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原材料の精査こそが難しい

オイル美容に一時期ハマった。
30を過ぎ、3人目の子どもを必死に育てる時。
上2人は乾燥肌&食物アレルギーがあり、外国で育児をしていたため、何で保湿しようかと考えた。
バイオ(オーガニック)のお店で、購入した植物性オイルを使った。

オイル美容を知るきっかけ

3人目の出産を前にその前の産後の流れで植物性オイルを買い求めた。
日本なのでいくらでも手に入る。
オイルの成分内容を見てどんどんハマる。
脂肪酸による保湿の違いが興味深かったからだ。

ちょうどそんな時に、近所の人に「石鹸を作ってるのよ」と、作る様子を見せてもらった。
「肌がしっとりするのよ」という言葉に、なぜそうなるのかを調べる。
石鹸は弱アルカリ性なのに、どうして保湿ができるといえるのか。
石鹸の作り方の本、油脂学の本を図書館で借りて読む。これは、というものを購入。
当時は専業主婦。本を買うにも厳選に厳選を重ねていた。

石鹸作りにハマる

私自身も子供の頃から乾燥肌。特に、ボディソープや大きくなってからだと洗顔やクレンジングで脂を取り過ぎてしまうと、1ヶ月は肌状態が戻らない。
いくらニベアのような脂分の多いもの塗っても、高級なボディクリームや顔用の何万円もするような保湿美容液やクリームを塗っても、だ。
だから、汚れを取るものがいかに大事かわかっていた。

そんな背景が私を石鹸づくりに向かわせた。
当時は色々作っていたが、社会復帰して、あっさり情熱がなくなってしまう。
それでも、オイル美容に対しては興味を失わずにいた。

手作りメイク品のワークショップに参加

その数年後、手作りメイク品のワークショップに参加する。

カラフルなコスメ
化学実験のようで楽しい

ワークショップは、ものづくりが好きな私にとって、「楽しい!」しかなかった。
ただ、既に社会復帰をしていた私の興味は、

この原材料はどこから来たのか

に移っていた。

この原材料はどこから来たのか


10年前には「オーガニックなものがいい」ぐらいにしか思っていなかった自分が、
「これはどこでどうやってできたものか。フェアトレードかどうか」と考えていた。
同時に、原材料の出どころやフェアトレードかどうかを知るのも難しいということもわかっていた。
購入先の書いていることを信じるしかない上に、原産国やオーガニックであることは書かれていても、なかなかどのように生産されているか、またフェアトレードかどうかなどは記載されていないのが“普通”だったから。

あのワークショップからさらに3年経ち、エシカル口紅の記事を今日見つけた。
おお。
探し出さなくてもまとめる人がいる。

口紅はいつも最後まで使えない

正直に書こう。
私は18歳から美容部員をしているが、全ての口紅を最後まで使い切ったことがない。
コスメは開封から1年未開封で3年で消費期限を終える。
とはいえ、大抵はもう少し使えるもので、気に入った色など、気づけば3年使っている、なんてこともある。
にもかかわらず最後まで使いきれないのだ。
量が多いのでは?と思うが今書きたいのは、そのことではない。

どうせ最後まで使いきれないのなら、いいものを使いたいと思うのだ。
手作りコスメは、保存料が入っていないので3ヶ月ほどの消費期限だろうと思う。
それでも、納得する原材料で作る、毎日使いたいと思うような色の口紅があれば、いい。

好きなものを周りに置く生活は、多くのものを置く生活より、自分に合っている。

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