 本日より、1982年から1998年にかけて放送のテレビ特撮作品群『メタルヒーローシリーズ』の主題歌・挿入歌を集めたアルバムたちが各種サブスクリプションで解禁された。

 メタルヒーローの主題歌といえば、とにかく招聘される作家陣に力が入れられ、熱いメッセージや格好良いサウンドが詰め込まれているのが特徴。『宇宙刑事ギャバン』の主題歌はあ

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人生の中心点を定める | 20世紀生まれの青春百景 #56

人生の中心点を定める | 20世紀生まれの青春百景 #56

 生涯、同じ会社で働こうと思っていた。

 こう綴ると驚かれるかもしれないが、わたしは本来変化を嫌う人間だ。同じ環境で、同じ人と、同じことをやり続ける。実績のあるものしか取り入れないし、その中でおもしろいと思ったものには手を出してみるけれども、すべてを託すようなことはしない。

 人生はよくわからないもので、実際には真逆の方向に歩み続けている。いつかは落ち着く日が来るんだろうが、今はその時ではなさ

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わたしの中での企画と創作

わたしの中での企画と創作

 昨今、なんらかの同人誌やウェブ企画の制作を行っている人は、さほど珍しいものではない。

 わたしも縁あってフォロワーさんの企画に参加させていただいていて、心の底からそういった人たちを応援したいと思っている。純粋に、素敵な企画が続いていくことは創作自体が拡がっていくことに繋がっていくだろうし、いずれはより大きなものを作っていけるようになるかもしれない。いま、個人的に応援している創作者の何人かは、数

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定食屋でご飯を食べるということ

定食屋でご飯を食べるということ

 料理するのが面倒くさくなったとき、なんらかの理由で食材を忘れてしまったとき、わたしたちは「今日は外食にしよう!」とちょっと足を伸ばしてみる。

 お腹を満たすという目的だけならあまり選択肢も増えないだろうが、人も猫もハムスターもやっぱり美味しいご飯を食べたくなるわけで、結局は車窓を流れる飲食店の数々に頭を悩ませることになる。とにかく、ご飯の選択肢が多すぎるんだ。メディアで紹介されるような高級店は

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嫌われたくなくて普通になろうとした日々のこと | 20世紀生まれの青春百景 #55

嫌われたくなくて普通になろうとした日々のこと | 20世紀生まれの青春百景 #55

 誤解を恐れずに綴ると、学生時代にはクラスメイトと無理に仲良くしようと頑張っていたことがあった。

 そういった人たちの多くは人間的には嫌いじゃなかったし、むしろ友達も多かったので良い人だったんだろうけれども、どうも合わなかった。わたし自身、ひとりになるのが怖くて、話題も合わないのに話し続けることに計り知れない空虚さを感じていた。

 人に好かれるのを極端に恐れていたが、人に嫌われるのはそれ以上に

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創造のスケッチ、記憶の中の天才。 | 20世紀生まれの青春百景 #54

創造のスケッチ、記憶の中の天才。 | 20世紀生まれの青春百景 #54

 「ものを書く」という行為がなぜ続くのか。これを言葉で説明するのはむずかしい。

 わたしは十年以上にわたって、ほぼ毎日のように何かしらの文章を書いてきた。記憶にある限りでは、一度もスランプに陥ったことはない。ものを書くペースとしては、多い時には三万字に迫る勢いで、少ない日には千字くらい。

 量は変わるにせよ、なにかしらの文章を書かないと落ち着かない。もはや生き物が呼吸をするのに似ている。だから

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作品集『Varme7』完成しました! 〜 制作記・自主レーベルのことなど | 2000年生まれの青春百景 #53

作品集『Varme7』完成しました! 〜 制作記・自主レーベルのことなど | 2000年生まれの青春百景 #53

 本日、2024年3月から取り組んできた共同制作企画『Project VARME Vol.01』こと『Varme7』が完成しました!

 作品そのものの話、自主レーベルの話、今後のことなど、お話したいことは沢山ありますが、今回は記念すべき第一回作品の公開日ですので、作品の話と自主レーベルのことを取り上げていきたいと思います。

 まずは、ぜひ作品をご覧ください。

作品について 今回の作品は最初の

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雨傘、アメダス、あめだま。 〜 ある雨の日の情景 | 20世紀生まれの青春百景 #52

雨傘、アメダス、あめだま。 〜 ある雨の日の情景 | 20世紀生まれの青春百景 #52

「いまから20分後に雨が降ります」

 雨雲レーダーが気軽に確認できるようになってから、雲が増える度に天気予報とにらめっこしている方も少なくないだろう。あのレーダーは本当に便利で、雨が降らない時間を見計らって移動を済ませたい時には欠かせないし、傘を持つか持たないかの判断材料にもなる。

 徒歩や電車、自転車などで通勤する方には共感していただけると思うが、雨は非常にめんどうくさい。少々の雨ならまだし

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モナコ人がモナコGPで勝つということ。 | 20世紀生まれの青春百景 #51

モナコ人がモナコGPで勝つということ。 | 20世紀生まれの青春百景 #51

 2024年のF1モナコGPは、フェラーリのシャルル・ルクレールが制した。モナコ人によるモナコGP制覇は実に93年ぶりで、1950年のF1が始まって以来の快挙だ。

 WRC(世界ラリー選手権)の開幕戦を長きにわたって務めているラリー・モンテカルロはさらに長い歴史を持つ。舗装路と凍結した路面の組み合わせはラリードライバーたちを大いに苦しませ、このラリーを制することは他のラリーにはない意味合いがある

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街と人々と音楽家

街と人々と音楽家

 もう何度も聞き飽きた話かもしれないが、日本において、街と音楽という組み合わせはなぜか馴染みづらい。企画が上手くいかないのか、人々に伝わりづらいのか、あるいは別の理由があるのかもしれないが、わたしがひとつだけ感じるのは「地域創生」というキーワードとそこに交わる音楽に対して、人々があまりにも大きな希望を抱きすぎている気がする。

 路上ライブやオープンマイク、ジャムセッションといった文化は公共におけ

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誰だって未完成な夢でいいんだ

誰だって未完成な夢でいいんだ

 高校生の頃までは、夢を見ること自体に勇気が必要だった。小さなコミュニティーが日常の半分以上を占めていた時代に、選択の余地など殆ど残されていないし、ある程度周りの顔色を窺わなければならない。友達とよくわからない話で盛り上がっている分には目立たないが、シンガーソングライターになりたかったり、海外で活躍する人間になりたかったり、夢を追いかけていることを公言すると時に嘲笑の対象へと変わってしまう。

 

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