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これが、私のバッグです!🦄

3月の終わりにバッグを買いました。

甥の誕生日プレゼントに服を探しに母と一緒に行ったショッピングモール。ふだんまったく立ち寄らない子供服のお店は新鮮で、女の子の服は可愛くて見ていて楽しいけれど、男の子の服はむずかしい、売り場面積も女の子より狭くない?なんて思いながらふらふらしてた。いくつかお店を見ていて、男の子の服を探していても、気を抜くとすぐ吸い寄せられるように女の子のコーナーにいる。そして、見つけてしまった。

apres les cours公式サイトからお借りしました

え、かわいい。めちゃくちゃかわいい。ためらいつつも、手で持ってみて、鏡の前に立つ。かわいい。お値段は2090円。買うデメリットは“使えないものが増える”しか思い浮かばなくて、頭の中は買うか買わないかでいっぱいになった。とりあえずお店を出て、甥の服探しをつづける。甥の服探しは難航して、母は一度ごはんを食べたいということだったので、ごはんを食べながら私はユニコーンバッグについて思いを馳せた。まあ、こういうときはだいたい決まってる。答えはもちろん“買う”だ。

かわいいこと、手を出しやすい価格なこと、外へ持って行けなくても家にあるだけでもいいと思ったこと、そのあたりが買う決め手になった。あと、私は異様にビニールのバッグが好きだ。バッグだけじゃないポーチも。デパートの販売員さんが休憩に使う透明のバッグも好きだ。

お迎えした。この日から、とりあえずただただ置いていた。目に入るとかわいい😍と思う毎日だった。

次の週、ささめさんと試着をしていたらY'sでワンピースを見つけた。ちょうど探していた形で、その日試着したものの中で一番よかったので、ものすごく悩んだ。すぐに買うと決められなかった理由はもちろんお値段である。ものすごく惹かれたけど、私のなりたいイメージより少しお淑やかな感じなので、ささめさんと別れた帰りの電車の中では買うのはやめよう、と結論を出していた。

だけど、家につくとユニコーンバッグと目が合う。あのワンピースとこのバッグめちゃくちゃ合うんじゃない?あのワンピースを買えば、このバッグを外に持ち出してあげられるかも…!!!でも2000円のビニール素材のバッグとY'sのワンピース合わせるひとなんて、変な人に見られるよね…。だけど、ハイブランドのバッグとプチプラのお洋服のコーデはよく見かける気がするから、逆だって有りなはずだし、おもしろい気がする…!!!何にも囚われない自由なひとでいたい、それを表すにはぴったりの組み合わせだと思った。

そうと決まれば私の行動は早い。早く買えばたくさん着られると思ったので、翌日ワンピースを買った。

そしてユニコーンバッグのデビュー戦をいつにしようか考えると、とつきさん主催の“きらめく一句を探すワークショップ”がいいな、と思った。
まず、参加者が自問自答ガールズなので私がユニコーンバッグを持っていても、否定的に思うひとはいない。そして開催場所が大都会ではないので、ものすごくたくさんの人目には晒されない。そしてファッション系のお店にも行かないのでお店の人に(よい意味でも)バッグについて声をかけられることはないだろう。
こうやって文にするとネガティブだ。だけど、自分が自信を持って、安心した状態で持ち歩ける、というのは大切なことなんだと思った。

朝、ユニコーンバッグに荷物を詰める。まずは持ち物だった歳時記。めちゃくちゃ分厚いんだけど余裕。それからノートとムーンプランナー。あきやさんの本も電車の中で読むために持った。そしてポーチ兼ペンケース。お財布、AirPods。それでも余裕だった。
家を出て、差し入れ用にきのこの山たけのこの里のファミリーパックと500ミリのペットボトルを買う。まだ余裕だし、なによりあんまり重さを感じない。バッグ自体が軽いからか、苦手な手持ちなのにまったくダメージがなかった。

電車の中で座り、膝にこのバッグを置く。きのこの山が透けて見える。もちろんあまりおしゃれではない。

だけど、めちゃくちゃ私らしいな、と思った。
そして、私はこのバッグといろんなところに行きたいなと思った。こんなにかわいいんだから、恥ずかしがらずたくさん使ってあげたい、そう思った。

ワークショップの会場について、バッグを褒めてもらう。誰かが、きのこの山が透けて見えてるのはゆとりさんぽいって言ってくれた。ワークショップの自己紹介タイムでも、わざわざアピールした。笑

帰りにネイルに寄った。初めてのお店だったので、もしかしたらネイリストさんはなにか思ったかもしれないけど、もはやそんなことは気にならなかった。

自問自答ガールズになって、いろんなバッグを見た。私の歌う演歌(もしくは鎮魂歌)はなんだろう、と苦手ながらに妄想を膨らましたこともある。本気で買おうか悩んだバッグもあった。DIORのブックトートかレディディオールが欲しくて何度もお店に行ったけどどうしても似合わなかった。だけど、今まで見たバッグの中でいちばんかわいい。いちばん私らしい。心のそこからそう思うことができた。私の自己紹介バッグが子ども服屋さんに売ってるなんて思ってもみなかった。(素材の問題で)ものすごく長く一緒にいることはできないと思うけど、その日までたくさん使ってあげたい。

ただ好きなものを持っているだけじゃなくて、ちゃんと似合っているし、コーディネートとして成立していると思ってる。まわりの声はひとつも気にならなくなった。心の底から大好きなバッグを使っているだけ。そう思えることが何よりも自信になることを知った。

これから、よろしくね。🦄

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