マガジンのカバー画像

HRハッカー

28
採用、組織にまつわる「HR」の幅広いテーマについての記事を書いていくマガジンです。人事・経営者の方はもちろん、求人のセールスやコンサルとして活躍していきたい方の参考にもなれば幸い… もっと読む
運営しているクリエイター

記事一覧

採用だけじゃない!人手不足の4つの要因と5つの解決策

「人手不足なので、採用を強化したい」 というご相談に対してお応えするのがわれわれ人材会社の役目。 その人材会社が、「採用だけじゃない」と自分たちを否定するようなことを言うなんて。。。と違和感を覚える人もいるかもしれない。 人事採用担当の方々は、日々現場やトップから 「とにかく人が足りないから採用してほしい!」 と日々プレッシャーかけられている(とよく聞きます) ただ、こちらを見ていただきたい。 ご存知のとおり、少子高齢化の日本では労働人口は確実に減少している。 当然

中小企業でも大手に勝てる!採用マーケティングのABC戦略

「大手が強くて、ウチみたいな中小企業では採用で勝てない・・・」 そんな話を聞くことは多い。たしかに、安定と高い給与、充実した福利厚生を求めて大手企業を志向する求職者は一定の割合で存在する。 しかし、どんな時代・どんなジャンルにおいても、小が大に勝つ"ジャイアントキリング"は起こっている。それなら当然、採用においても中小企業が大手企業に勝つ方法はあるはず。 ということで、この記事では小が大に勝つ採用戦略について考えてみる。 まず戦っている場所を知る採用には、仕事を探して

4つのモチベーションリソース活用した求人原稿作成テンプレート

採用広報の中で、もっとも重要なコンテンツは何か? と聞かれれば、迷うことなく「求人原稿(募集要項)」と答える。 求人原稿には、仕事を選ぶ上で必要かつ十分な情報が詰め込まれている。 世の中にある求人メディアのほとんどは、求人原稿だけで構成されている。 また、求人検索エンジンも求人原稿を一括で検索できるサービス。 つまり、これは募集要項だけでマッチングが成立することの証明でもある。 裏を返せば、自社採用でも求人原稿・募集要項がきちんとつくられていて、その求人原稿を求める人

採用広報は5W1Hで考える

採用広報とは、採用を目的として求職者に向けた広報活動のこと。 つまり、Indeedに求人募集を出したり、noteでブログを書いたり、新卒学生向けにInstagramを運用したり、就職フェアに出展したり…こういった活動はすべて採用広報となる。 理解はできたけど、採用広報って具体的にどうやって進めていけば良いか? 質問されることも多い。そこで、まずは採用広報の全体観を5W1Hでイメージしてもらう。 採用広報の5W1Hとは?5W1Hとは、「When(いつ)」「Where(どこ

意外と知られていない求人ボックスの効果改善方法

IndeedやIndeed PLUSの情報ばかりが話題になる今日このごろ。 だけど、求人ボックスも最近良い感じになって来ているので記事にする。 2023年末に調べたsimilarwebのデータを見ると 月間ユーザー数:9,387,000 平均滞在時間:6分47秒 平均ページビュー:7.06 直帰率:30.52% と優良なアクセスをかなり獲得できていることがわかる。 2023年から応募する際にユーザー登録が必要になったことで一時期応募率が激減したが、最近はかなり元の水準

採用は投資、育成は運用

人的資本経営という言葉は2023年の人材業界バズワードだったそうで。 つまり、人材(人財)を人件費の発生するコストではなく、価値を生み出す資本・資産であると考えようよ、という言われてみれば当たり前の話。 それならば、金融資産運用と重ね合わせて理解すればわかりやすい。つまり、人材という資産を獲得するのが採用であり、獲得した資産を運用するのが育成ということになる。 採用は投資採用業務を人材を調達する投資と考えるなら、ベストな採用戦略とは何か? まず考えるべきは、いつ採用す

【2023年12月度】全国主要求人メディア月間ユーザー数を調べてみた【ランキング】

最近はIndeedが推奨しているオウンドメディアリクルーティングやSNSを活用したソーシャルリクルーティング、OpenWorkやglassdoorといった求人クチコミサイトまで、さまざまな採用手法が人材業界を賑わせている。 しかしながら、まだ昔からの求人メディアへの広告掲載もまだまだ充分効果がある。 そんな中、最近の人材不足・売り手市場の影響からか 「結局、どの求人メディアが良いの?」 というお問い合わせをいただくことが増えてきた。 「とりあえず、ビール」的なノリで「とり

ユーモアはセンスではなくスキルでしかないと思う

「あの人は笑いの才能があるよね」 「彼はユーモアのセンスがあるね」 といった言葉をよく耳にする。 でも、人を笑わせることは本当に生まれながらの才能なんだろうか? たしかに、子どもの頃からクラスの人気者で、いつも笑いをとっている人はいる。だけど、個人的にはデザインやプレゼン、スポーツと同じような一つのスキルなんじゃないかと思う。スキルである以上その背景には理論があり、練習で技術を磨くことができるはず。 ユーモア・笑いのスキルを身につけることができれば、 ▶お客さんとの

採用のKGIとKPIはこの29個を見ておけば良さそう

採用目標は会社ごとに色々あると思うけど、採用のKGIやKPIは設定されているしょうか? KGIとKPIについて改めて確認すると KGIとは KPIとは 「ウチの採用状況は良いの?」「ウチはなぜ採用できないの?」といった進捗や歩留まりを確認するためには、適切なKGI・KPIの設定が重要となるわけだ。 例えば、採用数10名を目標として掲げた場合、KGIを採用数10名と設定する。そして、10名の採用を達成するために、30名の応募が必要ならば応募数30名というのをKPIとす

採用サイトは持ち家か?賃貸か?100個の項目で検討してみる

持ち家か?賃貸か? 昔から議論されているテーマである。(個人的には賃貸派だ) 採用サイトにも『"持ち家"or”賃貸”論争』があるんじゃないか?と感じたので、その話を記事にする。 採用サイトの"持ち家"と"賃貸"とは? オウンドメディアリクルーティングという言葉が広く普及して、 今や多くの企業が自社の採用サイトを持っている。 そう。採用サイトを自社で"所有する"のが持ち家である。 では、採用サイトの賃貸とは何か? 毎月の家賃(利用料)を払って採用ページがつくれるA

"1応募1採用"は理想ではなく現実的な採用戦略かもしれない

『1応募1採用』 採用に関わる方なら、誰でも一度は考えたことがあろう言葉。 自社にピッタリの人から応募があり、トントン拍子で選考が進み入社する。 何度も説明会をしたり、面接をしたり、お祈りメールを送る必要もなく、応募者も何社も選考を受ける必要がない、まさに、Win-Winの理想形。 ほとんどの方が1応募1採用なんてただの理想論、無理だと考えている。 でも、あきらめたらそこで試合終了だ(採用は全然終わらないのに) 私も採用支援の仕事をしてきた身として、募集からの歩留ま

企業理念・ビジョンの大切さを音楽の3要素で説明してみる

音楽と企業理念は似ている。 突然何を言ってるんだ?と思われたかもしれませんが、ちょっと考えてみてください。 "音"と"音楽"は違う。ただ音を鳴らすだけでは音楽にならない。 それなのに、ド・ミ・ファ・ソ・シ・ドの5音で構成される琉球音階を元にした曲は、誰が聴いても沖縄を連想させますし、ヒップホップのように音楽が中心となって独自のカルチャーが形成されることもある。音楽は世界の地域性や民族性を色濃く反映し、人気アーティストには価値観を共有する熱狂的なファンが集まる。 同じよ

リクルート「採用力の方程式」に企業の魅力要因を当てはめてみる

リクルート「採用力の方程式」をご存知ですか? こういうやつです↓ 20年以上前から語り継がれている有名な式なので、なんとなく見たことあるという方も多いかもしれない。 「初めて見た」という方でも、なんとなく言わんとしていることはわかるかと思う。採用力を上げるには、企業力と募集条件と採用活動が大事であり、採用活動というのは採用広報と採用実務から構成されていると。 求人広告の営業シーンでは、「企業力や募集条件を改善するには時間がかかります。まず広報力を強化するために○○ナビ

サブスクビジネスのノウハウを人材派遣の採用に応用してみる

派遣会社の採用担当の皆様、こんなお悩みありませんか? そんなお悩みをかかえながら、日々様々なパートナー企業と採用計画を進めているのではないでしょうか? おそらく、人材派遣の会社さんがわれわれのような求人広告・WEB広告代理店に期待するのはただ一つ、「媒体の効果を出してほしい」ということだと思います。 「かしこまりました!がんばって提案します!」と、代理店の担当は元気良く返事するでしょうが、ここで1つ確認しておかなければいけない事があります。 求人媒体の"効果"とは何か