オオツカ

我々の現実とコンピュータネットワークを繋ぐモバイルインフラをつくる。

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最近の記事

読んだ:世界はシンプルなほど正しい

確か、昨年末に購入したと記憶しているが、ようやく読み終えた。大体3ヶ月位かかった。 内容は、理論やモデルの重要さ、それらがシンプルなほどツールとして強力であること、理論は必ずしも真理ではない場合でも有用であれば良いことを説いている。 全く正しくないけど、理解には役立つ例え話時々、物事を分かりやすく例えることに対して異論が出ることがある。それは、〜〜の話であって、この事例や理論とは全く一致していない。 具体的には、自身の経験では空間多重技術であるMU-MIMOやSU-MI

    • 企画におけるクソビジネス用語集

      うんざりするけど、自分もつい使いがちな用語集。 特に、巻き込まれた会議の中で出てきたら要注意。 課題感課題とは、「解決するべき問い」である。「感」というのは感じ、感覚である。直感的ではない曖昧さを与える。 単に曖昧さを持たせて議論の落とし所を探るための使い方ならば良い。しかし、打ち合わせの時に出て来た場合、話者は自分たちの課題を認識していない可能性がある。 例えば、課題はまだ確たるものではない中で「課題である」と断言し、それに向かって全員が進むとリスクである。それを避け

      • 会社で働く際のTips

        知的労働に関わる人向けのコツ。 論理的に考えるこれは仕事をする上での基本になる。自分一人で会社を立ち上げ、ほとんど見知らぬ人と関わらないビジネスをやっていくならばその限りではない。 論理的に考えることのメリットは、主に2つある。 物事の成功率を高めること 物事の妥当性や意味を他人に伝えること 前者を意識する人は多いと思うが、後者を意識できている人は少ないように思える。せっかくのアイデアも、他者から見たら辻褄の合わない荒唐無稽な話に受け取られてしまっては、具体化への協

        • 管理職とは何だったのか

          2~3年前、「管理職の仕事は何だと思うか」と聞かれたことがあった。 その時にどう答えたかは忘れてしまったが、言語化すると以下のようなことだったかなと思う。 経費または売り上げを最大化するために物事を考えること 考えたことを踏まえて、それを実行できるよう周りを導くこと 導いていく中で後進を育てていくこと 2~3年前は、まだそれなりに管理職というものに、世間的にも自分の中でも憧れのようなものがあったように感じる。ここ最近、驚くほど急激に、管理職の熱が下がってきているように

        読んだ:世界はシンプルなほど正しい

          読んだ:正義はどこへ行くのか

          タイトルで購入。多様性の尊重や経済の複雑化により画一的な正義や悪が描きづらくなった現代において、ヒーローがどう成立するかを考察したもの。 本書では、主に米国のヒーローと日本のヒーローを取り上げている。 米国のヒーロー像の悩み米国のヒーローは、スパイダーマン、アイアンマン、X-MEN、トップガンなどなど。正直、米国文化については実感がなく、またアニメや映画もX-MENとTMNT以外はほとんど観たことがないのでピンと来なかったが、概ね以下の話はなるほどなと思った。 これまで

          読んだ:正義はどこへ行くのか

          人の性質を踏まえたコミュニケーション

          社内で資料を説明したり、他の人の説明を聞いて思ったことを書く。 往々にして、人は言いたいことを言いたくなり、聞きたいことしか聞かない性質があるようだ。 コミュニケーションはどうあるべきかまず、そもそもとして、ビジネスにおける人的なコミュニケーションは、以下のようにあるべきだ。 共通の目的が定義されていること 定義されていなければ、それを定義することが最初の目的になる たまに、話が堂々巡りになる、相手が何を言っているのか全然分からない、ということがある。これは、上記の目的

          人の性質を踏まえたコミュニケーション

          決めるのも仕事

          成果物を生み出すという過程において「決める」という行動が出てくる。 判断が必要な仕事成果を生み出す過程において、判断が必要になることがある。 多くの人が関わる仕事であれば、判断は増えてくる。人それぞれの持つ解釈の揺らぎ、外部環境の変化、新たな発見への対応や対処が起因する。つまり、どんなに精緻な要件定義を行なっても起こり得る。 判断は、ある成果物を生み出すにあたった全体のコンセプトを熟知している人であり、全体の成果を最大化することに責任を持つ人が行うべきだ。これは、全ての成

          決めるのも仕事

          成果は能力と行動

          前回、成果はどのように定義できるかを述べた。今回は、成果をどのように最大化できるかについて考える。 簡単に言えば、能力のある人がやる気を出せばいい、それだけの話になる。 能力能力とは、その人や対象が持つ、物事を成し遂げる力を指す。 前回の話に沿うと、開発する能力の一つに、「仕様通りにコーディングすることが出来る」というのが挙げられる。 これは、開発を達成するという成果を成し遂げるあたり必要な力だからだ。 また、「コーディング可能な仕様を定義する」というのも立派な能力になる

          成果は能力と行動

          製品やサービスのリリースに関する仕事の成果

          業務や役割が細分化していく中で、従業員の成果はどのように定義されるのか。 特に、生成AIといったテクノロジーが普及する中で、知的労働者の位置付けはどのようなものになるか。 この記事では、製品やサービスのリリースにあたってはどうかを取り上げる。 売り上げを高めるか、コストを下げるか多くの人は規模はさておき、株式会社で勤めている。株式会社のKPIは、以下のようなものがある。 売り上げを上げる 物やサービスを準備し、それを売ることで得られる。 利益を上げる 売り上げを前提に十

          製品やサービスのリリースに関する仕事の成果

          CDを再生する環境

          最近、LUNA SEAのMOTHERとSTYLEが発売された。CDを購入したものの、CDを再生する環境が整っていなかったので買い直した。 元々の環境リビングには、BDプレイヤやDENONのサウンドバーがある。DENONのサウンドバーは、音楽再生用にイコライジングが掛からないピュアモードが付いている。そのため、稀なCDの再生機会ではBDプレイヤ+DENONという組み合わせだった。 パワーアンプを買う10年ほど前に買ったDALIのパッシブスピーカーが家に残っていたため、これを

          CDを再生する環境

          体調不良

          20時には仕事を終わるキャンペーンを続けているが、先日早々に体調を崩して会社を休むことになった。 咳や熱といった症状はなく、体がひたすら怠いという状況。天気が悪く気圧も低下していたのが原因と思われる。 これまでは、午後には概ね回復する感じだったが、今回は気分も上がらず昼間も夜も一日寝ていたので過去最悪だったと言える。 ウェザーニュースの記事によると天気鬱という症状もあるようだ。 年齢による衰え、運動不足、過労などいくつかの原因が考えられるものの、そろそろ自分を労って生き

          2024の目標

          今年は残業を減らすことにした。 具体的には、20時にはPCをシャットダウンする。 去年を振り返ると、多くのやる事があった。特に下期は人が減った。その中で効率を求めると、自分でやった方が早い。業務が集中する、のサイクル。まずい。 歳を重ねると、この働き方は続かない可能性がある。 新たな能力が得られていないのがまずい。今の実力で評価は得られているが、持っている能力は革新的ではないので、限界がある。 まずは仕事の時間を減らす事にした。空いた時間は読書やプログラムに充てたい。あ

          リモートワーク再考

          リモートワークから出社する形態に戻ってきたが、生産性が本当に上がるのか不安なところもあるだろう。本記事では、出社が必要な場面とそうでない場面を比較する。単位時間あたりの成果物の量、通勤時間や声をかけられることなどの面で、リモートワークと出社を比較し、それぞれのメリット・デメリットを明らかにする。また、出社によって得られる「引き出し」についても言及し、情報の交換が大事であることをソーシャル物理学の観点から解説する。最後には、組織目線ではなく、働き手の視点で考えた場合の出社のメリ

          リモートワーク再考

          技術者の付加価値

          最近、技術部門のメンバーと会話をしていて、技術者には大きく2つの能力を持っておくのが良いのではと感じたので記す。 技術者の定義技術や技術者というと、人それぞれ違うイメージを持っているかもしれない。ここでは、「何か課題があった時にそれを解決できる手段や方法」と技術と定義し、「実際にそれを使って解決できる能力を持つ人」を技術者とする。 丁寧に書くと、「明確になっている課題に対して、ある解決方法が有効であることを示すことができる」人が技術者になる。 課題と解決方法の関係しかし

          技術者の付加価値

          整えてよかったテレワーク環境

          テレワークのために使っている機器を纏める。 マイクやオーディオインターフェースは、音楽用と共用なので特殊かも。 全景デスクは120x70cmのサイズ。おそらく、元はダイニングテーブル用途。 PCは会社支給のDELL 13インチ。USB-Cのポートがあるので、ハブで給電、HDMI、キーボード、オーディオインタフェースを接続している。 その他、スマホやiPadの充電のためUSB電源も設置している。 デュアルディスプレイ環境ディスプレイは全く拘っていないが、23.8インチを2

          整えてよかったテレワーク環境

          少子化

          出生数が落ち込んでいる、という、ずっと昔から少子化対策などと言葉を変えながら指摘されている話が、まだ続いている。 官房長官のコメント全文を読む限りでは、「様々な要因が絡み合っている」と、真因または最も阻害する要因の特定もできていない状態が続いているようで、「何もせずに棚上げしてきた」様にも読み取れる。 実際には、不妊治療の保険適用が22年に開始となるなど、何もしていないわけではないと思うけれど・・・。 昨年度には、児童手当の交付について、高所得者への特例給付金となる月500