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DX推進支援とは

はじめまして。DXの総合支援を手掛けるアスナビス株式会社、筑波大学発ベンチャーとなるシステム開発会社の株式会社アイクスの代表を務めております、高橋優太です。今回は、DX推進の総合支援サービスを提供するアスナビスの始まりから、私の考える本当に必要なDXについてお話ししたいと思います。
(筑波大学発ベンチャーでの取り組みは、また別投稿でお話したいと思います!)




日本におけるDX推進人材は「質」「量」ともに不足

私自身、日頃より中堅・中小企業の経営層の方とディスカッションさせて頂く機会を多くいただいておりますが、「社内にDX推進人材がいない」というお困りごとをお持ちの方が非常に多いと感じています。

実際、IPA(独立行政法人 情報処理推進機構)より公表されているDX白書などによると、
事業戦略上の変革を担うDX推進人材の「量」と「質」の確保について、過不足はないと回答した企業は全体の約15%に留まったとの事です。

人材不足の背景にはDX推進人材に必要とされる能力の高さが一つの要因と思います。
事業競争力強化に大きく貢献するDXを実現するためには、ビジネスと先端技術を繋ぐ様々なスキルと、変革を起こすためのマインドセット双方が必要となり、この両側面を持ち合わせた人材の絶対数が日本ではまだまだ少ない状況にあります。

私は過去にコンサルファームに所属していたのですが、そこへDX推進案件の依頼が次々と入ってくるのですが、それに反してDX推進の人材不足が慢性的に続いているために、需給ギャップが大きく、サービス提供としての単価が高くなります。
そうなると中堅・中小企業様にとって、このようなサービスを活用するハードルは高くなってしまうという現実がありました。

思い切って中小企業へ入社
推進したDXに大きな手応え

私はこのような状況にずっと疑問を持ち、この状況を打破したいと考えていました。
日本の企業における99%以上は中小企業であり、中小企業でもDXにチャレンジできる機会を創出できれば、日本全体の様々な社会課題の解決にも貢献するはずだと確信していたからです。

しかし、私自身は中小企業に属したことがなかったため、その立場に立って、DX推進にどのような課題があるのか実態を知るため、思い切って転職、中小企業と言われる会社の中で新規事業の立ち上げとDX推進を責任ある立場で進めることを決めました。

その経験の中で、DX推進において中小企業だからこそ得られる大きなメリットがあることを知りました。

例えば、DX推進にあたり中堅・中小企業だからこそ活用できる独立行政法人との共同研究や補助金などの活用があることです。
大きな金額で、DX推進に係る費用の補助が全額対象となると公募倍率は高くなりますが、実際に高公募倍率の共同研究や助成を突破するためのノウハウを得ることが出来たのは、非常に大きな経験値となったと思います。

また、中小企業だからこそ、自分たちの現状や強みを棚卸しすることが比較的容易であり、機動力があるからこそ、DX推進により既存事業を大きく飛躍させることが可能であることも中小企業の大きなメリットだと感じます。

世間からの注目についても、注目されるのは企業のネームバリューではなく、DXにおいては何を成し遂げたかが重要であると実感しています。
実際に、私が進めた中小企業でのDX推進においてはGoogle様のセミナーや様々なシンポジウムでの登壇依頼を頂いたり、日経グループ様での雑誌・WEB媒体などでも取り上げて頂き、そこから大きな反響を得て新たなビジネスの展開に繋がることもありました。新たな企業価値の創出もDXの目指すべきところであると考えています。

中小企業でのDX推進に必要なものとは

そういった活動を通して、様々な中堅・中小企業様からのDX推進に関するご相談を頂くことが非常に増えましたが、多くの企業様において、展開している事業の魅力や固有シーズを持ちながらもDX推進ができていないことが非常にもったいないと思うことが多々あります。

また、過去にデジタルツールの提供元や、ITベンダーに言われるがままにシステム構築・導入に至り、思うような効果が出ずに「デジタル不信」に陥ってしまっていた方も多くいました。

しかし、そういった苦い思い出がある企業の方でも、他社がDXに積極的に取り組むことで、自社の市場を侵食するリスクがあるという危機感をお持ちの方がほとんどです。

そのような危機感をお持ちの企業様から多くのご相談を頂く機会を得ることと、実際に自分が中小企業に入り込み、DX推進を行ってきたことで、中堅・中小企業のDX推進に特に必要なことがはっきりと見えてきたように思います。

これは企業規模に関わらず重要なことですが、まずは自社の「あるべき姿」をしっかり描くことがその一つです。「デジタル不信」に陥ってしまった企業も、紐解けばこの部分を明確にできていなかったことが多くあります。

また、中小企業においては様々な制約がありますが、DX推進に係る資金面でのリスクを最小限に抑え、速やかに効果を挙げ、キャッシュを生み出すことも重要だと思います。

アスナビスそして私の目指すところ

そういった中堅・中小企業様でも実現できる、本当に必要なDX推進支援を行うためアスナビスの活動はスタートしました。
サービスの詳細は、ホームページの内容をご確認頂けると幸いですが、中堅・中小企業様の制約を踏まえたうえで、顧客それぞれに違う「あるべきDX」を実現するために、DX推進のプロフェッショナル人材が定額でDX推進に向けたあらゆるサポートを行っています。

企業の理念を尊重するとともに、お持ちの強みを生かし、それぞれに違う「あるべき姿」を実現することをひたすら追求していくことが中堅・中小企業のDX推進において非常に重要であり、それは商材ありきなデジタルの押し売りでは、決して成し得ないと考えています。
私自身これからも、アスナビスのDX総合支援サービスを通じて、企業規模に寄らずあらゆる企業の大きな可能性を信じ、個々のあるべき姿の実現、そしてすべてのお客様と新たな価値の創出を目指す活動を続けてまいります。

アスナビスでは無料相談も随時受け付けていますので、漠然とした問題意識をお持ちの企業様にもご活用いただけます。お問い合わせはホームページの「お問合せ」や、各種SNSよりお待ちしております!
お問い合わせ | アスナビス株式会社 (as-navis.com)

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