見出し画像

いなごを食べたことがありますか?

イナゴのつくだ煮など虫を食べる習慣がある国があります。世界に目を向けると人類によく食べられている虫はイナゴで、中国や東南アジアでもよく食べられているようです。中国ではなんでも食べる、足があるものはテーブル以外何でも食べるなどと言われている国ですから。日本に住む中国人は夏が来るとセミを採りに出かける・・・生態系を壊すのでは、と問題になったと聞きましたが、沖縄では昔から食べられていたそうですね。

東南アジアでは他にも様々に虫が食べられているようです。バンコクの屋台でサソリが串刺しにされて売られているのを見たことがありました。フランス人が食べていたので味は同どう?と聞いてみました。ベーコンみたいだと言っていました。十数センチはある真っ黒なサソリでした。

虫は旧約聖書レビ記11章には、昆虫は汚らしいものだから食べてはいけないと書かれていますが、イナゴは食べてもいいとあります。モーゼのお話の中にも語られている虫です。アフリカとかでは大発生したとか。時に聞きますものね。

イナゴは稲子と言うくらい、イナゴを食べるということは動物性たんぱく質をとることにもなります、と同時に駆除もしてしまうというまさに一石二鳥のお得な行為になるようです。私たちの食卓に上がることはありませんでしたが、私の祖母が時にそれを捕まえては飼っていた鶏にあげていたのを思い出します。

ヨーロッパには虫がいないから無論食べる習慣なんてないのです。イソップ童話で有名な『アリとキリギリス』は本来、ご存じのように古代ギリシャにおいての話。で、このお話はもともとは『ありとセミ』と言うタイトルだったのだそうです。しかし、北部ヨーロッパではセミがよく知られていなかったので、このお話の中ではセミの代わりにキリギリスが登場することになったそうです。

私がノルウェーに住んでいた時の話です。夫がオスロのデパートで見つけた、と日本からの輸入品と言う缶詰めを買ってきました。silk wormと書いてありましたが、全然かいことは形が違っていました。いったい何だったんだろう?夫はパンの上にのせて食べていましたが。パーティでも皆に食べてもらっていましたよ。

50年前のことです。今ではもっと日本の食品も手に入るようになっていると思いますが、当時、同じデパートですき焼きの缶詰めも売られていました。それに嬉しかったのはキッコーマンのお醤油でした。

夫は海外に出ると、虫はトライしようとしませんが、乗り物には様々にトライしています(日本ではそうバラエティがないようです)。見つけては珍しい乗り物に乗ろうとします。中国ではダチョウにのりました。費用は1回1ドル。想像できますか?乗っても持つところがないのです。それに夫と言えば、あの頃、80数キロありました。ダチョウにしてはいい迷惑だったと思います。

で、持つところがないので、かといってどこか持たないとすぐ落とされてしまう・・・夫がつかまえて持ったところはダチョウの首でした。夫が必至になってつかんめばつかむほどダチョウとしては苦しくて必死になって走りまくって・・・かわいそうでした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?