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ノルウェー語は英語の中にいっぱい入っている

まず、前回の記事の中で書いたノルウェー語の意味からです。
Jeg har en bror.
= I have a brother.
Vi reiser til Turikia.
= We travel to Turkey.
Jeg er glad i mat.
= I love food.
英語に似ているでしょう?
ノルウェー語のいいところは人称によって動詞が変化しないところ、面倒なのは他の多くのヨーロッパの言語と同じように女性名詞、男性名詞があることです。
こんな風に英語やドイツ語に似ているので彼らにとっては近辺の国の言語を学ぶのは日本人が英語を学ぶほど苦労をしないのではと思います。
reiserという言葉はドイツ語にありますし。
ノルウェー語にはラテン語も入っています。歴史的なものが背景にあるのでしょう。
例えば、太陽はsun ではなくsolを使っています。ただし「日曜日」は sunの方を使っていますが。
ノルウェーのバイキングは南に航海し交易(彼らはそう言いたい)をしていました。イギリスを支配したこともあります。で、多くのノルウェー語が英語の中に入っていきました。
Carnabyとかの地名にあるbyとは町の意で今もノルウェー語では不通に使われている語です。
queen も元々はノルウェー語です。もとをただせば「女性」を意味するkvineから来ています。彼らは女性を「女王」のように大事にしていたのでしょうか?
manは英語もノルウェー語も同じです。
husband も元々はノルウェー語で、納付の意味です。husとは「家」の意味です。
husbandとは英語では「夫」の意味ですが、この言葉、ノルウェー語ではmin man (minとはmyの意)と言います。ドイツ語、フランス語などでもこの言い方のようです。
skで始まる言葉も元はノルウェー語です。綴が少し変わって来ていますが、skirt, shirt, shoe, sky、skinなどです。skはもともと「~を覆うもの」という意味があります。
このskの発音は日本語とも英語とも違っていて、hの発音もそうなんですが、夫は日本語の「ひろ」とかいう音を発音するのに苦労していました。今もかな?
ところでviking のvikとは「入り江」という意味でノルウェーに行くと~vikという地名が多くみられます。要するにフィヨルドの近くの地名です。
私は語源にすごく興味を持っています。語源、言葉の成り立ちを知ることで一つ一つの言葉の真の意味を知るような気がします。
例えば、foreigner・・・外国人ですが、これってfor =家の外(この場合は国の外)、reign=国、 er=人
なるほどと思いませんか?

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