Yuu

兵庫県在住の23歳。青春と怪獣の表現者。詩や小説、エッセイを紡いでいます。音楽、映画、…

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兵庫県在住の23歳。青春と怪獣の表現者。詩や小説、エッセイを紡いでいます。音楽、映画、ウルトラマン、THE ALFEE、野球とモータースポーツが大好きです。大阪音楽大学卒業。作品タグは「#優の惑星」です。ご感想・ご依頼はyuusakaoka@gmail.comまでお願いします。

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  • GO AHEAD -僕の描く夢-

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【自己紹介】はじめまして、坂岡 優(さかおか ゆう)です!

 はじめまして、坂岡 優(さかおか ゆう)です!  兵庫県加古川市出身・在住、2000年生まれの今年24歳。大阪音楽大学卒業。高校時代から主に作詞と物語を作り続けていて、現在も平日は食品関係のセレクトショップで社員として仕事をしながら、兼業で作家活動を続けています。  わたしの人生におけるミッションは「社会に創作をもっと身近にする」です。すべての出来事に創作の種があり、あらゆる手段で人は表現できます。ただ、そこに辿り着けなかったり、始めようというきっかけがないという方が多

    • わたしはチェリオをほとんど知らない | 20世紀生まれの青春百景 #42

       昭和の清涼飲料水といえば、あなたは何を思い浮かべるだろう?  平成以降、とりわけ2000年代以降に生まれた人たちにとって、チェリオやセブンアップを飲んだことがあるという人はどの位いるんだろうか。  わたしは初見健一さんの『まだある。』という書籍を小学生の頃に愛読していたこともあって、当時から昭和文化に慣れ親しんでいた方だった。祖母に連れられ、いわゆるカラオケ喫茶にも入り浸っていたし、周囲の家庭と比べても両親がかなり高齢だったこともある。もちろん、押し付けられていたわけで

      • わたし視点の「生き方改革」 | 20世紀生まれの青春百景 #41

         そんなに仕事量は多くなく、考えなければいけないことも難しいこともやっていないのに、やけに疲労が蓄積している。休日にはほとんど寝てばかりで、最近の制作活動は「これが最後の作品になるかもしれない」といつも怯えていたりするのだ。心配性なわたしはそう思い込んでいるけれども、きっとこの先も人生は続く。きっと。  昨日の日本経済新聞で「ハラスメント・ハラスメント」を取り上げる記事を読んだ。  現代社会において、非常に多岐にわたるハラスメントをいかに捉えるかは非常に難しい。気にも留め

        • ひとりでいるのが楽だった

           幼い頃から、ひとりが好きだった。ひとり遊びも、ひとり旅も、ひとりごはんも、ひとりが愛おしい。  未だに友達付き合いがわからないのだ。恋はもっとわからない。放っておくと、ずっとひとりで居てしまう。今は実家暮らしだが、家族や親友といても、ほとんど誰とも話さない時間がないと心が落ち着かなくなる。  仕事でもひとりの方がよく進む。可能なら、ひとりのオフィスがあった方がいい。人が出入りする環境だと他者の目が気になってしまうし、作業途中に呼び出されると手につかなくなる。最近、わたし

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        • わたしはチェリオをほとんど知らない | 20世紀生まれの青春百景 #42

        • わたし視点の「生き方改革」 | 20世紀生まれの青春百景 #41

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          五月の風に吹かれて、わたしは次の道を進むことにした。

           「あー、どうして、いつもこうなるんだろう」と涙が止まらなくなった夜。昨日、猶予期間を設けはしたものの、会社にほぼ確定した今後の予定を伝えた。「余程のことがない限りは六月末で退職するつもりである」と。それと同時に、もう少しだけ、あと少しだけ、わたしなりに頑張ってみようとも決めた。  連休後は基本的に会社とミーティングが行われるが、昨日は非常に厳しいものだった。正直、認識のズレはあまりにも大きく、憤慨する部分もあれば、「まあそうだよな」と時間が経つほどに納得する部分もあった。

          五月の風に吹かれて、わたしは次の道を進むことにした。

          THE ALFEEのチケット争奪戦が健全化された日 | 20世紀生まれの青春百景 #40

           「譲ってください!」「お譲りします!!」の看板が日常だった時代。必要以上に延びた列が鬱屈とした気持ちに拍車をかける。インターネットを見渡してみても、規約で禁止と明言されているにもかかわらず、そういった書き込みが散見どころではないくらいに行われていた。はっきり綴ってしまうと、他の同世代のミュージシャンと比べても異常な状態だった。  5月7日、THE ALFEEがデビュー50周年を記念してKアリーナで行う夏のイベントに向けて、新しい規約を発表した。内容は概ね例年と変わらないも

          THE ALFEEのチケット争奪戦が健全化された日 | 20世紀生まれの青春百景 #40

          相談のソフィア | 20世紀生まれの青春百景 #39

           疲れている時のサインって色々あるけれども、わたしはこの平日の三連休をほぼ寝て過ごしたことに危機感を抱いている。「やってしまったな……」という直感と、「これはまずいぞ」という感覚。ベッドから出ようとすら思えず、やるべきことすらも後回しにしている。まだ予定には余裕があるものの、早く進めるに越したことはない。締切ギリギリになると不測の事態に対応できないし、結果的に後悔する部分が生まれてしまう。  ゴールデンウィークはほぼ仕事だった。一日だけ休みがあったが、ただの公休。あまり暦に

          相談のソフィア | 20世紀生まれの青春百景 #39

          時間を忘れるくらい夢中になれること | 20世紀生まれの青春百景 #38

           効率化は良きものだが、他の側面においては本質を見失わせることもある。物事はそういった多面性で出来ていて、なんらかの確証を持って断言できる事象はそう多くはない。大人に近づけば近づくほど、真実や確証とは夢幻を追い求めることに近いのだと気付いた。  人は明快さを求めるけれども、わたしは明快さを信じない。昨日のエッセイではひたすら影を吐き出したが、あれはあれで紛れもない本音。わたし自身の弱い部分も抱きしめながら、誰もいない荒野を突き進んでいく。自分を曲げるつもりなんかさらさらない

          時間を忘れるくらい夢中になれること | 20世紀生まれの青春百景 #38

          人生とビジネスと言葉の綾 | 20世紀生まれの青春百景 #37

           加藤和彦さんの『それから先のことは…』ではないけれども、昨年の今頃はそれから先を何も決めていなかった。ただ、新卒で入った会社を二ヶ月で辞めて、地元に戻ることだけが決まっていた。非常に鬱屈とした気持ちで、ユニクロで買ったスーツを身に纏い、日々の限られた業務をこなしていく。最後の最後で仕事の楽しさをほんの少しわかった気がしたが、すでに後戻りは出来なかった。夢は夢でしかなかったし、理想は理想でしかないことを学んだ時間。失意のどん底の中で、わたしは地元に戻った。  あれから一年が

          人生とビジネスと言葉の綾 | 20世紀生まれの青春百景 #37

          ランド・ノリスのF1初優勝に想う | 20世紀生まれの青春百景 #36

           こんなことを書くと会社の人には怒られてしまうけれども、ついにランド・ノリスが初優勝。ようやく掴んだ初優勝。一旦仕事は置いておいて、今日はお祝いだ!!  いや、ついにその時がやってきた。ついに、やっと、ようやく、掴み取った初勝利。ランドのことは2019年にマクラーレンからデビューして以来、ずっと応援してきた。スマートフォンの壁紙もランドのもので、初表彰台も、何度かあった優勝を逃した時も、チーム全体として苦しかった時も、ひたむきに頑張り続ける彼の姿があった。デビュー後はたちま

          ランド・ノリスのF1初優勝に想う | 20世紀生まれの青春百景 #36

          こどもの日は与田ちゃんの誕生日

           今日はこどもの日だ。こどもの日といえば、乃木坂46の与田祐希さんの誕生日である。  坂道シリーズに同世代のメンバーは少ないが、かなり濃いメンバーが揃っている。櫻坂46の大園玲さん、井上梨名さんもそうだし、日向坂46の富田鈴花さん、丹生明里さんもそう。卒業メンバーでは早川聖来さんと原田葵さんが同じ学年だ。1999年世代と2001年世代のメンバーが異様に充実しているから目立たないが、こうして振り返ってみるとおもしろい。  その中でも、“与田ちゃん”こと与田祐希さんの存在は欠

          こどもの日は与田ちゃんの誕生日

          わたしも幸せになるんだ

           わたしは何事もゆっくりな生き物だが、この世界にはすぐに決めなければいけないことも多いわけで。  今年の一月から転職を考え始めて、二月にはそれなりに動き始めていたけれども、結局踏ん切りはつかなかった。まだ今の会社に入ってから半年を満たしていなかったのもある。最初の会社は二ヶ月で、今の会社は半年以下だと話にならない。新卒でまったく新しい方向へ進んでいって、最初の「せーの!」で張り切りすぎてしまったせいで心身を壊して、今も大して変わらないけれども、少なくともわたしなりの歩き方は

          わたしも幸せになるんだ

          若手時代にどこまで走れるか? | 20世紀生まれの青春百景 #35

           わたしが大好きなキャッチコピーに富士ゼロックスのCMで使われた「モーレツからビューティフルへ」というものがある。1970年代に放映されていたもので、当時、若者文化の象徴的存在だった加藤和彦さんが「BEAUTIFUL」というパネルを持って街を歩き、最後にこのキャッチコピーが読み上げられる。ロック色の強い音楽は小林亜星さんが担当し、キャッチコピーはのちに国鉄の「ディスカバー・ジャパン」を手掛ける藤岡和賀夫さんが手がけた。  このCMが放映されていた頃の日本は高度成長期の真っ只

          若手時代にどこまで走れるか? | 20世紀生まれの青春百景 #35

          はじめてアイドルとチェキを撮ってきた | 20世紀生まれの青春百景 #34

           昨日もエイアイカのリリースイベントに行ってきた。順調にハマっているという感じがする。最初に引き連れて行ってくれた友人は今日も行くらしいけれども、わたしは月一くらいにしようかと思っている。他にも推しがいるし、性格的にのめり込むと止まらなくなるのがわかっているから。しかし、まあ、思った以上に楽しめているんだ。  乃木坂46の握手会に行ったことはあるし、ミート&グリートも何回か参加した。アイドルヲタクとは言わないが、ゆるいファンではあると思う。気質的には、ちょっと琴線をより刺激

          はじめてアイドルとチェキを撮ってきた | 20世紀生まれの青春百景 #34

          創作家としてのSNSとの付き合い方 | 20世紀生まれの青春百景 #33

           何度か辞めようかとも思ったものの、もはやインフラの域に突入していたがために辞められなかったSNSという存在。わたしもあと一年くらいすると、この海に舟を浮かべてから十年の歳月が流れる。  今朝、長年考えてはいたものの、踏み出せなかったものに踏み出してみることにした。要するに、SNSとの使い方を変えようと決めた。  精神的にも、身体的にも、わたしはこれまでSNSに多くの部分を委ねてきた。得られたものがあれば、失ったものもある。その中で、五年前にあるフォロワーがアカウントを削

          創作家としてのSNSとの付き合い方 | 20世紀生まれの青春百景 #33

          四月の風に抱かれて | 20世紀生まれの青春百景 #32

           学生時代は永遠だと思ってた。気の置けない友人たちと、ちょっとむかつくクラスメイトと、どこから声が出ているのかよくわからない先生方。時にそんな日々が嫌になるんだけども、わたしには逃げ出すような居場所もなく、次の日にはすっぽり元の場所に収まっている。なんだかんだ言って、わたしは学生時代が好きだった。  あの頃は転がる石のように生きていた。どこへ行くのも知らないまま、ただ日々の生活に夢中だった。いつか愛した恋人の背中を追いかけながら、昼休みには友人と変な音楽をかけていた。卓球で

          四月の風に抱かれて | 20世紀生まれの青春百景 #32